株式会社日立ハイテク

【2021年版】核酸抽出装置 メーカー12社一覧

核酸抽出装置のメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


核酸抽出装置とは

核酸とは遺伝子システムを解明するために用いるDNAやRNAのことを指します。

動植物の核酸を用いて遺伝子システムを解明し、病気の原因の追究やゲノム研究に用います。

そのためには、動植物の血液や組織等から核酸を抽出する必要があります。

核酸の抽出法は多々ありますが、従来から使われていたフェノール/クロロホルム法などは試薬の扱いが難しく、また廃液処理が大変であるという理由から、現在はフェノールを使わず、操作もより簡便な抽出キットを用いることが多くなりました。

しかしながら、抽出キットを使っても大量の試料を処理するのには膨大な時間と労力を必要とされるため、操作を自動化するために開発されたのが、核酸抽出装置です。

核酸抽出装置は、試料と、専用キットに同梱されている試薬やカートリッジを本体にセットすれば、後は自動で大量の試料を処理してくれるため、医療機関や研究目的で活用されています。

この核酸抽出装置にはいろいろな種類の機種があります。

処理できる核酸の種類、試料数、抽出時間等が違いますので、目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。

核酸抽出装置の使用用途

短時間で大量の試料を処理できるため、遺伝子検査を請け負う機関や研究所などで使用されています。

インフルエンザウイルスやRSウイルスなどの場合、どの医療機関にも簡易の診断キットが備え置かれており、PCR (Polymerase Chain Reaction) 検査を行う必要はありません。

しかし、例えばコロナウイルスCovid-19では、信頼できる簡易の診断キットが未だにほとんど開発されていません。

そのため、患者のPCR検査を行うためにウイルスのRNAを抽出する必要があります。

この核酸抽出装置は、機種にもよりますが、時間も60分前後と短時間で数検体から96検体まで抽出できます。

処理できる試料量は、100 µL程度から5 mL程度のものまで種々あります。

核酸抽出装置の原理

核酸の抽出法は種々ありますが、現在使われているのが主に陰イオン交換樹脂やシリカメンブレンフィルター等にDNAやRNAを吸着させ、塩濃度やpHを調整することにより溶出するという方法です。

QIAGENが販売している専用抽出キットにはこの原理が用いられています。

この核酸抽出装置は、シリカメンブレン法を用い、対応するキットやプロトコルを変更することで、プラスミドDNA、ゲノムDNA、ウイルス核酸の精製、RNA、更にたんぱく質の精製が自動で行えます。

遠心、加熱、振とう、ピペッティングの機能が備え付けられていて、ロボットアームを使って抽出を行います。

操作としては、まず、試料を溶解し、シリカメンブレンを使ったスピンカラムに吸着させます。

次に、キット付属の試薬でシリカメンブレンフィルターを洗浄し、最後に目的の核酸を溶出させます。

キャリーオーバーがなく、更にロードチェック機能があるため、試料、試薬、チューブ等が正しくセットされているかの確認も行ってくれます。

機種によって処理できる核酸の種類、試料数、抽出時間は違います。

このQIAGENの核酸抽出装置では、DNAでは100bpから10kbpまでを抽出することが可能です。

他にも、日立、サーモフィッシャー、パーキンエルマーなど、様々なメーカーから販売されています。

参考文献

https://doi.org/10.11239/jsmbe1987.12.2_15

https://doi.org/10.14932/jamt.15-49

核酸抽出装置の性能比較

各種核酸抽出装置の値をグラフにプロットし、表にしました。ベータ版機能のため一部製品のみの表示となっております。

核酸抽出装置の性能比較表

横にスクロールすると表の全体をご覧頂けます。

製品名 核酸抽出装置 chemagic™ 360 chemagic Prime™ chemagic™ Prime™ Junior 核酸抽出装置 核酸抽出装置 Maxwell® RSC 48 Instrument 核酸抽出装置 核酸抽出装置
処理数[Samples] 8 96 192 48 12 16 48 10 48
最大サンプル容量[mL] 1.5 10 10 1 1 4 4 0.4 0.4
会社名 フナコシ株式会社 株式会社パーキンエルマージャパン 株式会社パーキンエルマージャパン 株式会社パーキンエルマージャパン 株式会社パーキンエルマージャパン プロメガ株式会社 プロメガ株式会社 ベックマン・コールター 株式会社スクラム

核酸抽出装置のメーカー情報

核酸抽出装置のメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社日立ハイテク
  2. 2 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
  3. 3 株式会社池田理化

設立年の新しい会社

  1. 1 中山テクノス株式会社
  2. 2 株式会社スクラム
  3. 3 プロメガ株式会社

歴史のある会社

  1. 1 フナコシ株式会社
  2. 2 株式会社池田理化
  3. 3 株式会社日立ハイテク

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