塗料に含まれる35カテゴリ一覧です。塗料に関する情報を配信しています。
塗料の形態はその製造のしやすさ(製造性)、塗布のしやすさ(作業性)、環境への配慮などを考慮して製品として幾つかの形態として販売されています。塗料を素材の表面に塗布する事を考えると例えば固形では扱いづらいため、粉体塗料もありますが液状塗料が一般的です。
一定の粘性を持った液体塗料であればハケやローラーで塗る事ができます。そして塗布する範囲が広域であれば例えばスプレーによる吹きつけ塗装が効率的で塗料がノズルをスムーズに通過できるように粘性は低くする必要があります。
塗装で用いられる材料を塗料と呼びますが、塗装の目的は塗装される素材に様々な付加価値を加えるために行います。
付加価値としては大きく分けて2つあり、1つ目は見た目を綺麗にしたり色を変えたりして雰囲気を変え美観を整える目的があります。
2つ目は、バリア性をもたせる事で湿気、酸素や紫外線から保護することで素材の腐食や劣化を防いだり、防水硬化、断熱効果、耐衝撃性などをもたせたりなど様々な機能を付加する事を目的とします。
塗料の種類を塗料の構成要素別に説明します。構成要素としては主に4種類あります。
代表的な塗料の種類(形状)に水系塗料があります。 環境面や健康面を配慮して従来の有機溶剤系の塗料から水系塗料にとって代わりつつあり、近年注目を浴びている塗料です。 有機溶剤を含んでいないので揮発性有機化合物(VOC)を発生を大幅に削減することができ、安全に作業を進めることができます。 こういった安全面は特筆すべきものですが、水系ということもあり降雨や結露の影響を受けやすく、また対象となる塗面から油分を除去する下処理が必要など、使用上の注意点もあります。
もう一つ別の形状の塗料として粉系塗料があります。 粉系塗料は有機溶剤を一切使用しないので、水系塗料同様環境面や使用者の健康面において安全を考慮した塗料です。 液体系塗料と比べると、塗装機の自動化が容易に行えるので塗膜の品質が安定するという利点があります。 また温度や湿度など天候の影響を受けにくく、対象物の耐性(耐衝撃・耐薬品・耐食性など)を向上させることができます。
エポキシ樹脂塗料は高度の耐食性や耐薬品製が要求される大型の鉄鋼構造物・船舶・コンクリート構造物などに使用される常温硬化型のものと、粉系塗料としての加熱硬化型のものがあり、加熱硬化型の塗料はパイプ内面、電気・電子部品の塗装に使用されます。
ポリウレタン樹脂塗料は主剤の樹脂(ポリオール)と硬化剤のポリイソシアネート組み合わせた塗料で、主剤・硬化剤の組み合わせを変えることで特徴が変化し、塗装対象物に適した塗料を作ることが可能です。 主に耐候性が求められる上塗りの塗料として建築物や大型の構造物に使用されます。
アクリル樹脂塗料は設計の自由度が非常に高く、硬度・極性などを自由自在に変化させることができます。 耐候性・耐水性・耐油性・耐アルカリ性などに非常に優れており、床やコンクリート面の塗装として主に用いられます。
塗料は一定の塗装品質を保つためにも何回かに分けて塗布され、例えば3層であれば下塗り用、中塗り用、上塗り用それぞれ適した塗料が用いられます。
参考文献
https://www.asahipen.jp/howto/toryou_know.html
https://www.dnt.co.jp/products/kind/
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