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グラウトポンプについての概要、用途、原理などをご説明します。また、グラウトポンプのメーカー7社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
グラウトポンプとは、グラウトを圧力で注入するためのポンプです。
グラウトとは、セメントや水及び化学薬品を混ぜた流動性の高い材料です。硬化すると強固な接着力を発揮し、構造物や地盤の強度を増す役割を果たします。流動性が高いため、狭い隙間や細い通路にもしっかりと流れ込み、確実に充填することができるのが特徴です。主に隙間やひび割れの補修や基礎工事・地盤改良工事などで使用されます。
グラウトポンプはグラウトを高圧で均等に注入可能なため、迅速かつ効率的に作業を実施でき、時間と労力の節約が可能です。また、注入する圧力や量を細かく調整できる製品も多く、無駄なく確実に目的の場所に材料を充填することができます。手作業での注入に比べて機械で注入することで、作業者の負担が軽減されるだけでなく、作業中の安全性も向上します。
グラウトポンプは建設および土木作業において広く使用されます。以下は代表的な用途の一例です。
軟弱な土壌や不安定な地盤を強化するためにグラウトが使用されます。グラウトポンプを使ってセメント系グラウトなどを注入し、地盤に圧力を加えます。グラウトを注入することによって土壌や岩盤の隙間が埋まり、地盤を固く安定させることが可能です。建物や構造物が建設される場所の基盤が強化され、地震や強風などに対する耐久性が向上します。
コンクリートのひび割れは、古くなったコンクリート構造物に発生したひび割れや空洞にグラウトを注入し、補修作業を実施します。グラウトポンプによって流動性のあるグラウトをひび割れ部分に高圧で注入し、ひびを埋めて構造物を修復する仕組みです。グラウトが硬化すると構造物の一体化が進み、元の強度や耐久性を回復させることができます。
橋脚や壁に空洞ができている場合、グラウトを注入して空洞を埋めることで、構造物の強度が大幅に向上します。したがって、橋やビルなどの重要なインフラでは、上記補修により長期間の使用に耐えうる補強を実施することが可能です。
トンネル工事においては、トンネル掘削中に発生するひび割れや隙間を埋めるためにグラウトが使用されます。これにより、地下水やガス漏れを防ぎ、トンネルの安定性を確保することが可能です。グラウトポンプは高圧で注入できるため、均等に注入してトンネルの構造をしっかりと強化します。また、地中に埋設されたパイプラインやケーブルなどの周囲にグラウトを注入することで、外圧や腐食から保護することもできます。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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