薬注ポンプのメーカー3社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
薬注ポンプとは、主にステッピングモーターや電磁式ソレノイドを用いた駆動部とダイアフラムの液移送部で構成され、ステッピングモーターや電磁式ソレノイドを制御するコントローラーによって薬液などを正確に定量送液するポンプです。
また、薬注ポンプは、一般的にステッピングモーターや電磁式ソレノイドのストローク回数やスピード、タイマーなどの駆動方法を制御することで、薬液などを正確に定量送液できることから、正確性が求められる化学薬品や医療、理化学などの分野で使用されています。
薬注ポンプは、一般的にステッピングモーターや電磁式ソレノイドのストローク回数やスピード、タイマーなどの駆動方法を制御することによって、薬液などを正確に定量送液できるため、正確性が求められる化学薬品や医療、理化学などの分野で利用されています。
主な使用用途としては、水洗処理剤への酸やアルカリ薬品の注入、塗料や石油製品、樹脂原料の注入などの工業や理化学分野、食品加工や工場、ビル、プールなどの塩素を用いた殺菌剤の注入などに利用されています。
薬注ポンプは、主にステッピングモーターや電磁式ソレノイドを用いた駆動部とダイアフラムの液移送部で構成され、ステッピングモーターや電磁式ソレノイドを制御するコントローラーによって薬液などを正確に定量送液するポンプです。
薬注ポンプの送液原理は、ステッピングモーターや電磁式ソレノイドによって、液移送部のダイアフラムを押すことで流体が押し出されます。
この液移送部におけるダイアフラム上下の流路には、一般的なダイアフラムポンプと同様にボールバルブが備えられており、送液時には下のボールバルブが閉じ、上のボールバルブが開きます。吸込み時には、この反対の動作をします。
また、ステッピングモーターや電磁式ソレノイドを制御するコントローラーは、一般的にストローク回数やスピード、タイマーなどのさまざまな駆動方法を制御できるため、目的に応じた薬液などの注入量を正確に送液するこができます。更にこの制御には、電導度計を用いた外部機器の水質コントロールによる出力も利用することができるため、さまざまな薬液注入シーンで活用することもできます。
参考文献
https://www.labinox.co.jp/item_elepon_02.html
https://www.labinox.co.jp/image/20200305/doc_1577_079-094_F00-F15.pdf
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
電磁式薬液注入ポンプNRXシリーズは、メンテナンス時間の削減や、多様な薬注制御に対応可能なコントローラなど使いやすさを追求した商品です。
ホースジョイントは、回転することから現場での使用が容易です。さらにワンタッチ式を採用することで着脱も容易です。
このシリーズには5つのラインナップがあり、最大吐出量は15~200mL/minから選択可能です。
用途としては、プールの滅菌剤注入、食品における色素・添加剤の注入、水耕栽培や液体肥料の注入などでの使用が想定されています。
小型ダイヤフラムポンプBXシリーズは、小型軽量設計で、2L/minの中流域吐出量を実現しました。
このシリーズには9商品のラインナップがあり、最大吐出量は11~1800mL/minから選択できます。
また、吐出精度は±2%であり、接続継ぎ手はホース、フランジが選択できます。
用途としては、水処理における薬液の注入、上下水道における薬液の注入、水耕栽培における液肥の注入、pH調整薬の注入、浄化槽における薬液の注入などが想定されています。
アドニーダイヤフラム定量ポンプAHシリーズは、コストメリットを追求した直動型の定量ポンプです。
縦型フランジモータを採用したことで、省スペース化を実現し、化学工場、上下水道、汚水処理、工場排水などで使用することが想定されています。また、あらゆる環境に耐えられるような設計で製作されています。
出入口の継ぎ手は、フランジ、ユニオン、ホースから選択することが可能です。
吐出量は0.035~54.0L/minで、吐出精度は±2%となっています。
ベローズ型薬液注入ポンプは、小型シンクロナスモータ(GS型)、クマドリモータ(GX型)、インダクションモータ(GY型)およびDCモータ(GD型)の4種のラインナップがあります。
さらに、吐出精度が高く、±1.5%水準です。
常温の清水で使用する場合、呼び水が不要であることや、ポリプロピレン製ベローズは長寿命であることも特徴です。
用途としては、飲料自動販売機や、高粘度シロップの調合などに利用されることが想定されています。
VE1-Cは、流量1.5-15L/時、吐出圧力1.2MPaの電磁式ダイヤフラムポンプです。
排水処理や化学薬品を薬注できるよう、幅広い接液素材や付属品が用意されており、水処理に必要とされるほとんどの化学薬品に対し対応が可能です。さらに、非常に高い背圧がある場合にも対応可能です。
使用可能の最高温度は65℃、1分当たりのストロークは最大180回です。
ポンプヘッドの材質は、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、最大モータ容量は、0.05kW、本体重量は、3.5㎏です。
VE3-MFは、流量2~24L/時、最大吐出圧力1.8MPaを備えた電磁式ダイアフラムポンプです。
また、デジタルでの流量の読み取りが可能です。また、ヴァーダードズのポンプは、多くの接液部材質の組み合わせで、様々な性質と特性を持つ化学薬品に適応可能で、水処理に使用されるほどんどの化学薬品に対応可能です。
このポンプのポンプヘッド材質は、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、最高使用温度は65℃、1分当たりのストローク数は150回、最大モータ容量は0.06kW、本体重量は3.5kgです。
VE-DUAL PH-RXは、pHやRedox、次亜塩素酸や水温などの水質を管理するための、計測器と、これらの数値を調整可能な電磁式薬液注入ポンプが一体となっています。
ヴァーダードズのポンプは、さまざまな接液部材質により、多様な性質・特性を有する化学薬品をポンプ移送することが可能です。このことから、水処理に使用されるほとんどのすべての化学薬品に対応可能です。
また、ポンプの最大流量は10L/時、最大吐出圧力は5bar、ポンプヘッドとバルブの材質は、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)製です。
V-MS instrumentは、水質の検査数値を確認するためのコントローラーです。温度、pH、Redox、残留塩素および導電度の値を読み取ることが可能です。
水処理過程、食品や飲料分野、化学工業などの分野で使用されることが想定されています。
本体はポリプロピレン製です。また、同時確認可能なパラメーター数は、1もしくは2で、マルチパラメーターバージョンでは、pHの読み取りの値と同時に、ほかのいずれかのパラメーターを確認することができます。
薬液注入ポンプ(エレポン化工機)は、ダイヤフラム型、電磁可動式、ベローズ型およびプランジャー型と多様なラインナップがあります。
用途としては、泥水や汚水、各種化学薬品などの移送、理化学・医療分野における薬液注入、塩素滅菌工程での使用が想定されています。
型式によりますが、直動式ダイヤフラム型では、6~60mL/分の微少容量に対応したものから、30000~30000mL/分の大容量に対応したものまで、幅広い商品から選ぶことができます。
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