電流ロガーのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
電流ロガー(英語: Current logger)は、電子機器や設備などが発生する電流の信号情報をデジタル処理して数値化する測定器です。
電流ロガーの場合、表示単位はA(アンペア)、mA(ミリアンペア)等が使用されます。
最速10回/秒(10Hz)もしくは100回/秒(100Hz)のサンプリングスピードのため、メモリハイコーダやオシロスコープに比べると遅い事象の信号観測に向いています。
様々な種類の電流ロガーが存在しており、求める測定精度によって適切な測定器を選定する必要性があります。
電流ロガーは主に電流測定のために使用される測定器です。
ロガーという特性上、持ち運び方式で使用される用途での利用が多く、電気工事現場や生産設備の保守メンテナンスの際に状態を把握するために使用されます。
尚、電流ロガーの場合、使用するに当たっての入力部の絶縁電圧を確認した上でスペック内の箇所でしか使えないため気を付ける必要があります。
具体的な使用事例としては、以下のようなものがあります。
ここでは電流ロガーの原理について説明します。
電流ロガーは、検出プローブ若しくはセンサ経由で計測した電流値をアナログ信号を受信した上で測定値を数値化します。
測定時の単位としては、kA(キロアンペア)、A(アンペア)、mA(ミリアンペア)の3つが良く使用されます。
センサ経由で電流値を検出する場合には、ロガー側の性能よりもセンサ側の性能・仕様に左右されるケースの方が多くなります。
検出精度を向上させるためには、ノイズが乗らないように配線経路のノイズ除去を行う、整線をしっかりする等の対応が重要となります。
計測器メーカーとしては日置電機社、MKエンジ社、エムシステム技研社などが業界では有名な企業となります。
尚、電流を測定するデータ収集(DAQ)システムは、一般的に直接測定はおこなわず電圧より電流値を換算し算出しているケースが多いです。
電流ロガーの代表的な使用例としては、リチウムイオン電池のセル単位でのモニタリング信号をBMSへフィードバックするような用途が挙げられます。
参考文献
https://www.hioki.co.jp/jp/products/listUse/?category=31
https://www.denso-ten.com/jp/gihou/jp_pdf/62/62-10.pdf
社員数の規模
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