【2022年版】ピペット メーカー12社一覧
ピペットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ピペットのメーカー12社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ピペット関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社、2位:関東化学株式会社、3位:柴田科学株式会社となっています。
ピペットと関連するカテゴリ
ピペットとは
ピペットとは、目的の量の液体を吸い取ったり、それを容器などにうつしかえる際に用いられる器具です。
ピペットには複数の種類があり、使用目的によって使い分けられます。
ピペットの類似製品に、スポイトがあります。スポイトはプラスチック製で一定量を吸い込むのに対して、ピペットは製品に応じてプラスチック製やガラス製など様々であり、取り付けるアタッチメントや設定次第で吸い込む量を調節できるものもあります。
ピペットの使用用途
ピペットの使用用途は主に以下の2種類に分けられます。
- 液体を計量したい
- 液体を別の容器に移し替えたい
目的によって使われるピペットが違います。用途別のピペット使用例は以下の通りです。
- ホールピペット
ホールピペットは、液体を正確に計量するための器具です。ガラス管の中央あたりが膨らんでおり、上部に目盛線が引かれています。精巧に作られており、非常に高い精度で液体を計量できます。
ピペット先端を液体につけて、ストローで吸い込むように液体をガラス管の中に入れ、目盛線の少し上まで吸い上げ、口を離した瞬間にガラス管上部を指で押さえることで計量します。 - 駒込ピペット
駒込ピペットは、液体を別の容器に移動させたい場合に使用します。スポイトに似た形状をしていますが、薬品に用いることを考えてガラスなどの素材でできていることが多いです。
ピペットの原理
ピペットの中には、ダイヤルで吸い込む量を変えられるものがあります。例えばマイクロピペットがそれに該当します。
マイクロピペットは、大きく分けて「チップホルダー」「グリップ」「プッシュボタン」「液量設定ダイヤル」から構成されます。
チップホルダーは先端に先細りのチップを取り付けることで、液体を吸い込むことができます。グリップは持ち手です。プッシュボタンは押した状態で液体につけ、ゆっくりと離すことで液体を吸い込めます。そして、プッシュボタンをゆっくりと押し込むことで吸い込んだ液体を吐き出します。
マイクロピペットはプッシュボタンの動作によって、内部のピストンを動かして空気の量を変化させ、それによって液体を吸引、吐出する仕組み（エアーディスプレイスメント方式）が採用されています。ピストンの動きは「Oリング」と呼ばれるゴムパーツによって気密性が確保されています。また、内部のバネの影響によって、プッシュボタンを押すと元に戻ろうとする力が働きます。
このような原理によって、液量設定ダイヤルを操作することで吸い込む量が調節され、プッシュボタンの押し引きによって液体の吸引・吐出が実現されるのです。
参考文献
https://axel.as-1.co.jp/contents/t_tb/li_glass
https://nippongene-analysis.com/special-feature/sp004/
ピペットのメーカー12社一覧
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
- 標準
- 従業員数順
- 資本金の大きい順
- 設立年古い順
- 設立年新しい順
ピペットのメーカーランキング
*一部商社などの取扱い企業なども含みます2022年7月の注目ランキングベスト10
| 順位 | 会社名 | クリックシェア |
|---|---|---|
| 1 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 | 18.3% |
| 2 | 関東化学株式会社 | 16.5% |
| 3 | 柴田科学株式会社 | 13% |
| 4 | エムエス機器株式会社 | 10.4% |
| 5 | 日本ジェネティクス株式会社 | 8.7% |
| 6 | 株式会社ニチリョー | 6.1% |
| 7 | 深江化成株式会社 | 6.1% |
| 8 | フナコシ株式会社 | 5.2% |
| 9 | 株式会社アイカムス・ラボ | 5.2% |
| 10 | ワケンビーテック株式会社 | 4.3% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年7月のピペットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
- 関東化学: 1,046人
- サーモフィッシャーサイエンティフィック: 500人
- 柴田科学: 371人
設立年の新しい会社
- アイカムス・ラボ: 2003年
- ワケンビーテック: 1990年
- サーモフィッシャーサイエンティフィック: 1989年
歴史のある会社
- 柴田科学: 1921年
- フナコシ: 1923年
- 関東化学: 1944年
