セーフティスイッチのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
セーフティスイッチは、安全スイッチとも呼ばれ、工作機械の扉や周囲の安全柵など、安全を確保する必要がある場所に設置されます。工作機械が動いている最中に扉が開いてしまうと、大怪我に繋がる可能性があるため、機械の運転と停止を判別し、停止時にのみ扉が開くような構造にするために必要な部品です。主にロック機構の付いたロックタイプと非接触式の物が存在します。
主に安全が確保されていない状態では装置の動作や起動を許可しないインターロック装置として使用されます。さらに装置稼働中に扉や安全柵が開かないようにロックをかけたい場合は、ロック機能付きのものを選択します。
一般的な使用例としては、以下のようなものが挙げられます。
この他にも、人間の安全確保用途ではなく、装置自体の安全確保のために使用することもあります。特に複数台のロボットアームが連動して稼働する生産ラインなどでは、予期せぬタイミングで動作が始まることにより、ロボットアーム同士が接触し破損してしまう可能性があるため、上記と同じような構成で確実に安全な動作ができるような設備構成が必要となります。
主にロック機能を持ったものと非接触式のものが存在します。以下にそれぞれの仕組みと特徴について記載します。
〇ロックタイプ
一般的に、内部構造としては「カム」と「ロッド」の関係によるロック機構を有しており、扉の開閉などに応じて「カム」と「ロッド」が動くことにより、ロック状態を切り替えることができるようになっています。ロック方式としては、主に以下の2つが挙げられます。
〇非接触タイプ
塵やゴミの発生を防止したい場所では非接触タイプのセーフティスイッチを使用します。ロックタイプでは、摩耗による粉などが発生する可能性がありますが、非接触タイプであれば、その心配はありません。主な検知方式としては、磁気検知方式や電磁誘導方式のものなどがあります。このような特長を持つため、クリーンルーム内の設備や食品製造ラインなどでの使用に向いています。
参考文献
https://xtech.nikkei.com/dm/article/LECTURE/20120828/236140/?P=5
https://xtech.nikkei.com/dm/article/LECTURE/20121025/247572/
https://www.keyence.co.jp/products/safety/safety-door/
社員数の規模
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