セーフティライトカーテンのメーカー7社・25製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
セーフティライトカーテンは、自動化された生産設備において、主に作業者への安全対策を目的とした生産設備周りを囲うパーテーションや扉などが生産工程上やむを得ず設けられない危険区域や出入口に対して、一定の条件下で作業者が侵入することを監視するセンサーとして使用されています。
セーフティライトカーテンは、特に安全性を重視する性質上、国際規格IEC61496-1/2のセンサ一般安全規格に基づき設計、評価され、第三者の認定機関により安全用の機器として認定を得ています。
主な使用用途としては、生産設備などの機械周りで危険区域に指定された場所において、作業者の侵入を検出する用途で利用されています。
特に自動化された生産設備においては、作業者への安全対策を目的とした生産設備周りを囲うパーテーションや扉などが生産工程上やむを得ず設けられない場合もあることから、自動化設備の稼働時に作業者などが機器の稼働範囲内へ侵入することを監視するため、設備稼働中の区画や出入口に対して設けられる安全対策のセンサーとして利用されています。
セーフティライトカーテンは、特に安全性を重視する性質上、国際規格IEC61496-1/2のセンサ一般安全規格に基づき設計、評価されているため、万一センサーが故障状態に陥っても、安全な状態を確保するために応答時間内の回路の故障検知を実施し、異常を検出すれば即座に信号をOFFさせることで安全性を確保されています。
またISO 13855では、作業員などの人体がセーフティライトカーテンの検出領域に到達する前の規定として、セーフティライトカーテンを接続する生産設備などが停止するまでの最小距離が規定されています。
この検出に用いられるセーフティライトカーテンのセンシング性能を左右する光源には、波長400n~1500nmの範囲と定められているため、主に波長が900nm程度の赤外線を出力するLEDが用いられます。
高い安全性能を備えるセーフティライトカーテンは、一般的に投光と受光側のユニットを対にして、投光側から投光された複数の平行な光を受光側で受光するように設置が必要です。
セーフティライトカーテンは、投光側全ての光が受光側に届くことで安全な状態と判断し受光側の出力はONとなり、作業者の手足などの一部部位によって遮光された場合は、危険な状態と判断し受光側の出力はOFFになります。
参考文献
http://jp.idec.com/ja/solution/msafety/guide/safety08.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
SEF4-ESシリーズは、安全性と生産性を両立させるミューティング機能を備えながら、スリム設計と多彩なラインナップにより確実なゾーン検出を可能にするセーフティライトカーテンです。
振動が激しい環境下に対応する防振ゴムや、溶接の火花などから保護するスパッタ保護用スクリーン、本体を回転させることが可能な回転ブラケットなど、多彩なラインナップを取り揃えながら、最大20mの長距離検出性能も兼ね備えているため、大型パレットの搬送やロボットエリアへの侵入検知など、さまざまなゾーン検出を可能します。
GL-S シリーズは、従来のセーフティライトカーテンではスペース的に取り付けることが難しい問題を、極薄型で超小型サイズで解決するセーフティライトカーテンです。
GL-S シリーズは、幅と厚み共に15mmの極細で極薄の超小型サイズを実現しています。
さらに一般的なセーフティライトカーテンは、投受光双方の機器を配線同期させることに対し、配線同期を必要としない「光同期システム」や、機器の状態が直感的に広範囲確認できる3 色ワイド表示灯を備えるなど、設置から調整まで容易に行えることが特徴です。
[Type4 PLe SIL3] SF4Dは、外形寸法を変えることなく、内部ユニットの体積を従来比60%以上ダウンサイジングしながら、高い剛性も実現し多彩な機能も搭載したセーフティライトカーテンです。
性能面では、投受光素子のばらつきを極小に抑えた投光素子の光エネルギーの最大化に伴い、検出距離 最長15mの実現しながら、投受光のデッドスペースレス化に伴う未検出エリアの最小化や、最大5台の直列接続も可能なため、設備増加に伴う検出エリア拡張も容易に行えるなど、多彩な安全機能と簡単機能を備える一台です。
[Type4 PLe SIL3] SF4Cは、本体の厚さが13mmで非常に薄型でスリムなため、ワイドに使えるセーフティライトカーテンです。
[Fingerタイプ]は、SF4C シリーズと比較して検出反応速度が10ms以下で業界最速クラスを実現しているため、装置の奥行やガード距離を84mm短縮する設備のコンパクト化貢献や、セーフティライトカーテン中央部に高輝度のLED表示灯を3面備えながら光軸合わせ表示灯も備えられるなど、検出状況の確認や調整作業も容易にすることも特徴です。
F3SGシリーズは、「装置の開口部」への侵入検知に部位別の4種類や、「設備周囲」の侵入検知に3種類をラインナップする製造現場の安全を第一に考えたセーフティライトカーテンです。
F3SGシリーズは、「指、手、腕、足、体」人の部位別に対応しながら最大20mの検出距離を備えるF3SG-SRモデルや、最大70mの長検出距離に対応する「長距離、ミラー」型のF3SG-PGモデルをラインナップするため、世界中のさまざまな設備や装置環境下の安全システム構築に貢献する一台です。
F3SG-Rシリーズは、「従来比5倍の振動と劣化性能」、「水・粉塵のIP67G対応」、「環境変化に対応する最長20m検出」の「3つのタフネス」を実現したセーフティライトカーテンです。
さらには、簡単光軸調整の実現と、光量低下を知らせる機能を兼ね備えるライトカーテンのトップ/ボトムのLED表示灯、光同期システムによる投受光器の同期線不要や、「スマートクリックコネクタ」による容易な接続方法など多彩な機能を備えるため、設置作業の容易化に貢献します。
mac4シリーズは、基本と拡張タイプの両モジュールを組み合わせて最大1050mmの検出高さに対応するセーフティライトカーテンです。
mac4シリーズの特徴は、検出物体17mmと30mmの2種類に対応しながら、25x30x255mmのコンパクト設計を採用した両モジュールや、本体長104mmのエンドモジュールもラインナップされているため、自由に積み上げや組み合わせをすることで容易なシステム構築からさまざまな設置環境や状況に対応することが可能な一台です。
OY050Sは、ESPE規格IEC 61496-1の4要件の安全等級に適合した高い信頼性を誇るセーフティライトカーテンです。
OY050Sは、安全等級に適合した高い信頼性を誇るため、本体外装はアルミニウムと, フロントレンズにはPCを採用し、接続コネクターにも十分に配慮したM12コネクターを採用しながら、検出高さ範囲1510mm、分解能30mmや、検出状況を表示するLED表示など標準的な機能は全て備えているため、厳しい産業環境に対応するスリムで堅牢な一台です。
SE4D形セーフティライトカーテンは、最大4台接続を可能しながら、検出する光軸エリアを4分割表示して入光位置がひとめでわかる3ステップの簡単光軸調整を備えるなど多彩な機能を備えるセーフティライトカーテンです。
人体通過時のみ生産ラインを停止させながら、ワーク通過時は検出を止めないミューティング制御機能や、検出時に電源が落ちた停止後のラインもスムーズに再起動できるオーバーライド機能、最大3台連結接続など多彩な機能を備えるため、大型生産ラインなど安全性と生産性の両立を可能にします。
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