全てのカテゴリ
閲覧履歴
ピペットチップについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ピペットチップのメーカー27社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ピペットチップ関連企業の2024年10月注目ランキングは1位:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社、2位:フナコシ株式会社、3位:株式会社フロンケミカルとなっています。
ピペットチップの関連カテゴリ
図1. ピペットチップのイメージ図
ピペットチップとは、マイクロピペットに取り付けて使用する、プラスチック製で円錐状の管です。
化学や生物分野をはじめとする研究・開発や品質管理の現場などで、μLからmLオーダーで溶液を量り取る際に用いられます。なお、ピペットの吸引・吐出によって溶液を量り取るこの動作をピペッティングと言います。
ピペット本体のサイズ毎に異なったサイズのものが存在し、またサイズによって色が異なる場合があります。コンタミネーションを防ぐため、専用のラックに入れて保管しておき、一度使用したものは廃棄します。
ピペットチップはマイクロピペットに取り付け、化学・生物に関連する分野全般において使用されます。
具体的な使用用途は、生化学分野の研究室における実験や、医薬品メーカーでの品質管理、臨床検査での検体採取などです。マイクロピペットは、μLから数mLの微量の液体を取り扱う際に使用されます。
ボタンを押すだけで迅速に定量の液体の採取が可能ですが、ガラス体積計と比較すると容量が変化しやすいため、操作上注意が必要です。
図2. ピペットチップの使用方法
ピペットチップは、ピペットチップの専用ラックに充填し、マイクロピペットの先端を直接差し込んで装着します。
マイクロピペットのプッシュボタンを1段目までゆっくり押し離すことにより液の吸引を行い、吐出の際は2段目まで押し込むことによって全吐出を行います。使用後のピペットチップの廃棄方法はイジェクターボタンを押すだけです。ピペットチップを手で触る必要がないため、試料の汚染や作業者への薬品の付着を防ぐことができます。
図3. 様々なピペットチップ
主に用いられているピペットチップの容量は、10μL、200μL、1000μLです。それ以外にも、250μL、30μLなどがあり、大きなものでは5mLや10mLのピペットチップがあります。
ピペットチップには複数のサイズがあるため、量り取りたい液量に応じて、適切なサイズのマイクロピペットと、ピペットチップとを選択することが大切です。具体的には、マイクロピペットが量り取ることのできる最大量が、量り取りたい液量に近いものを選択しなくてはなりません。液量の誤差を小さくするために重要です。
ピペットチップによる正確な計量のためには、下記の点に注意する必要があります。
1. プレリンス
ピペットチップはその素材ゆえに、内壁へ溶液成分が吸着される場合があります。量り取りたい液体を予め2回以上吸引・全吐出し、共洗い (プレリンス) してから使用することが有効であるとされています。
2. チップの浸入角度
チップの浸入角度は、液面に対してできる限り90度に近づける必要があります。垂直な状態から20度以内を維持することが適切です。ピペットを持つ角度が水平に近い場合、液体が過剰量吸引される恐れがあります。
3. チップの浸入深度
チップを深く浸しすぎると、チップ内の気体が圧縮され、液体の吸引量が多くなりすぎることが知られています。微量容量のピペットの場合は1~2mm、通常容量のピペットの場合は最大で3~6mmの深さでチップを浸すことが適切です。
4. 正しいピペッティング動作
まずは、液を吸い上げるときは、指をボタンから急に離さずに、ゆっくり上げるように注意することが必要です。液の粘性の差によ る吸引速度の差を小さくする目的と、急激に吸い込まれた液がピペッターの機械部分に入ってピペットが壊れるのを防ぐ目的があります。また、吐出の際は、最後に残った液滴まで完全に吐出し、チップの先端に付着しないようにします。特に、チップの先端を容器の壁面に沿わせて吐出することが推奨されます。
また、有機溶媒などの表面張力が低い液体を量り取る場合は、外壁部に液体が付着したまま残る可能性があることに注意が必要です。先端がニードル状になったマイクロニードルを使用するほうが適切な場合もあります。
参考文献
https://www.monotaro.com/s/c-68512/
http://www.jsac.or.jp/bunseki/pdf/bunseki2008/200801nyuumon.PDF
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/67/1/67_17-80/_pdf/-char/ja
https://www.mt.com/jp/ja/home/products/pipettes/pipette/pipetting-techniques.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 |
23.5%
|
2 | フナコシ株式会社 |
8.8%
|
3 | 株式会社フロンケミカル |
8.8%
|
4 | ナカライテスク株式会社 |
5.9%
|
5 | ビーエム機器株式会社 |
5.9%
|
6 | ワケンビーテック株式会社 |
5.9%
|
7 | マルツエレック株式会社 |
5.9%
|
8 | 深江化成株式会社 |
5.9%
|
9 | 東京硝子器械株式会社 |
2.9%
|
10 | 株式会社ウサミモールド |
2.9%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年10月のピペットチップページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
製品の閲覧数をもとに算出したランキング
電話番号不要
何社からも電話がかかってくる心配はありません
まとめて見積もり
複数社に何度も同じ内容を記入する必要はありません
返答率96%以上
96%以上の方がメーカーから返答を受け取っています
63 点の製品がみつかりました
株式会社柳生商会
最新の閲覧: 1日前
※ラックは付属していません。
Metoreeに登録されているピペットチップが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
掲載内容■マニュアルピペット F1-ClipTip シングル/マルチチャンネルピペット■電動ピペット E1-ClipTip シングル/マルチチャンネルピペット■ClipTip ピペッ...
2024年2月22日
99,396 円
67,560 円
144,480 円
価格について: Metoreeに登録されているピペットチップの製品63点の2024年11月22日時点での価格データを元に算出しています。