安全装置に含まれる73カテゴリ一覧です。リセッタブルヒューズ・安全機器・バリスタ・ヒューズなど幅広く、カテゴリの概要・原理・使用用途の検索や、製造メーカー・代理店を探すことができます。
安全装置とは、故障や過負荷などによる機器の破損や、事故や災害を防ぐために、設備や車両に設置される装置のことです。また使う側、操作する側の人間がミスをしても機器の破損を防いだり、事故や災害に発展しないように緊急停止したりするものもあります。
安全装置は、設計思想の違いから大きく分けて2種類に分類されます。
フェイルセーフは、設備が故障したり、地震などの天災などが起こった時に、事故や災害に発展されないように設計された安全装置です。
例えば、踏切の遮断機は停電したときに、遮断桿が降りてくるようになっています。遮断桿が降りていれば、いつ電車が来ても、車は踏切を通過できないので電車事故は起こりません。
また、石油ストーブは、地震が起きた時に揺れを検知して、自動で停止するようになっており、地震によってストーブが倒れてしまっても火災が発生しないようになっています。他にも、高圧エアーを使う設備では必要以上に圧力が上がった時に、圧力を大気に逃がすことで設備の破損を防ぐという安全装置もあります。
フールプルーフは、操作する人がヒューマンエラーが起こってしまっても、事故や災害に発展しないように設計された安全装置のことです。
例えば、洗濯機などは回転している途中の洗濯槽に、手を巻き込まれないように、停止ボタンを押しても、洗濯槽が回っている間はフタが開かないようにロックされる仕組みになっています。
他にも製造業の工場などでは、設備内での挟まれや巻き込み事故が起こらないよう、設備の運転中に体の一部が設備内に入ると、センサーが反応して即座に非常停止がかかるようになっています。
設置する現場や機械によって様々な使用用途があります。
家庭用から事業用まで多岐にわたり、装置内に一定以上の電流が流れてしまった場合に電気回路を遮断することでショートや過熱による火災を防ぐために設置されています。
定められたクレーンにかかる荷重限界値を越えた過重がかかる場合に不安定な方向への動きを制御することで甚大な事故を未然に防ぐことができます。
油圧式のクレーンなど油圧装置で作動する機械に設置し、一定以上の圧力をバイパスを介すことで油圧システムへの過大な圧力を軽減し、システムの破損を防ぐことができます。
金属加工などに使われるプレス機は非常に大きな圧力がかかるので、プレス機内部に人体の一部や入ってしまうの防ぐ、また万が一入ってしまった場合に機械を緊急停止させるための安全装置が不可欠です。
自動で扉が閉まるエレベーターやリフトの扉に何かものが挟まったり、触れてしまった場合に挟み込みを防ぐために自動的に扉を開き事故を防ぐことができます。
重い荷物などを持ち上げる際に使用するジャッキに搭載されているもので、作業開始時のジャッキセットのし忘れを防止するジャッキインターロック装置、および作業中に誤操作などを防止するブームインターロック装置があります。
安全装置の機器の種類の代表例をフェイルセーフとフールプルーフに分けて紹介します。
*ランキングはMetoreeに登録されている会社のみの中で、従業員数順に出したものです。あくまで規模感の目安としてお使いください。