無収縮モルタルのメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
収縮しない特性から、主にコンクリート壁の強度補強や,クラック補修など複雑な隙間を補強できる流動性、汎用性の高い無収縮モルタルはグラウド型と呼ばれています。
水を入れ硬めに仕上げられた形状はパッド型と呼ばれ機械裾付けや柱のアンカーボルト補強など外付の固定補助にも使用されています。
全く膨張しないわけではなく、基本特性は水密性が高く無収縮ではありますが、わずかな膨張が用途により最大限の効果を生み出す場合があります(CFT工法参照)
用途としては地下水源の過剰採取弱下した地面の「地盤改良」、老朽化したRC建造物の「コンクリート壁面のひび割れ補強」「岩盤剥離防止」「充填補強」などに使われています。パッド型ならば「ボルト固定」「機械裾付け」などに使用されています。
グラウド型とパッド型を一緒に使う例は「マンホールの沈下補修」などが身近な例です。地盤改良では河川の暗渠排水工事で基礎パイルをたてるときに補強材として使用されています。
岩盤剥離補修としては山間部の道路工事で、切り通しの丘陵部分が崩れないように打つ柔軟性のある補強壁面がそれに当たります。(流動性コンクリートと呼ばれたりします)
混和剤として石灰系膨張剤などを使用し、その配合如何で多少の膨張性を持つ性質を持ったモルタルになります。原理の例題としてハイブリット高層建築であるCFT工法の鋼管の充填基材として使用されている例をあげて解説します。
粘性と僅かにある膨張性の面目躍如が効を奏する施工例です。充填する石灰を混ぜたグラウド型モルタルの、外に向かう膨張力と鋼管の拘束力の相互拘束(コンファインド効果)で本体の強度と梁の固定性を飛躍的にあげる手法です。
鉄骨充填工法より安価で、その上で強度も比較的高いことが近年注目されている所以です。観光資源である風光明媚な景観を維持する為に、自然物の補強材として活躍している例では、日本三景松島湾の仁王島など湾内の景観を織り成す奇岩群がその例です。
しかし、無収縮モルタルの性質はコンクリートと同様で中性化には当然弱くなります。また機械練りが必須であるため機材の調達が不可欠である点と、硬く練るには違いないのですが強度面、耐久性はあくまでも気密性が高い場合で、ということになります。
参考文献
http://www.matsushima.or.jp/charm/history.html
https://wordpressbrog.11ohaka.com/archives/5995
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社