株式会社丸八ポンプ製作所
タプフロー株式会社

【2021年版】渦巻ポンプ5選 / メーカー16社一覧

渦巻ポンプのメーカー16社・73製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


渦巻ポンプとは

渦巻ポンプ

渦巻ポンプとは、ポンプのケーシング内部に羽根車状のインペラを備えた遠心式の渦巻型ポンプであり、ボリュートポンプともいわれます。

渦巻ポンプの特徴には 遠く、高い場所に位置する各機器に流体を送るため、大流量で低圧力の流体を生み出すポンプの特性や、渦巻きポンプのインペラー形状次第では、スラリーや繊維物など異物を含んだ液体の送液もできることから、工業用や農業用、または家庭用に至るまで、さまざまな分野で使用される代表的なポンプ方式といえます。

渦巻ポンプの使用用途

渦巻きポンプは、高い圧力は必要とせず比較的大流量が求められる用途に適したポンプでありながら、渦巻きポンプのインペラー形状次第では、スラリーや繊維物など異物を含んだ液体の送液もできるため、これらの用途で利用されています。

主な使用用途としては、貯水タンクの送液や液循環、冷却水循環などの用途で利用する工業分野、深井戸や貯水槽からの灌漑用くみ上げと送液などの用途で利用する農業分野など、さまざまな分野で使用される代表的なポンプ方式として、渦巻ポンプは利用されています。

渦巻ポンプの原理

渦巻ポンプは、モーター、ケーシング、羽根車状のインペラーで構成された遠心式のポンプです。

渦巻ポンプのケーシング

カスケードポンプのフラットな外観形状をするケーシングとは異なり、タービンの外観形状と似ています。このタービンの外観形状と似たケーシング内で渦を形成することからボリュートポンプともいわれ、インペラーによって送り出される液は、このケーシング形状によって高い運動エネルギーを維持したまま排出されます。

渦巻ポンプのインペラー

羽根車の形状をしています。

ケーシング内に羽根車状のインペラーを備えた渦巻ポンプの原理は、ケーシング内部に満たされた液体を、モーターで回転させたインペラーによる遠心力で外側に押し付けられると同時に、ケーシング内の渦でさらに圧力が高められた後、ポンプ出口から排出されます。この送液原理により、渦巻ポンプはカスケードポンプと比較すると、圧力が低く、大流量を得意としますが、更なる高効率化を実現するためにインペラーを多段にすることもできます。

ポンプの構造

ポンプの構造は、流量と揚程が密接に関係しており、ポンプを選択する際の選定基準として重要になってきます。

ポンプは大別してターボ型ポンプや容積型ポンプ、その他のポンプに分けられます。その他のポンプの一例としては、気体を扱う真空ポンプなどが挙げられます。さらにターボ型ポンプを細分すると遠心ポンプと傾斜ポンプ、軸流ポンプに分けられます。

ここでは例として遠心ポンプに分類されている渦巻ポンプとディフューザーポンプを取り上げます。

渦巻ポンプは、吸水側(一次側)から流入してきた液体を羽根車を高速で回転させることでケーシング(渦巻き室)を通過した際に流体を少しずつ減速させて圧力変換を行なう構造をもっています。ケーシングはボリュートと呼ばれることもあります。これに対して羽根車の外周に回転しない案内羽根が配置されているものをディフューザーポンプと呼びます。別名ではタービンポンプと呼ばれたりもします。仕組みは渦巻ポンプと似ていますが、案内羽根を通過することで流体を減速させているので羽根車と合わさり効率がよくなっています。

渦巻ポンプとキャビテーションについて

ポンプの構造は液体を圧力変換することを目的として設計されているのでポンプの内部にガスが混入したり、ガスが発生したりすると問題が発生します。

そんな問題の一つにキャビテーションがあります。ポンプにおけるキャビテーションとはポンプ内部で液体の圧力が急激に低下し、飽和蒸気圧に達することで液体が急激に気化する現象のことです。

ベルヌーイの定理から管の断面積が広い部分では流速は下がり、流体の圧力(静圧)は上昇します。しかし、管の断面積が狭い部分では流速は上がり、静圧は低下します。ここで低下した静圧が飽和蒸気圧に達すると流体の気化が始まります。そして、キャビテーションは連結されている管内だけではなくあらゆる場所で発生します。例えば管の途中にあるバルブ内で流量が減少した場合やポンプの吸水口(一次側)付近で静圧が飽和蒸気圧に達した場合にも発生します。

渦巻ポンプでのキャビテーションは羽根車に流入してきた液体の流速が上昇することで流体の静圧が低下し、流入部付近の静圧が流体の飽和蒸気圧を下回ると発生します。

キャビテーションが繰り返し発生することで羽根車を損傷し、キャビテーション壊食が生じます。これは渦巻ポンプ内だけではなく管やバルブの損傷も生じ、設備の早期な劣化や破壊に繋がります。

参考文献
https://speckjapan.com/aboutcent
https://engineer-education.com/pump-1/
https://engineer-education.com/pump-2_cavitation/
https://www.tacmina.co.jp/library/coretech/249/
http://www.ebara.com/about/technologies/abstract/detail/1196383_4292.html
https://hightemperaturepump.eichitwo.com/?page_id=547

渦巻ポンプのメーカー情報

*一部商社などの取扱い企業なども含みます。

渦巻ポンプのメーカー16社一覧


渦巻ポンプのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社荏原製作所
  2. 2 株式会社酉島製作所
  3. 3 株式会社川本製作所

設立年の新しい会社

  1. 1 タプフロー株式会社
  2. 2 クボタ機工株式会社
  3. 3 株式会社林化工機製作所

歴史のある会社

  1. 1 株式会社増田鉄工場
  2. 2 株式会社荏原製作所
  3. 3 株式会社浅野製作所

渦巻ポンプ5選

両吸込渦巻ポンプ IDS

株式会社石垣 両吸込渦巻ポンプ IDS 画像出典: 株式会社石垣公式サイト

特徴

両吸込渦巻ポンプ IDSは口径150~1000mm、吐出し量2~150㎥/min、揚程10~150mが仕様範囲となっています。

吸込ヘッドが高くなる使用環境においても軸受部などポンプ構造の堅牢性を向上させることで安定的な運転を可能としています。

パッキンケースには5本のパッキンおよびランタンリングやメカニカルシールを装着することができ、漏れ防止の強化を図っています。

上下水道、一般給排水、農業排水、工業用水、製紙など、不純物の多い液体を扱う場合に適しています。

株式会社石垣の会社概要

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竪型渦巻ポンプ 自吸式

株式会社林化工機製作所

特徴

竪型自吸式渦巻ポンプHD-SFVは用途によってのケーシングの材質をFRP、PVC、PPから選択することができ、仕様範囲が揚程5~18m、吐出量80~670L/minクラスの渦巻ポンプがラインアップです。

耐候性、耐熱性、耐薬品性のある素材を設定することで長期間使用できる渦巻きポンプを実現し、無摺動、無接液構造のHKSシールを用いることでシール面の耐久性を向上させています。

自吸式を採用しているため、呼水は最初の始動時のみで、次からはポンプ内に残る自吸水によって稼働させることができます。

化学工場など環境負荷のかかる用途での使用に適しています。

株式会社林化工機製作所の会社概要

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ステンレス製渦巻ポンプ

株式会社丸八ポンプ製作所

特徴

ステンレス製渦巻ポンプのFM型は全揚程が5~47m、吐出量は40~5600L/minの範囲に対応した3仕様から選択できる中揚程タイプの渦巻ポンプです。

標準仕様ではクローズになっているインペラーをセミオープン仕様にすることや、揚液に含まれる繊維質スラリーがインペラーに巻き付くことを防ぐ機能を装備することも可能です。

軸封は、メカニカルシール方式またはグランドパッキン方式を採用していますが、揚液に合わせて方式や材質を変更することもできます。

カスタマイズにより用途の幅が広がり、特殊液体の移送、ろ過、化学・塗装工場などでの適用を実現しています。

株式会社丸八ポンプ製作所の会社概要

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HAS (横軸渦巻ポンプ)

本多機工株式会社 HAS (横軸渦巻ポンプ) 画像出典: 本多機工株式会社公式サイト

特徴

HAS(横軸渦巻ポンプ)はISO2858(JIS B 8313)16bar相当のプロセスポンプで、使用範囲は吸込口径50~100mm、吐出口径40~80mm、全揚程6~50mm、吐出し量0.08~2㎥/minの高効率かつ省エネルギーの渦巻ポンプです。

フートサポート式、バックプルアウト構造を採用しているため、メイン配管を取り外すことなく、メンテナンスを行うことができます。

ステンレス鋳鋼製で最高使用圧力は1.6MPa、温度は-10℃~119℃の範囲で使用することができ、石油化学工業、一般工業での使用に適しています。

本多機工株式会社の会社概要

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両吸込うず巻ポンプ DV-LJ

クボタ機工株式会社

特徴

DV-L型のJシリーズは口径200~1350mm、吐出し量3.2~415㎥/min、全揚程8~280mの範囲で対応したタイプを選択でき、高効率かつ高吸込性能を有する渦巻ポンプです。

上下に分解できるケーシングのシール面にはひも状のゴムガスケットを設定し、軸封水配管はケーシング内蔵型とすることで部品点数を減らし、メンテナンス工数削減を実現しています。

FEMを用いた構造解析により最適な設計を行い、耐久性および信頼性を高めるとともに、軽量化・コンパクト化も達成し設置の容易さやスペースの削減につなげています。

上水道・工業用水道、農業用、ビル・空調設備用など、小規模から大規模まで幅広い用途で使用することが可能です。

クボタ機工株式会社の会社概要

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渦巻ポンプの73製品一覧

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