データロガー・記録計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、データロガー・記録計のメーカー27社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。データロガー・記録計関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:横河電機株式会社、2位:アズビル株式会社、3位:日置電機株式会社となっています。
データロガー(記録計)とは、信号を処理し、記憶・記録する観測装置です。
最速で10回/秒(10Hz)あるいは100回/秒(100Hz)の速度で記録するため、信号観測を行う装置の中ではやや遅いものを対象としています。
コンピューターとは独立して動作し、記録できるというのが利点です。単一チャネルのロガーから、数百の入力を扱うことができるロガーまで用途によって様々です。
紙に記録するタイプと、デジタルで記録するタイプに分かれています。
温度、湿度や一部の振動、音、加速度などの記録が可能です。
温・湿度の計測で言えば、生体は勿論、家電製品の内部の定点測定、輸送時貨物車における長期的な温・湿度管理、重機やロボットの傾斜、機械の落下衝撃における加速度の測定など幅広く使われています。
小型かつ長距離の遠隔操作が可能なものや、モニターや複数のチャネルがついているタイプまであります。
複数のデータ(例えば室内の気温、湿度をどちらも計測したい場合など)を同時に記録できることで、データ間の相関関係を調査する目的で利用可能です。
紙に記録するタイプでは、入力された信号に比例した位置にペンを移動させるペン・サーボと呼ばれる仕組みが備わっています。
ペン・サーボでは、記録紙の余白にチャネル番号やタグネームや記録時間などの情報なども印字されます。
ペーパーレスタイプでは、記録されたデータを内部のメモリに保存し、外部コンピューターにダウンロードして解析を行います。
記録の形式はそのモデルに依存しますが、専用のアプリケーションで視覚化、解析がスムーズに行えます。
基本的にサンプルレートが低いため、1日単位だけではなく、1週間、1か月など長時間の記録も可能です。
データロガー自体はそもそも、データを格納しておくための装置のため、外部情報の検出をするセンサ、センサを取り付けるチャネル、データを格納するメモリ部分で主に構成されています。
そのため、小型化された製品も多くあり、生体に負荷なく取り付けることができます。例えば、長期間バイタルサインを測定するタイプでは、防水加工なども施されています。
現在、データロガーの殆どがデジタル化された中で、アナログデータロガーは稀少な製品となっています。
そんな中で、EL3000シリーズは長年愛用される記録幅100mmの最も新しい機種です。
2か3か6入力の伝統的な打点式機種と1~3入力のペン書式機種があります。
入力の種類や目盛は固定仕様ですが、設定項目が少なく誰でも簡単に使えて製造現場で人気です。
熱電対や測温抵抗体などの入力に関しても温度の目盛は直線的で読み取りし易いアナログ方式です。
しかし、熱電対と測温抵抗体などの異なる種類の入力組合せも可能です。
また電源100~240Vで、ACのフリー電源が採用されています。
その他の一般仕様としては、消費電力12~22VAで打点の数によって変わっています。
ケースは昔ながらのガラスの扉で、後ろ側はABS樹脂ケースになっています。
取付方法はパネルを埋め込むタイプで、総重量は約1.6Kgのため持ち運びも便利です。
最近の記録計トレンドにおいて、半導体メモリの低価格化やパソコンの測定システムが簡単に構築出来る様になった影響は多大です。
結果として、確実にペーパーレス記録計にユーザーは移行しており、最近発売される記録計はほぼペーパーレス記録計と言うのが現実です。
ペーパーレス記録計の歴史自体は古く、1950年代にデジタルマルチメーターが登場したことにより、その歴史は始まりました。
それとプリンターとスキャナーを組み合わせたデータロガーが計測システム製品として登場したのです。
その後、データロガーは小型化、電圧・温度測定可能で一体型の装置となりました。当時の代表的な製品はYODACシリーズがあります。
現在ではカラー画像ディスプレイの複数チャンネル品や測定結果表示をパソコンで実施するもの等、多彩な製品が開発されています。
本体に操作パネルのないペーパーレス記録計は、パソコンから記録検索・加工・表示・記録保存等の操作を行う為、パソコンソフトの重要性が高まっています。
また、測定結果を画面に表示できる記録計は本体だけで記録されたデータの表示や検索が容易に操作できる機能を持っています。
参考文献
https://www.fujielectric.co.jp/products/instruments/products/recorder/top.html
https://www.techeyesonline.com/tech-column/detail/Reference-Recorder-01/
https://www.chino.co.jp/products/recorders/el3000/
https://ednjapan.com/edn/articles/1812/04/news003_3.html
Metoreeでは各社カタログを無料で一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
データロガー・記録計のカタログ一覧はこちら企業
横河電機株式会社 クロマジャパン株式会社 Pico Technology Ltd. ハカルプラス株式会社 株式会社共和電業 株式会社テストー 株式会社トミー精工 特許機器株式会社 株式会社サカキコーポレーション エンドレスハウザージャパン株式会社 株式会社高砂製作所*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 横河電機株式会社 | 11.5% |
2 | アズビル株式会社 | 10.8% |
3 | 日置電機株式会社 | 7.4% |
4 | 株式会社キーエンス | 6.1% |
5 | 渡辺電機工業株式会社 | 6.1% |
6 | 株式会社チノー | 5.4% |
7 | 株式会社エム・システム技研 | 5.4% |
8 | グラフテック株式会社 | 4.7% |
9 | 理化工業株式会社 | 4.1% |
10 | 神港テクノス株式会社 | 4.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のデータロガー・記録計ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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Metoreeに登録されているデータロガー・記録計が含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
直感的に操作が可能なタッチパネル式の5.7インチLCDディスプレイ搭載、基本的な操作はタッチパネルですべて行うことが可能です。
記録したい時にRECボタンを押下することですぐに記録が開始され、データはSDカードで手軽に持ち出し可能、更にExcelまたは付属のソフトウェアを利用することで手軽に閲覧も実施可能となっております。
本体で最大12点の入力の他に、MODBUS通信対応機器接続やリモートAI接続なども準備されています。
入力の四則演算や積算機能はもちろんF値演算やDIから取得したデータも測定値として記録することが可能となっています。
大型VFDフルドットディスプレイ搭載、マルチディスプレイで80種類の表示パターンがあり任意に最大15種まで登録可能でDIPSキーにより表示切替がワンタッチで可能となっております。
また、記録中に記録紙取り出し機能も装備されており、ナビゲーション表示による対話式設定や高輝度LEDによる内部照明で視認性向上などが標準装備されているなど、様々な優れた操作性を実現した製品になります。
更に、ペンサーボ部は超小型ステッピングモータとラック&ピニオン方式を採用し、非接触式の光エンコード方式を採用することで、機械駆動部の高精度・高信頼性を向上させています。
多彩な表示画面と高機能を搭載したペーパレス記録計に操作が簡単なタッチパネルを採用した、5.7形液晶ディスプレイでサイズ144×144mmサイズの記録計になります。
高精度±0.1%、全点1秒のデータ集録可能で、ネットワーク機能も充実した一台になります。
また、各画面表示機能が搭載されているため、現場の目的・用途に対して選択・切り替えが可能、最大44点といったデータの同時画面表示機能も搭載されております。
更に、データ解析ソフトZAILA(別売)を活用することにより、本製品で集録したデータファイルの再生表示・波形処理・編集作業などを行うことが可能になります。
本製品は、カラー液晶ディスプレイを搭載した高性能で操作性に優れたペーパレスの記録計になります。
チャート紙のメリットを最大限に残し、チャート紙をPDFファイルとして作成する記録計になります。
具体的には、100mm、180mm、250mm幅のチャート紙をPDFで作成しチャート紙と同じサイズで出力可能となっています。
他にも、必要な時間範囲のみデータ抽出が可能だったり、PDFのパスワード保護機能による改ざん防止や製品名・ロット番号など記録と紐づけされる情報の入力や印字にも対応可能、更にバーコードによる情報入力や印字も可能となっております。
本製品は、チャート紙への記録による信頼性にメモリーカードへのデータ保存機能を加えた安心でかつ便利を加えた記録計になります。
見やすいLED表示で測定値も一目でわかり、非常にコンパクトかつ軽量で100mm幅チャートレコーダーとなっております。
複雑な設定は不要で電源をONにしたらすぐに使うことができるアナログ記録計の利便性を維持、また、microSDカードへデータ保存が可能となっており記録データのバックアップも安心して行える一台になっております。
GL7000はユニット増設、高速、多機能、多チャネルのDATA PLATFORMになります。
散布ユニットは最大で10ユニットまで増設可能、SSDユニットや表示ユニットを増設することで様々なニーズにも対応ができます。
測定データは内蔵RAMに収録できるほか、大容量のフラッシュメモリも標準で内蔵されており、SDカードにも収録できるため、オンラインPCにデータを転送させることも可能となっています。
PCインターフェースにはUSB・インターフェースを標準で装備、用途に応じてシステム構成が可能、イーサネット機能としてWEBサーバー・FTPサーバー機能を装備しているため、遠隔での監視やデータ転送も可能となっております。
GL2000は、7インチカラーディスプレイ搭載で小型・軽量・多チャネル・多目的のデータロガーになります。
DC±600V、AC600Vまで、最速で1μsのサンプリングで集録を可能としております。
大容量の測定データを内蔵メモリ、SDカードまたはUSBメモリに直接保存することが可能です。
PCインターフェースはUSB・イーサネットを完備しており、用途に応じたシステム構成が可能、またイーサネット機能としてWEBサーバーFTPサーバー機能を装備しているため、遠隔での監視やデータ転送が可能となっております。
本ハイブリッド記録計は、チャート紙への記録、SDカードスロット標準搭載、データ記録や設定値の書き込み・読み込みが可能な記録計となっております。
LCDデジタルデュスプレイ搭載で測定値も見やすく、1点デジタル表示や多点一括デジタル表示、デジタル表示+バーグラフ表示が可能となっております。
直流電圧は10種類、熱電対は36種類、測温抵抗体は12種類と合計58レンジのフルマルチレンジ対応となっております。
また、各入力箇所別に警報の設定を行うことができ、警報発生時にはLCD画面上で測定値が点滅するなど視覚的に確認が可能、また、チャートエンド機能がついておりチャートエンドを検知すると、警報動作の設定を行うことが可能となります。
こちらの製品は多彩な記録フォームと表示機能を搭載したペーパーレス記録計になります。
高速でデータ収集可能(100ms)、高精度(±0.1%)を実現、イーサネット対応でUSBポートとCFカードスロットなど様々なフィールドで活用できる機能が標準搭載されています。
また、記録だけでなく、遠隔での監視やいざという時のメール通報、データ自動転送機能、さらに分離リモート計測なども利用することができます。
本ペーパーレス記録計にはARF100とARF200があり、前者は高い操作性かつ多様な記録機能が備わった充実したネットワーク対応可能な特徴を持ち、後者は鮮明な12.1形TFTカラー液晶ディスプレイを採用した大容量データメモリと多彩な記録方式が搭載されタッチパネルで操作性を向上させたLAN環境ネットワークに対応した特徴を持っています。
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