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ポットミルについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ポットミルのメーカー17社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ポットミル関連企業の2024年10月注目ランキングは1位:株式会社マキノ、2位:株式会社鈴木理化学、3位:関谷理化株式会社となっています。
ポットミルとは、研究や実験で用いられる粉砕・混合装置の1種です。
セラミック製の円筒形のポットが回転することで、内部のボールがサンプルを粉砕し、細かく均一な粉体が得られる点が特徴です。ポットとボールには、硬度が高く耐摩耗性に優れた素材が使用されています。
そのため、粉砕中に装置が破損するリスクは極めて低いです。また、耐薬品性が高いので、サンプルの成分によって装置が腐食される心配もありません。これにより、装置の破片や溶出物によるサンプルのコンタミネーションを防ぐことが可能です。
ポットミルは、特に細かく均一に混ぜたいサンプルの粉砕に適しており、耐摩耗性・耐薬品性の高いセラミック製のポットやボールが主流となっています。ポットやボールからのコンタミネーションが起きにくく、サンプルを清潔な状態で粉砕できるのが大きな利点です。
産業利用にも適しており、例えば陶芸の釉薬の混合に活用されています。釉薬を均一に混ぜることで、焼き物の仕上がりがより美しく、品質が向上させることが可能です。また、ポットミルはデータ保護の観点からも重要で、USBやフロッピーディスクなどのデータ記憶媒体を完全に破壊することで、データ流出を防ぐ用途で使用されています。
例からも分かるように、ポットミルは多岐にわたる分野で幅広い用途を持ちます。高い粉砕効率と安全性から、今後も様々な産業や研究での活用が期待される重要な装置です。
ポットミルは、ポットが回転することで、内部に入れられたボールが衝突・摩擦を繰り返します。これによって、サンプルを粉砕し、混合される仕組みです。
回転速度や回転時間、ボールの大きさや数などの条件を調整することで、粉砕の粒度や混合の均一性をコントロールできます。また、セラミック製のポットやボールは耐摩耗性・耐薬品性が高いため、サンプルへのコンタミネーションが少なく、粉砕や混合を安全かつ効果的に行うことが可能です。
ポットミルの利点は、効率的な粉砕・混合が可能であることに加え、さまざまなサンプルに対応できる汎用性も挙げられます。
ポットミルはポット、ボール、本体から成ります。
セラミック製の円筒形です。粉砕したいサンプルとボールを入れます。
材質はアルミナ、ジルコニア、ナイロンなどです。サンプルと共にポットへ入れます。
2本の回転シャフトが水平に配置されており、この上にポットを乗せて回転させます。
ボールは摩耗しにくいため、洗浄して再利用可能です。ただし使い古したものは、表面に欠けやひび割れがないかを毎回確認してください。
ポットミルと意味の似た言葉に、「ボールミル」というものがあります。ボールミルとは、金属やセラミックのボールを使って物を粉砕する機器の総称であり、「ポットミル」よりも広い概念です。厳密な分類基準があるわけではありませんが、ボールミルのうち小型の機種が「ポットミル」と呼ばれる傾向があります。
ボールミルの中には、粉砕室の容量が数百〜数千Lにも達する大型機種も存在します。大型の工業用ボールミルは粉砕能力が高く、粉砕・混合する以外に、圧力によって物性を変化させる目的でも使用される点が特徴です。なお、工業用ボールミルの主な用途は以下の通りです。
ボールの粒径は、粉砕の細かさや粉砕後の物性に影響します。卓上ポットミルに使われるボールは、大きい物で直径2cm前後、小さいものでは1mm未満のものまで幅があります。一般的傾向として、ボールの直径が大きいほど粗い破砕になり、直径が小さいほど細かい粉砕が可能です。
粒径が大きいボールは落下のエネルギーが大きいものの、ボールどうしの隙間が大きいため、摩擦による粉砕効率は低下します。一方、粒径の小さいボールは落下のエネルギーは小さいものの、ポットが回転する際の遠心力で粉砕のエネルギーが増強されるのが特徴です。さらに、ボールどうしが密着しているため、摩擦力による粉砕が進みます。
微細なボールで粉砕した場合、摩擦熱による物性変化に留意が必要です。例えば、結晶性の物質を処理した場合、高い圧力で粉砕されることでアモルファス化し、熱伝導性や反応性が変わる場合があります。
物性を変えることなく粉砕したい場合は、ボールの粒径を変えて粉砕試験を行い、目的にかなうボール粒径を選択することが必要です。
参考文献
https://www.mitsuwa.co.jp/products/detail/nanomech/
https://www.aimex-apema.co.jp/case/2018/05/09/103
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 株式会社マキノ |
15.4%
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2 | 株式会社鈴木理化学 |
11.5%
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3 | 関谷理化株式会社 |
11.5%
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4 | ニデックドライブテクノロジー株式会社 |
11.5%
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5 | 伊勢久株式会社 |
7.7%
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6 | 有限会社丸窯製陶所 |
7.7%
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7 | MMテック株式会社 |
7.7%
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8 | 株式会社相互理化学硝子製作所 |
7.7%
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9 | 東京硝子器械株式会社 |
7.7%
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10 | 日陶科学株式会社 |
3.8%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年10月のポットミルページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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日陶科学株式会社
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ローラー間隔を調整し様々な容量のポットに対応します。 ほかにも型番がございます。
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日陶科学株式会社
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■特徴 ・主原料は高純度なアルミナを使用し、高温焼結した微結晶の集合体で、高い硬度とねばりをもち、耐衝撃強度が高く耐摩耗性に優れた製品です。 ・材質が...
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■特長 ・回転数の調節ができますので、サンプルに応じた粉砕が可能です。 ・ポットミルに合わせてローラー間隔を調節できます。
株式会社柳生商会
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価格について: Metoreeに登録されているポットミルの製品28点の2024年11月21日時点での価格データを元に算出しています。