【2021年版】シャーレ メーカー14社一覧

シャーレのメーカー14社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


シャーレとは

別名ペトリ皿とも言い、浅い2枚の円筒形をしており、口径がわずかに異なる平皿を組み合わせて使用します。組み合わせることで適度な密閉性を保持したまま、空気が入る状態となります。 ドイツの細菌学者ペトリが微生物培養のために用いたことが命名の由来です。


原料としてはガラスやプラスチックが使われており、一般的なサイズとしては直径約10cm、高さ1cm~2cmのものが多いです。加熱滅菌が必要な操作に用いる際は、板ガラス製のものを使います。プラスチック製だと使い捨てとなり、γ線によって滅菌されたものが販売されています。

シャーレの使用用途

微生物や動植物の組織培養のほか、検体を入れる等の用途で使用します。研究施設や食品、化粧品、医薬品等の検査現場で見かけることが多いです。


微生物を培養するときは、培地と呼ばれる液状に溶解させた寒天をシャーレへ流し入れて、その中へ検体を入れたり、表面に塗布したりします。寒天培地の中には微生物の栄養源となるものを混ぜます。 検体を入れた寒天培地を、一定の温度でコントロールされている恒温器という機械の中に入れることで微生物を培養させます。

細胞培養の場合ですと、温度・湿度・pH等の培養環境を生体と同様にコントロールするために、細胞へ栄養補給するため調整された培養液を使用し、インキュベーターという恒温恒湿器の中で培養させます。

シャーレの特徴

ここでは細胞培養を例にとって説明します。
培養される細胞の足場となる基材には、以下の特性が必要とされています。

  1. 基材の表面が細胞培養に適していること
  2. 細胞毒性がないこと
  3. 滅菌が可能であり、滅菌状態が保たれていること
  4. 培養条件において基材が変質しないこと
  5. 顕微鏡での観察が可能であること

この条件に当てはまるのが、ポリスチレン樹脂製のシャーレです。さらに、安価に供給されている点でも分があります。
ポリスチレン樹脂そのままでは表面が疎水性を示すので、細胞との親和性が悪いため、表面を酸化し 親水化させる処理を施して、細胞接着性を向上させたシャーレとします。表面処理の種類としては、プラズマ処理、コロナ放電処理、酸化剤処理、親水物質コーティング処理等が挙げられます。

また、細胞を培養させるためには適度な通気性も要します。シャーレの場合、径がわずかに異なる2枚の皿を合わせることにより、外気を完全に遮断すること無く、上皿の自重で蓋がされるため、コンタミも防止しながらの培養が可能となります。

参考文献
https://rika-net.com/contents/cp0100a/contents/3220/3220.html
https://www.eiken.co.jp/uploads/es20.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/membrane/30/3/30_171/_pdf/-char/ja

ライタープロフィール

中村仁美

大学・大学院にて、農芸化学領域を学んだのち、東証一部上場食品メーカーにて品質管理業務に従事。
その後、高専での事務職員を経て、医薬品メーカーにて再び品質管理業務を経験。
出産を機に退職した現在は、0歳児の育児と両立しながら弁理士試験の勉強や、フリーランスで専門知識を活かした
記事の作成、食品輸入の書類作成、マーケティング関係のデータ分析などを行っている。

学部では生物化学分野、大学院では食品化学分野の研究室に在籍。
品質管理業務では、微生物試験、HPLCを用いた定量分析、ISO9001の運用などに従事。
高専事務職員時代には、成績データ分析による入試制度変更にも携わった。

趣味は香水の調香で、大手アロマ雑貨メーカー主催のコンクールで最優秀賞を受賞したことがある。

シャーレのメーカー情報

シャーレのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 住友ベークライト株式会社
  2. 2 栄研化学株式会社
  3. 3 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 スキルド機電株式会社
  2. 2 株式会社ステム
  3. 3 サンセイ医療器材株式会社

歴史のある会社

  1. 1 フナコシ株式会社
  2. 2 栄研化学株式会社
  3. 3 株式会社堀内製作所

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