ホモジナイザのメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ホモジナイズとは物質を均質にすることで,そのために使用する機器(道具)をホモジナイザといいます。
広義にはプロペラ等で粉体を撹拌することも含まれます。
粒子の破砕方法には磨り潰す(高圧式)、高周波破砕(超音波式)、切り刻む(超高速式)に分類することができます。
高圧式のものは、圧力をかけて一度に大量の試料をホモジナイズできるので、工場などでよく使用されます。
超音波式は、コンパクトサイズで少量の試料をホモジナイズするのに向いているため、主に科学実験に使用されていましたが、最近では大型化が進み、製造分野でも使用されています。
超高速ホモジナイザは、高速で試料を粉砕するため、硬いものでも短時間で均一化できます。
大型化が難しいため、主に科学実験に使用されています。
ホモジナイザは、製造、研究、医療など、様々な分野において使われています。
ホモジナイザは、様々な分野で使用されています。
更に、染料や化粧品等の製造、汚泥の均一化等にも使われています。
参考文献
https://sanmaru-m.co.jp/blog/category/%e3%83%9b%e3%83%a2%e3%82%b8%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/protein-biology/protein-biology-learning-center/protein-biology-resource-library/pierce-protein-methods/traditional-methods-cell-lysis.html
https://doi.org/10.1299/kikaib.79.2030
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
マイクロテック・ニチオンのヒスコトロンは細胞破砕から乳化まで幅広い用途で使用可能な、破砕力に優れたホモジナイザーです。
ジェネレーター部の改良により、試料の微細化と均一化を効率的に両立した処理が可能です。
ゼータ電位を高度に保ちながら試料を砕き解すため粒子同士の凝集を防ぐことができ、優れた分散性能を発揮します。
食肉や穀物の破砕をはじめ、タンパク質やDNAの抽出など目的に合わせた刃先の調整が可能です。
イズミフードマシナリのホモゲナイザーシリーズは、液体分子間の相乗作用を発生させ均質な乳化状態を作ることで液分離を防ぐための装置です。
遠隔操作や自動圧力変更機能の選択により、自動化・省力化が可能で、食品関係をはじめ化学や医薬品への用途に適しています。
冷却水ボックスの採用によりブランジャーパッキンの洗浄が可能となり、サニタリー性に優れています。
均質ディスクとバルブシートは耐摩耗材が使用されているため耐久性に優れています。
三井電気精機のUXシリーズは、菌体破砕や鉱物の分散、反応促進などに多く用いられる超音波ホモジナイザーです。
ソフトな素材だけでなく顔料やセラミックのような硬度の高いサンプルも分散可能なため、使用用途が広いことが特徴です。
物理的衝撃を与えず拡散するため粒度分布の前処理に多く用いられています。
オートチューニング機能の実装によりチューニングが自動処理されるため、常時最適な発振状態で分散処理を行うことが可能です。
GAEのArieteシリーズは飲料、医薬品、食品、酪農など幅広い分野へ使用可能な、汎用性の高い産業用高圧ホモジナイザです。
医薬品業界向けのソフトウェアが充実しており、安全設計かつ無菌設計のため、特に高度な衛生環境を求められる医薬品や化粧品分野での使用に適しています。
365日24時間の連続処理が可能なため高効率です。
オプションの付与により電力や水の削減が可能となり、運用コストの削減を実現します。
DKSHのヒールッシャーは分散、再凝集防止、乳化、細胞破砕・反応促進など様々な用途へ適用可能な高効率超音波ホモジナイザーです。
機器の発熱がないため24時間の連続稼働が可能なことが特徴で、特に化学・食品・バイオ・電子材料の分野に適しています。
電気エネルギーを超音波振動へ変換することで超音波効率が96%以上となり、内部発熱によるエネルギーの損失が限りなくゼロに近づきます。
オートチューニング機能の装備により同調不要で操作性に優れています。