ライトカーテンのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ライトカーテン(Light Curtains)は、人や物体が機械装置の危険領域へ侵入したことを検知して、センサーを使って防ぐ安全確認用の機器です。
機械装置の扉のない出入り口で、光軸を遮ったことを検知して停止するまでの時間を確保し、人や物体が危険物に接しない距離を決めて設置するものです。
機器によって最小検出体の大きさが異なるため、遮光する物の大きさや、安全距離、設置場所の高さなどを考慮して用途に応じて適切なものを選ぶ必要があります。
ライトカーテンは 金属加工、薬品、食品、包装、半導体、液晶製造、搬送、 自動車など自動化された生産設備のある製造現場などで作業者への
安全対策を目的として使われています。
自動組立機、実装機、包装装置、印刷機械やラインコンベア設備などが稼働する危険な領域にパーテーションや扉などの設置ができない時、
作業者の手や指、腕、足など人体一部、遮蔽物の侵入があることを監視するセンサーとして使用されています。
ライトカーテンは、投光側ユニットと受光側ユニットを組み合わせて、1セットとして構成され、投光側から投光された複数の平行な光を受光側で
受光するように平行に設置します。
安全性を重視する機器で、作業員などの人体がライトカーテンの検出領域に到達する前の規定として、生産設備などが停止するまでの最小距離や
投光器と受光器の間での光軸の角度方向のずれの許容値である有効開口角などが国際規格に基づいた安全用の機器です。
ライトカーテンの光源には、波長400nm~1500nmの範囲と規定されているため、波長が900nm程度の赤外線を出力するLEDが主に用いられます。
投光器側が放つ複数の光軸を受光器側が全て受け取ると異常なしと見なし、機械装置の運転を許可します。作業者の手足など遮蔽物の侵入により、
光軸が一部でも遮られると危険な状態と判断し運転を停止します。
ワーク通過時と人体侵入時を区別して、検出エリア内をワークなどが通過する際は工程を保持させるミューティング機能や一定の範囲だけを
無効化できるブランキング機能なども設けられています。
参考文献
https://www3.panasonic.biz/ac/j/fasys/sensor/safety/index.jsp#ANCHOR01
https://www.keyence.co.jp/products/safety/
https://www.fa.omron.co.jp/products/category/safety-components/safety-light-curtains_safety-multi-light-beams_single-beam-safety-sensors/safety-light-curtains/
https://xtech.nikkei.com/dm/article/LECTURE/20130408/275482/?P=3
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