接触式変位センサーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、接触式変位センサーのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。接触式変位センサー関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:三菱電機株式会社、2位:株式会社東精エンジニアリング、3位:オプテックス・エフエー株式会社となっています。
接触式変位センサーとは、モノの位置をセンサーで読み取ることのできる機械です。
大きく分けて2種類の方式があります。
同じような機械で、マイクロメーターというものもありますがこちらは人の手で操作する機械となっています。手動で操作するので、力加減によって測定値に若干の誤差が出てしまう場合もあります。その点、接触式変位センサーは内部のバネの力によって計測をするので力が一定であり計測の誤差がないのも特徴の一つです。
以下には、2種類の方式それぞれの使用用途について説明を記します。
LVDT方式の特徴は、センサー内部にコアと呼ばれるものとコイルが内蔵してあるところです。
先端にある接触子が計測対象に触れることで、コイルに流れている電流が変動して磁力が変化します。
その変動した磁力をコアで計測することにより、モノの厚みを測ったりしています。接触子は、バネの力で上下して動いています。力が一定なため、安定して計測をすることが出来ますが磁力を利用するため、コア中心部と端部分では誤差が生まれてしまうことがあります。
スケール方式は別名、パルスカウント方式とも呼ばれています。
スケール方式の中でも、磁気を利用した磁気型パルスカウント方式、光を利用した光パルスカウント方式の2種類に分かれています。
磁気型パルスカウント方式では、作業現場の塵や、埃などの環境に左右されず計測を行うことが出来るのがメリットです。また、現場の温度等も気にすることなく作業を行うことが出来ます。
接触式変位センサーは、モノの状態を正確に計測したいときに使用するものです。
例えば、素材の表面で目視では確認できない、面の反り具合や細かな凹凸なども計測することが出来ます。
非接触型の変位センサーと比較すると、接触型はモノに接触させて使用するので耐久性は劣ってしまうという欠点もあります。
参考文献
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/ct_principles.jsp
https://sentec.co.jp/catalog/touch.html
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/ct_info.jsp
https://www3.panasonic.biz/ac/j/service/tech_support/fasys/tech_guide/measurement/contact/index.jsp
https://cfd.citizen.co.jp/measurementsp/product/sensor/feature.html
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企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト5
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 三菱電機株式会社 | 40% |
2 | 株式会社東精エンジニアリング | 30% |
3 | オプテックス・エフエー株式会社 | 10% |
4 | オムロン株式会社 | 10% |
5 | 株式会社キーエンス | 10% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月の接触式変位センサーページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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GT2シリーズの高精度接触式デジタルセンサーは、値飛び、原点忘れがありません。
パルスカウント方式と違い、スケールショットシステムによって、スピードアップや衝撃などによる値飛びが発生しない原理となっています。
IP67Gをクリアした、油・水に強い耐環境性となっており、QMCトランスシステムによって、超小型と高精度を実現させています。
形状は、超小型、ペンシル、ボックスタイプなどに分けられます。
さらに、測定ストロークや取付け方法、エアシリンダタイプなどによって種別され、計29種類のバリエーションになります。
さまざまなインラインでの計測システムなどに使用されています。
GTシリーズは、オートチューニングが可能であり、様々なシチュエーションで使用できる汎用型の接触式変位センサーです。
センサーヘッドは、標準的な低測定力のものかエアシリンダーを使用したものから選択でき、アンプユニットもPNP,NPN出力どちらも対応できます。
とにかく使いやすさを追求したモデルとなっており、センサーヘッドは穴を開けるのみで簡単に設置でき、本体からの配線をそのままアンプに連結するだけで計測が可能です。
AT2シリーズは、様々なシチュエーションで使用できる汎用型の接触式変位センサーです。
センサーヘッドは、標準的な低測定力のものから超微圧タイプまで様々なものから選択でき、アンプユニットはNPN出力対応で、とてもシンプルなモデルとなっています。
計測ストロークは1.4mm±0.5mmの微細構造を計測するものから、長作動のものでは10mm±1.5mmまで計測可能なため、大きな3次元形状を持つ物体に対しても正確な形状を算出することが可能です。
DF800Sは、完全防水型の接触式の変位センサーです。
センサー内部はボールスプライン構造とすることで外部からの衝撃や振動をやわらげ、1億回以上の摺動テストもクリアしています。
本体は完全密閉して作られているため、水中で丸3日間使用しても摺動性に問題は起こりません。
変位の検出は磁気によって行うため、劣悪な環境下でも外乱を受けにくく、計測結果はデジタルデータとして出力できるため、制御や演算にすばやく利用できます。
DF800Sシリーズ、DTシリーズは、磁気検出方式による耐環境性・耐衝撃性・耐振製性に優れた接触式変位センサーです。
高精度な磁気記録をほどこしたスケールを採用し、独自のMRセンサーによって、高精度かつ悪環境や温度変化に強いゲージを実現しています。
また、ボールスプライン構造によって、繰り返し精度と摺動性能を高めています。
汎用タイプから、高分解能、長尺・堅牢タイプなどがあります。
厚さや高さ、芯振れや平面度など、インラインから計測器としての計測など様々な用途に応用できます。
SA-S110は、1チャンネルの簡易的な卓上タイプから最大16台の連結が可能なものまで、幅広い用途に適用できる接触式変位センサーです。
変位の算出には光学式エンコーダ方式を採用しているため、電源オンオフの都度原点出しをする必要がないため、計測ミスをなくしつつ計測準備時間の短縮が可能です。
2種類の軸受け構造としているため、縦横はもちろん斜めからの荷重に対する耐久性も抜群で、摺動テストでは2億回をクリアした実績を誇ります。
SA-S110APは、本体内部をエアパージすることで耐環境性能を大幅に向上した接触式変位センサーで、自動車やベアリング製造工場などのクーラントや切削液が存在する現場で活躍します。
変位の算出には光学式エンコーダ方式を採用しているため、電源オンオフの都度原点出しをする必要がないため、計測ミスをなくしつつ計測準備時間の短縮が可能です。
計測範囲は10mmとロングレンジのため、ベアリングなど立体的な構造を持つ対象物の計測に十分対応できます。
D5SNは、小型かつ軽量であり、φ6mmの超小径もラインナップされた接触式変位センサーです。
センサー部は、測定子とゴムブーツがついたプランジャ構造になっており、IP67の保護構造で、幅広い測定環境に対応できます。
測定子はさまざまなタイプがあり、用途にあわせて選定することができます。
一般的な平面には、鋼のボールタイプを使用し、耐摩耗性が求められる測定には、超硬タイプを使用します。
ケーブルの終端についたセンサコネクタをアンプに接続して使用します。
測定値は、アンプより電圧や電流のアナログ値で出力されます。