ヤマト科学株式会社

【2021年版】CO2インキュベータ メーカー5社一覧

CO2インキュベータのメーカー5社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


CO2インキュベータとは

CO2インキュベータは、細胞を生理的な条件で培養するための培養装置です。

細胞培養には温度や湿度、pHの制御が極めて重要で、これらが適切でないと細胞の機能に影響を及ぼすだけでなく、最悪の場合死滅してしまいます。

CO2インキュベータはこうしたパラメータを正確にコントロールすることで細胞機能を正常に保ち、細胞を用いた実験をサポートする装置です。特に炭酸塩でバッファされた培地のpHを一定に保つために炭酸ガス(CO2)を供給できることが特徴です。

CO2インキュベータの使用用途

新規薬剤のスクリーニングなどを行う際は候補薬剤を培養細胞に添加することでその効果を検証します。薬剤の効果を正しく評価するには培養細胞が生理的条件に近い状態にあることが前提です。CO2インキュベータはこのように細胞の機能や健康状態をできるだけ生体に近い状況で培養するために用いられます。

ほかにも基礎生物学的な研究で細胞の機能を評価する際や遺伝子導入実験を行う際にも適切な条件で細胞を培養・維持することが実験の成否に繋がります。

CO2インキュベータの原理

培養を細胞するための培地の多くには弱アルカリ性ですが、pHを7.4近傍に調整するために炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)などの炭酸塩が添加されています。通常の大気中ではCO2濃度は0.05%以下のため、培地中に含まれる炭酸イオンの平衡状態が崩れ、培地から大気中へ炭酸ガス(CO2)として放出されてしまい、培地のpHは上がって(アルカリ性に偏って)しまいます。CO2インキュベータは、庫内のCO2濃度を5%と高濃度に調整することで培地中の炭酸イオンと庫内CO2ガスとの平衡を維持するので、培地の炭酸イオンが一定濃度に保たれます。これによって培地のpHを生理的条件に近い7.4近傍に維持することができます。

また、培養温度は哺乳類細胞であれば37度に保たれ、湿度は95%以上に保たれます。湿度の低下は培地から水の蒸発を促進し、培地成分の濃度上昇や浸透圧の変化を引き起こします。

CO2インキュベータは、これらのパラメータを各種センサーでモニターしながら、設定した値に保たれるようにフィードバックをかけています。

参考文献
https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/cell-culture-environment/
https://cellbank.nibiohn.go.jp/legacy/information/history/takaoka/documents/co2comment.htm

CO2インキュベータのメーカー情報

CO2インキュベータのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 PHCホールディングス株式会社
  2. 2 ヤマト科学株式会社
  3. 3 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 PHCホールディングス株式会社
  2. 2 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
  3. 3 コスモ・バイオ株式会社

歴史のある会社

  1. 1 ヤマト科学株式会社
  2. 2 東栄株式会社
  3. 3 コスモ・バイオ株式会社

CO2インキュベータのメーカー5社一覧


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