リモートIOについての概要、用途、原理などをご説明します。また、リモートIOのメーカー35社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
リモートI/Oは、工場などの計測装置や、入力装置、制御機器などを、ネットワークを通じて遠隔で、入力や出力、操作を行うための装置になります。ネットワークを通じて使用するため、配線などの必要がなく、煩雑な配線の設定が不要にことや、長距離のデータ輸送によるノイズの削減に効果があります。人件費の削減や生産の効率性の向上のために、IoTなどを利用した工場の自動化が進んでいる現在では、様々な工場で多く使用されている製品になります。
リモートI/Oは、様々なファクトリーオートメーションを導入している工場の現場で使用されています。工場内で測定や制御が必要な、温度や圧力、湿度、電流、電圧などの測定機器がネットワーク通信に対応している場合、制御室などでまとめて管理するために使用されます。
様々な計測機器のネットワーク回線に対応している製品も多く発売されており、使用している計測機器が使用するネットワークに応じて、適切に選定する必要があります。
リモートI/Oは、ネットワーク通信部、処理装置、1本のケーブルで接続された接続部で構成されています。接続部では、様々な接続用の端子が付属されているものが多く、センサーやスイッチ、LEDなどの制御配線を繋げることが可能です。製品によっては、60個以上の接続部の対応しているものもあります。また、リモートI/Oを並列で接続することも可能で、必要な接続数が1つのリモートI/Oでは不足な時や、新しく配線が必要な電子部品を導入するときは、追加でリモートI/Oを並列で付け加えることで、比較的容易に拡張することができます。ネットワーク通信部では、ネットワークを通じて、制御盤のPLCやDCS、またはその他のリモートI/Oと接続します。ネットワークにはPLCを発売しているメーカーが提供している様々な産業用ネットワークに対応している製品が多く発売されています。代表的な産業用ネットワークは、EtherNet/IPやEtherCAT、PROFINET、CC-Link、HLSなどがあります。処理装置では、様々な通信を処理しており、CPUを使用して高速で処理できる製品から、CPUなどを使用せずに安価に提供している製品もあります。
リモートIO無線に関する情報として、リモート、つまり、遠隔操作による機器のIOと呼ばれる入出力(Input/Output)通信方法には、機器同士を直接通信線で結線するワイヤード方式の他に、送受信機を機器に内蔵させて、無線で通信するワイヤレス方式があります。ここで、リモートIO無線とは、無線を使ったワイヤレス方式による機器のリモート遠隔操作のことを言います。
ワイヤレス無線による通信方式にもいくつかの種類があり、よく使われている通信方式がWiFiになり、特に最近の家電には多く採用されています。但し、実際にリモートIOを無線化して使用する場合、工場やビルや特殊な建物等の産業用が多く、その高信頼性の要求に対処するため、メーカごとに独自で1G近傍の周波数帯域を使用するケースが多く見受けられ、その適材適所による通信方式の信頼性は、各社のノウハウになっています。
リモートIOイーサネットは、リモートIOと言われる電気電子機器の遠隔操作による入出力を行う際に、イーサネットと呼ばれる通信規格を採用したものを指しています。イーサネットとは、情報機器間の通信時に必要になる機能を整理したOSIモデルにて、その物理層からデータリンク層に対する通信プロトコル規格となります。データリンク層のプロトコルのため、同じネットワークの中にあるデータを確実に転送することが、主な役目になります。
具体的に言えば、イーサネットの役目は、同じネットワークの中のイーサネットのインタフェースから他のイーサネットのインタフェースにデータを転送するという事です。そして、イーサネットのインタフェースからデータを送り出すには、「0」「1」の各ビットを電気信号から物理信号に変換し、イーサネットのインタフェースを使って受信した物理的な信号を電気的な「0」「1」信号にに戻したりします。イーサネット規格では、物理的なプロトコルとして、その物理的な信号変換やケーブル媒体の利用も規格化しています。
参考文献
https://www8.m-system.co.jp/pub/catalog_j/data_pdf/F/500496.pdf
https://www.m-system.co.jp/products/remote.html
https://ci.nii.ac.jp/naid/110007161039/
https://www.melsc.co.jp/business/wireless/wireless_unit/wireless_unit_index.html
https://www.n-study.com/ethernet/summary-of-ethernet/
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リモートIOのカタログ一覧はこちら企業
横河電機株式会社 エンドレスハウザージャパン株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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Metoreeに登録されているリモートIOが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
SLE32/SLC16はDC110V制御信号をシーケンサやマイコンに取り込む際に絶縁インターフェースを行う入力専用のリモートioです。
入力点数が32点と、16点の二つのラインナップが用意されています。
フォトカプラ絶縁方式により開閉サージ、雷サージ、誘導ノイズなどをカットし、破損や誤作動を防止します。
セーフティリレーなどを使用するよりも、省スペースかつ長寿命なので、低コストで導入が可能です。
FB(zone1)は爆発の危険性があるような環境下で安全な位置から制御システムに接続するモジュール式のリモートioです。
PROFIBUS、Modbus、Ethernetなどの標準化されたフィールドバス接続に対応しており、従来のセンサーやアクチュエータをDCSに接続することができます。
シングルおよび、マルチチャンネルのモジュールが幅広くラインナップされており、ユーザーのニーズに合わせた製品を選択することができます。
CONPROSYSnanoはローカルデバイスをデジタル化するための、コストパフォーマンスに優れたリモートioです。
必要十分な機能だけを搭載することで、低価格を実現し、モジュール式なので必要なI/O点数だけを構築できるので無駄がありません。
PLC言語の国際標準規格に準拠しており、通信障害が発生しても制御を継続できたり、マスターのCPU負荷を低減させるなど、高信頼性・高効率を両立したI/O制御を行うことがで来ます。