バイメタル式サーモスタットのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
バイメタル式サーモスタットとは、バイメタルと呼ばれる2種類の異なった金属を張り合わせた接点において、ある温度に達すると、金属の特性の違いから、金属が反り返って、接点が離れて、回路を遮断する機能のあるサーモスタット(温度接点装置)のことを、総じてバイメタル式サーモスタットと呼んでいます。この方式の歴史は長く、又、半導体などの比較的環境に弱い材料は使用していないので、信頼性が高いのがメリットと言えます。
バイメタル式サーモスタットが使われている環境は、通常、温度保護は半導体や電子回路やセンサなどを使った方式が現在では一般的ですが、その様な繊細な部品が耐えられない様な過酷な環境下で使用される場合に、昔ながらのバイメタル式サーモスタットが今もなお使用され続けています。その信頼性の高さが現在でもつかわれている理由と考えます。温度保護用部品としては、使用している材料が金属だけなので、非常に壊れにくい構造であると言えます。
バイメタルとは、熱膨張係数が違う2枚以上の金属板を、張り合わせたもので、温度が変わることによって、その2枚の金属の反り方に違いが出て、金属板全体が反り返ります。この性質を応用し、反り曲がる部分を接点の開閉として利用することにより、熱源や電源のオンとオフを調節したり、温度制御することが可能になります。元々、サーモスタットは、温度を一定に保つと言う意味の開閉装置であり、2枚以上の金属の温度による反り方の違いを使って、センサや電源やヒーターなどの接点部分の開閉に利用されてきました。使用される金属には、高い膨張をする側が、鉄やニッケルなどの合金の中に、添加物程度でクロムやマンガンやマグネシウム等の金属が入っています。反対に、低い膨張をする側としては、膨張係数を低くした鉄とニッケルの合金が使われていて、結局のところ、膨張係数が高い方も低い方も、共に接点を動作させるバイメタルの主成分は、安くて加工がしやすく、耐久性にも優れている鉄とニッケルの合金が使われています。
参考文献
http://www.ngt.co.jp/technical/about_thermostat.html
https://www.nippon-heater.co.jp/products/tc/tmqttm/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社