冷却水循環装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、冷却水循環装置のメーカー17社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。冷却水循環装置関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:オリオン機械株式会社、2位:マツモト機械株式会社、3位:アジレント・テクノロジー株式会社となっています。
冷却水循環装置 (英: Chiller) とは、装置の内部において水を冷却し循環させ、試料や装置の温度をコントロールする装置です。
産業機器・計測機器・食品加工機器の装置の温度を一定に保つことによって製品製造や工程管理において、条件を揃えることができます。冷却水循環装置の温度設定範囲は-20℃〜30℃程度で、冷却能力と設置場所などを考慮して目的に合ったものを選択します。
冷却水循環装置は、自動車産業、半導体製造分野、産業機械・工作機械、分析装置、食品加工業など様々な用途で利用されています。
例として下記が挙げられます。
冷却水循環装置には冷却方法と循環方式によって種類が分けられます。冷却方法は空気で冷やす空冷式と水で冷やす水冷式があり、循環方式は密閉系循環式と開放系循環式があります。
空冷式 (英: Air Cooling Type) は、ファンを使って液体を冷やし、奪った熱は外部へ放出する方法です。比較的簡単な構造で装置の小型化が可能ですが、熱を外部へ放出するため設置場所の温度が高くなるデメリットがあります。
水冷式は水を循環させることで冷却する方法です。冷却水はポンプで循環させるため熱は発生しません。空冷式よりも効率が良く騒音もありませんが、構造が複雑です。水冷式に使われる液体としては、水道水、不凍液やエタノール、メタノールなどがあります。
密閉系循環式は熱交換器のような冷却に関わる部分が密閉されています。密閉されていることから錆びやすいため、コネクター付近に発生する結露水を排出させる必要があります。
開放系循環式は、冷却する装置を水で満たしたタンクの中に入れて冷却する方式です。
参考文献
https://www.amux.co.jp/blog/373
https://www.taiyoalesco.jp/blog/2129
https://eyela-chiller.jp/chiller/about/
https://www.amux.co.jp/blog/551
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株式会社光伸舎 エムケーオー企画*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | オリオン機械株式会社 | 18.9% |
2 | マツモト機械株式会社 | 10.7% |
3 | アジレント・テクノロジー株式会社 | 10.2% |
4 | 株式会社高木製作所 | 8.2% |
5 | タイテック株式会社 | 7.1% |
6 | 株式会社大洋アレスコ | 5.6% |
7 | アドバンテック東洋株式会社 | 5.6% |
8 | 英弘精機株式会社 | 5.1% |
9 | ヤマト科学株式会社 | 4.1% |
10 | エムエス機器株式会社 | 3.6% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月の冷却水循環装置ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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2021年7月17日
Unichiller015 OLE冷却水循環装置(チラー)は、冷凍機と循環ポンプを組み合わせた構造であり、-20~40℃の範囲の温度制御が可能です。
明るくて見やすい有機ELディスプレイを搭載しており、簡単に操作することが可能であり、コンパクトに設計されているので、ラボでの使用に適しています。
過昇温防止機構や、ポンプ過負荷検知機構などといった安全装置を搭載しているので、安全に使用できます。
プレート式熱交換器で熱媒体を冷却しているので、精密で高速な冷却が可能であることが特徴です。
OMAチラーは、ポンプにより水を循環させ、氷を形成させずに0.5℃~1℃に冷却した水を冷却槽に送り込むことが可能です。
開放型熱交換システムなので、凍結による事故が発生しないことが特徴です。
水を冷却装置上部のディストリビューターから、側面に取り付けられた特殊冷却プレートに通過させることで冷却を行い、上から下への一度の通過で最大20℃から0.5℃の温度差の冷却が可能です。
乳業・製菓・飲料・水産加工・加工食品などといった、食品業界での使用に適しています。
冷却水循環装置「クールエース」CA-3310(S)・4310(S)型は、2~3馬力のハイパワーチラーです。
圧損失の高い流路でも問題なく循環可能な高圧ポンプが装備されており、ポンプ内にリリーフ弁が標準装備されているので、圧損失による槽内の撹拌効率の低下を防ぐことが可能です。
標準的に温度記録計出力・アラーム出力端子、外部温度センサ端子が付属しているので、産業・工作機械、半導体製造装置などへの使用にも対応しています。