分電盤のメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
分電盤とは、元電源側から送られてきた電気(電圧)を使用したいものへ届ける設備で、屋内・外へ設置されています。
金属製の盤内へ漏電遮断器やブレーカーが取り付けてあり、負荷側で短絡、地絡、漏電等の電気事故が発生した際に分電盤で電源供給を遮断し、火事などの二次災害を防ぐことができます。また、分電盤によっては内部に乾式トランスが設置してあり、負荷側で使用したい電圧へ変圧し、ブレーカー等を介して電力を供給します。
分電盤は、家庭・工場など幅広く設置されており、家の中では電気機器の多使用による電力オーバーや漏電などを検知し、ブレーカーなどをトリップさせます。
また工場内では、主に低圧設備への電力供給の際に設置されていることが多く、負荷側で短絡、地絡等した際に分電盤内のブレーカーがトリップし、電源供給を断ちます。分電盤内のブレーカーをトリップすることでその上位の遮断機をトリップさせる必要がなく、停電範囲を該当設備のみに抑えることができます。
分電盤は、主にブレーカーなどの電源遮断装置からできており、その機器を通じて負荷側へ電源供給を行っています。
ブレーカーは、定められた定格以上の電流が流れるとトリップし、電源供給を遮断する機構を有しています。分電盤一次側の電圧を、分電盤内にある複数のブレーカーへ分配し、それぞれのブレーカーから使用機器へ電源供給を行っています。使用機器で短絡等の電気事故が発生した場合は、分電盤内の該当ブレーカーのみが動作するため、どの設備で電気事故があったのかを判断することができ、またその他の使用設備は電源供給が遮断されないため、使用し続けることができます。
また、ブレーカーと合わせて電磁接触器などの機器が設置されているものもあり、モーターなどの使用したい負荷を動かすための条件が成立すると、電磁接触器が動作し使用設備へ電圧が供給され動作させることができます。逆に条件が不成立となると電磁接触器がオフとなり電源供給を遮断します。
参考文献
https://www.tepco.co.jp/ep/private/guide/detail/bunden.html
社員数の規模
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