加速度センサーのメーカー22社・81製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
加速度センサーとは加速度を測定する為のセンサーです。加速度とは単位時間当たりの速度の増加を示します。物理学的に物体に力を及ぼすことのできるパラーメーターとして加速度は重要になります。加速度センサーは静電容量メソッド・圧電型(ピエゾ抵抗)メソッド・熱感知メソッドに大別されます。各メソッドのセンサーには検知できる加速度に違いがあります。静電容量メソッドでは重力加速度を検知できますが、圧電型(ピエゾ抵抗)メソッドでは重力加速度を検知することができません。
加速度センサーは単純に加速度を測定するほか、応用的に他のパラーメーターを測定する為にも利用されています。前者の利用方法としてはスマートフォンや携帯ゲーム機などの内蔵センサー、車のエアバックを作動させる衝撃検知用センサーとして、また地震計などのセンサーなどがあげられます。後者としては静電容量メソッドの加速度センサーが重力加速度を検知することができることを利用した傾斜計などがあげられます。
加速度センサーは静電容量メソッド・圧電型(ピエゾ抵抗)メソッド・熱感知メソッドに大別されます。各メソッドの基本的な原理は共通しており、フィックスパートとフレキシブルパートに分かれています。加速度センサーに加速度が負荷されるとフレキシブルパートが変形します。フィックスパートとフレキシブルパートの差異をエレメントが検知することで加速度を測定します。静電容量メソッドではフィックスパートとフレキシブルパートそれぞれに電極が存在します。電極をもつフィックスパートとフレキシブルパートが交互に櫛状に配列されることでセンサーを構成しています。フィックスパートとフレキシブルパートの電極間は静電容量を持ちます。加速度が負荷されることで静電容量が変化し、その変化を加速度として測定します。加速度が負荷されていない状態(重力加速度のみ負荷)でも静電容量を持つため、重力加速度の測定が可能です。圧電型(ピエゾ抵抗)メソッドでは圧電エレメントを用いて加速度を測定します。圧電エレメントは加速度が加わり変形することで電気を発生させます。発生した電気を加速度として測定します。
社員数の規模
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Metoreeに登録されている加速度センサーのカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
電荷出力型加速度センサーはアンプ非内蔵タイプの加速度センサーです。
同社圧電セラミックスを応用したトランスデューザー(変換器)で機械入力を電気出力として用いることができる振動・衝撃センサーです。
加速度・速度・変位の測定が必要な製鉄所の圧延や化学プラントの動力設備の診断に多く使用されています。
超小型・小型・小型リング・小型防水・汎用・汎用リング・高感度・高温度など、形状や最大使用加速度・使用温度に合わせて選択が可能です。
AS-GA小型容量加速度センサー(変換器)はオイルダンピングタイプの小型低容量の加速度変換器です。
同社の歪ゲージの技術を応用し小型・軽量化されているので小さな構造物や模型構造物の振動測定などに適しているのが特徴です。
2軸タイプで垂直方向、水平方向の振動、加速度の測定を幅広く行うことができます。
ケーブル直出しタイプとハーメチック端子を使用した脱着タイプがありますが、本製品は脱着タイプとなっており脱着が容易です。
3軸加速度センサーはX、Y、Z軸で構成される3次元空間の加速度を各軸の加速度成分に分離して検出する3軸タイプの加速度センサーです。
加速度の検出方法に静電容量式を採用し、構造が簡単で低価格を実現しているのが特徴です。
建物の地震感知器として使用実績があり、加速度センサーの計測データにもとづき、建物の歪みを算定し安全度を自動解析するシステムに応用されています。
また、縦揺れの検出用、水平全方向からの横揺れ検出用など使用するユーザーの要求に応じてカスタマイズが可能となっています。
MA3シリーズは3軸型加速度センサーで基盤に組み込む実装タイプとモーションレコーダーに接続可能なリード線タイプがあります。
実装タイプは1個から販売可能で少量生産にも適しているのが特徴です。
リード線タイプにはヘッド部重量20gのリードタイプとヘッド部重量8gのリードタイプ小型ヘッドがあります。
主に自動車衝突試験用の仕様となっており、検出範囲は±2G~最大1000Gまでの高加速度の測定が可能です。
M-A352AD10加速度センサーはデジタル出力の高精度3軸加速度センサーです。
同社独自の微細加工技術を用いた水晶センサー素子により低ノイズ・高安定・低消費電力であることが特徴です。
高精度と耐久性を高い次元で両立しているため、高精度計測が難しかった様々なアプリケーションへの適用が可能です。
使用用途としては構造物の健全性診断(構造ヘルスモニタリング)・地震観測・土木建機・農機ロボットの姿勢検出、産業機器の状態監視に適しています。
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