分離・抽出装置に含まれる22カテゴリ一覧です。ソックスレー抽出装置・遠心分離機・遠心濃縮機・HPLCなど幅広く、カテゴリの概要・原理・使用用途の検索や、製造メーカー・代理店を探すことができます。
分離・抽出装置とは、自然界に存在する混合物から目的に有用なもの取り出す分離・抽出操作を行う設備です。
分離とは、液体の中に混ざっている固体や気体の中に混ざっている液滴などを取り除き対象の純度を上げる操作です。抽出操作は、対象の沸点の差や溶媒への溶けやすさ、対象の密度差などに注目して成分の純度を上げる操作です。
研究室レベルのスケールから、大規模プラントレベルのスケールまで分離・抽出の目的に応じて必要な設備の規模感も変動します。
分離・抽出装置には様々な種類があります。分離・抽出したい対象の物性や操作にかけることができる時間・加えることができる熱などに応じて設備を使い分けます。
ソックスレー抽出装置は、抽出したい成分をもつ固体試料に対して、蒸留した溶媒を複数回浸透させることで、固体試料に含まれる有用な成分を濃縮していく設備です。
混合液を高速回転させると、遠心力がかかり重たい成分と軽い成分が分離します。この遠心操作を行うのが遠心分離機です。大型の産業用途のものからラボレベルの卓上遠心機もあります。サイクロンセパレータは、この遠心力を機械の回転ではなく気流で生み出す遠心分離機の一種です。
遠心濃縮器は、上記の遠心分離の操作を数度行い、目的以外の成分を分離することで不純物を取り除く設備です。
HPLCは高速液体クロマトグラフィーの略語です。混合物に含まれる成分は、それぞれ特定の物質に対する吸着性が異なります。この差を利用して、混合物をカラムに流して分離していく手法がHPLCです。
一般に濾過とよばれるプロセスで利用されるのが固液分離機です。ろ紙のと同様の原理で液体に混ざった固体をフィルターで濾す方法もありますし、真空にして低圧にすることで水を蒸発させて固液を分離する機材もあります。
エンジンなどで、潤滑油中にガスが混入するとオイルの放熱特性が阻害されます。これを防ぐために、回転式の遠心分離機をつかってガスを飛ばす設備がオイルセパレータです。
ロータリーエバポレータは目的成分の濃縮のために用いられる蒸留装置です。ロータリーとはサンプルを入れた蒸留フラスコを回転させる動きをさします。回転するとフラスコ内の溶媒が薄い液膜を形成するので蒸発速度が早くなります。これによりほかの手法と比較して早い速度で蒸留が可能になります。
空気の中には細かい液滴が含まれています。こういった液滴が機械に付着すると劣化の原因となります。ミストセパレータは、濾過の原理でオイルなどの液滴を吸着させて、高純度の空気をつくりだす設備です。
*ランキングはMetoreeに登録されている会社のみの中で、従業員数順に出したものです。あくまで規模感の目安としてお使いください。