ELISAキットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ELISAキットのメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ELISAキット関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:イワキ株式会社、2位:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社、3位:富士フイルム和光純薬株式会社となっています。
ELISAキットとは、バイオテクノロジー分野で広く用いられている方法である、ELISAを実施することができるキットです。
ELISAはエライサやエライザなどと読まれ、和訳には酵素免疫測定法、酵素結合免疫吸着測定法などがあります。
これは、免疫学的な測定方法の一種で、抗原抗体反応を利用しています。
ELISAキットを用いることで、標的である微量の抗原や抗体中のたんぱく質の酵素活性を検出して定量することができます。
ここで、ELISAキットの使用用途について説明します。
ELISAとは、微量でも対象の物質にのみ結合する抗体と、酵素を用いた測定方法のことで、マイクロプレートを用いて利用します。
対象とする特異的なたんぱく質を測定するために使用されています。
サイトカインや血中たんぱく質因子、免疫チェックポイント分子など、様々な用途に合わせた最適なELISAキットが用意されており、豊富なラインナップの中から、目的に適したELISAキットを選択することができます。
続いて、ELISAキットの原理を概要と4つの方法に分けて説明します。
ELISAとは、抗原と抗体が特定の組み合わせで反応することを利用して、酵素標識した抗原や抗体を標的対象に組込むことで、検出対象の生体から酵素活性を検出し、定量しています。
酵素活性の検出は、吸光度測定により物質濃度を数値化することで行われています。
抗原と抗体は特定の組み合わせで反応するため、以下に示す4つの方法に大別されます。
直接法は、既に標識した抗原や抗体を用いる方法で、二次抗体が不要なので1工程で行うことができ、短時間で行えます。
間接法は、標識していない一次抗体と標識した二次抗体を用いる2工程の方法で、感度が上がることが特徴ですが、直接法と比べて時間を要します。
サンドイッチ法は、2つの異なる抗体で測定したい物質を挟む方法で、特異性と感度が高いことが特徴です。
競合法は、標識した抗体や抗原と、標識していない抗体や抗原を共存させ、得られた吸光度が減る程度から定量します。分子が小さい場合や、一か所しか抗体の結合部位がない場合も測定が可能です。
参考文献
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/antibodies/immunoassays/elisa-kits.html
https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/category/lifescience/assay_kit/index.html
https://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/elisa.html
https://www.abcam.co.jp/kits/simplestep-elisa-kits-2
http://xn--ockr9eud.com/webinar/elisa.html
https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/00780001.asp?entry_id=2723
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト9
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | イワキ株式会社 | 30.8% |
2 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 | 17.9% |
3 | 富士フイルム和光純薬株式会社 | 11.5% |
4 | 株式会社メイベル | 10.3% |
5 | メルク株式会社 | 7.7% |
6 | Repligen | 7.7% |
7 | ベルトールドジャパン株式会社 | 6.4% |
8 | 大塚ホールディングス株式会社 | 5.1% |
9 | セルスペクト株式会社 | 2.6% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月のELISAキットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
紫外線によるDNA損傷の結果生じる物質の1つであるシクロブタン型ピリミジンダイマー (CPDs)を検出するELISAキットです。
本キットは紫外線によるDNA損傷の研究に長年使用されてきたCPDs特異的モノクローナル抗体(Clone:TDM-2)を用いた世界発のキットです。
非常に高感度で、TT、TC、CT、CCいずれのジピリミジン配列のCPDsであっても検出可能です。
コントロールとして紫外線照射DNAおよび未照射DNAが含まれています。
アルツハイマー病に関連するとされるアミロイド斑の主成分であるアミロイドベータを検出するためのELISAキットです。一時抗体のプレコートされたマイクロたいたープレートの他、標準液や検出用の基質など測定に必要なものがあらかじめ一式セットされています。
検出は450nmのマイクロプレートリーダーで行います。測定感度は<5pg/ml、検出範囲は7.81-500pg/mlです。
測定可能なサンプルは脳脊髄液、細胞培養上清、組織ホモジネートです。
プロテインAリガンドの結合能力の向上やコスト削減を目的に作成されたNGL-Impact™プロテインAの残存を検出するための高感度ELISAキットです。
NGL-Impact® Aリガンド標準をはじめ、抗プロテインA交代でコートされたマイクロタイタープレート、希釈液や標準液、二次抗体、検出用の基質など、必要なものがあらかじめすべて含まれています。
Protein A参照基準(NGL-Impact® Aリガンド)に完全準拠しています。
感度:0.1ng/ml