レーザー変位計のメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
レーザー変位計は対象物の高さ、位置、もしくは距離を非接触で計測を可能とする計測機器です。他にも、厚み、幅や寸法測定にも用いられ、用途に応じて、様々なパラメータを計測することができます。焦点を共有するセンサーやレーザー三角測量センサーは、厚みや幅などの複数ポイントの計測を行うことが可能です。用途に応じて様々な計測が可能であることから、生産・製造から研究・開発までと、幅広いシーンで活用されています。
レーザー変位計は非接触で、ミクロン単位での高精度の計測が可能で、応答時間が短いという特徴を有しています。また、従来測定困難であった回転体の測定や狭い場所での測定が、レーザー変位計の出現により容易になりました。
このような特徴を有しているレーザー変位計は、自動車、半導体、電機・電子、鉄鋼・金属、医療関係と様々な業界で使用されています。自動車では部品受入、組み立て、製品の良否判定まで、製品が完成するまで長いフローで活用されています。
レーザー変位計の測定原理は、三角測量を利用したものです。主な部品構成としては、投光部と受光部に分かれています。投光部は投光素子と投光レンズ、受光部はリニアイメージセンサと受光レンズで構成されています。これらの部品を利用して、対象物の測量を行い、変位量の検出を行います。
測定原理は以下のとおりです。まず、投光部の投光素子からの光が投光レンズにより集光され、対象物に投影されます。光の一部は対象物を反射して、受光部の受光レンズを通して、リニアイメージセンサに光が届きます。ここでリニアイメージセンサ上に光のスポットができ、対象物の位置を検知します。対象物が移動すると、リニアイメージセンサ上の光スポットが移動するため、この移動量を検知して対象物の変位量を検出します。
リニアイメージセンサの他に、PSD(Position Sensitive Device)と呼ばれる位置検出素子を利用したものもあります。
参考文献
https://www3.panasonic.biz/ac/j/service/tech_support/fasys/tech_guide/measurement/laser/index.jsp
https://www.keyence.co.jp/products/measure/
社員数の規模
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