デジタル差圧計のメーカー17社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
デジタル差圧計とは、2点間の圧力の差を測定しデジタル表示する装置です。マノメーターと呼ばれることもあります。
測定したい2点とデジタル差圧計を測定用チューブで接続するだけで差圧が計測できる簡便性と、小型で軽量なことが大きな特徴です。
測定対象は気体、液体どちらにも対応した製品が多いです。
計測可能なレンジや分解能も空調設備の気圧といった比較的大きな差圧からクリーンルームにおける微差圧まで幅広く、使用用途は多岐にわたっています。
測定分解能の広さから、
といった幅広い用途に用いられています。
配線不要な電池式タイプは設備監視・記録用、警報装置付きのタイプはフィルタ交換等のメンテナンス用というように、目的に合わせた製品選択が可能です。
ピトー管を利用した流量計測が可能なものもあります。
デジタル差圧計の内部には、圧電素子(ピエゾ素子)と呼ばれる素子が埋め込まれています。
圧電素子とは、物質に圧力が加わるとその圧力に比例したたわみ(変位)を示す圧電効果を利用した受動素子です。
この素子に圧力を加えたときの素子のたわみを変位として計量し、素子に流れる電流による抵抗変化と素子の変位の関係を用いて変位を圧力に変換します。
こうして計量した2点間の圧力の差を、デジタル数値として表示するのがデジタル差圧計です。
デジタル差圧計では測定点が2点あるので、2方向の測定点から加わった圧力によるたわみ(変位)の大きさと向きを測定しています。
向きも計測することでどちらが高圧側でどちらが低圧側かを判断しており、変位の差を電気信号として読み取り圧力差として表示しています。
測定の要となる圧電素子は、圧電効果をもつ圧電体を2枚の電極で挟み込んだ構造をしています。
構造がシンプルなため劣化しにくく丈夫で、軽量化しやすいというメリットがあります。
圧電効果を持つ材質は数多くあり、感圧素子の素材開発も行われているため、より精密な計測が可能な製品も開発されています。
参考文献
http://products.naganokeiki.co.jp/product/2/19/25/
https://www.sokken.co.jp/pressure/201011/entry164.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社