東京硝子器械株式会社
トラスコ中山株式会社
アイメックス株式会社

【2021年版】ポットミル5選 / メーカー11社一覧

ポットミルのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


ポットミルとは

ポットミルとは、サンプルの粉砕・混合に使われる装置です。セラミック製の円筒形のポットが回転し、内部でボールがサンプルを粉砕することで、より細かく均一な粉体が得られます。

ポットとボールは硬度の高い素材を使っており、粉砕中に摩耗したり欠けたりする恐れは非常に低いでしょう。さらに耐薬品性が高く、粉砕サンプルに含まれている成分で装置が腐食されるリスクも抑えられます。このため、装置の破片や溶出物がサンプルにコンタミするのを防ぐことができます。

ポットミルの使用用途

ポットミルは、サンプルを粉砕して均一に混ぜるのに適しています。サンプルが触れるポットやボールは、耐摩耗性・耐薬品性の高いセラミックで作られている製品が主流です。このためポットやボールからのコンタミが起きにくく、サンプルをより清潔な状態で粉砕できます。

効率よく細かく砕けるため産業利用もされており、陶芸の釉薬の混合したり、USBやフロッピーディスクを完全に破壊してデータ流出を防いだりする用途で使われています。

ポットミルの特徴

ポットミルはポット、ボール、本体から成ります。

  • ポット
    セラミック製の円筒形です。粉砕したいサンプルとボールを入れます。
  • ボール材質はアルミナジルコニア、ナイロンなどです。サンプルと共にポットへ入れます。
  • 本体
    2本の回転シャフトが水平に配置されており、この上にポットを乗せて回転させます。

使用手順は以下の通りです。

  • ポットにサンプルとボールを入れ、フタを密閉してネジで固定します。
  • 本体の回転シャフト上に、ポットを横向きにして置きます。
  • シャフトを回転させるとポットが回ります。内部ではボールとサンプルが攪拌され、衝突のエネルギーでサンプルが砕かれます。回転速度を調整できる場合は、安全のため低速から始めて、徐々に回転速度を上げてください。
  • シャフトを止めてからポットを開けます。「ふるい」を使って、粉砕されたサンプルを回収します。

ボールは摩耗しにくいため、洗浄して再利用可能です。ただし使い古したものは、表面に欠けやひび割れがないかを毎回確認してください。

ポットミルとボールミルの違い

ポットミルと意味の似た言葉に、「ボールミル」というものがあります。ボールミルとは、金属やセラミックのボールを使って物を粉砕する機器の総称であり、「ポットミル」よりも広い概念です。厳密な分類基準があるわけではありませんが、ボールミルのうち小型の機種が「ポットミル」と呼ばれる傾向があります。

ボールミルの中には、粉砕室の容量が数百〜数千Lにも達する大型機種もあります。大型の工業用ボールミルは粉砕能力が高く、粉砕・混合するだけではなく圧力によって物性を変化させる目的でも使われます。工業用ボールミルの主な用途は以下の通りです。

  • アスファルトやセラミックの原料を作るため、鉱物を均一に粉砕する。
  • 製剤工場において、医薬品原薬を粉砕して賦形剤と均一に混合する。
  • 粘土や顔料を、均一な粘性になるよう十分に練る。
  • 結晶のアモルファス化
  • 電子部品の製造に使われる半導体の均一化

ポットミルのボール粒径

ボールの粒径は、粉砕の細かさや粉砕後の物性に影響します。卓上ポットミルに使われるボールは、大きい物で直径2 cm前後、小さいものでは1 mm未満のものまで幅があります。一般的傾向として、ボールの直径が大きいほど粗い破砕になり、直径が小さいほど細かい粉砕ができます。

粒径が大きいボールは落下のエネルギーが大きいものの、ボールどうしの隙間が大きいため、摩擦による粉砕効率は低下します。一方、粒径の小さいボールは落下のエネルギーは小さいものの、ポットが回転する際の遠心力で粉砕のエネルギーが増強されるのが特徴です。さらにボールどうしが密着しているため、摩擦力による粉砕が進みます。

微細なボールで粉砕した場合、摩擦熱による物性変化に留意が必要です。たとえば結晶性の物質を処理した場合、高い圧力で粉砕されることでアモルファス化し、熱伝導性や反応性が変わる場合があります。物性を変えることなく粉砕したい場合は、ボールの粒径を変えて粉砕試験を行い、目的にかなうボール粒径を選択する必要があります。

参考文献
https://www.mitsuwa.co.jp/products/detail/nanomech/
https://www.aimex-apema.co.jp/case/2018/05/09/103

ポットミルのメーカー情報

ポットミルのメーカー11社一覧


ポットミルのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 トラスコ中山株式会社
  2. 2 株式会社セイシン企業
  3. 3 東京硝子器械株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 MMテック株式会社
  2. 2 シンリュウ株式会社
  3. 3 株式会社エイシン

歴史のある会社

  1. 1 日本コークス工業株式会社
  2. 2 有限会社第一宮崎鉄工所
  3. 3 有限会社丸窯製陶所

ポットミル5選

プラネタリーミル SPM-03/04型

株式会社セイシン企業 プラネタリーミル SPM-03/04型 画像出典: 株式会社セイシン企業公式サイト

特徴

セイシン企業のプラネタリーミルSPM-03/04型は、強い遠心力を利用して粉砕を行う遊星ボールミルです。

粉砕ポットとターンテーブルの運動を組み合わせることで、サンプルの重力に依存しない粉砕処理が可能になり、短時間での超微粉砕と均一分散を実現しました。

乾式粉砕と湿式粉砕の双方に対応している点が特徴で、アルミナや研磨剤、フェライトなどのセラミックや金属をはじめ、樹脂や医薬品、食品など幅広い用途で使用することができます。

株式会社セイシン企業の会社概要

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AXB-15

株式会社エイシン AXB-15 画像出典: 株式会社エイシン公式サイト

特徴

エイシンのAXB-15は、ラボスケール少量生産に適した自動排出ボールミルです。

原料の投入、粉砕、取り出しはポットを装着した状態での処理が可能なため、排出に必要な一連の動作を自動で実行できます。

ポットは着脱が可能な構造になっているため洗浄を容易に行うことができ、メンテナンス性にすぐれています。

原材料は密閉状態のまま移し替えられるため、粉塵やコンタミの発生を抑えることができ、作業場の衛生管理面においても優れたパフォーマンスを発揮します。

株式会社エイシンの会社概要

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分級機内蔵型乾式粉砕機 ファインミル

日本コークス工業株式会社 分級機内蔵型乾式粉砕機 ファインミル 画像出典: 日本コークス工業株式会社公式サイト

特徴

日本コークス工業のファインミルは、従来品では粉砕が困難とされていた超微粉砕を可能にした連続式の乾式粉砕機です。

粉砕可能な原料サイズの幅広さに優れており、粉末上の原料だけではなく、0.5〜1 mm厚のガラス板や粒状のガラスも直接処理することが可能です。

分級機が内臓されているため、粒子のサイズごとに最適な粉砕を行うことができます。

クローズドシステムが採用されているため、大気中で劣化が生じる素材の処理も可能です。

日本コークス工業株式会社の会社概要

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ポットミル

アイメックス株式会社 ポットミル 画像出典: アイメックス株式会社公式サイト

特徴

アイメックスのイージーナノは、A3用紙と同等サイズのコンパクトなデザインが特徴のバッチ式ビーズミルです。

ポンプを使用しないため液体輸送のトラブルリスクが無く、直径2.0 mm以下のビーズは制限なく処理が可能と、幅広い媒体に使用可能です。

30 mlからの少量処理が可能なことが特徴で、希少な試料の処理に最適です。

部品が少なくシンプルな設計のため分解・組み立てを30秒でおこなうことができ、メンテナンス性にも優れています。

アイメックス株式会社の会社概要

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ディスクミル

MMテック株式会社 ディスクミル 画像出典: MMテック株式会社公式サイト

特徴

MMテックのディスクミルは、特殊構造のディスクで処理を行うため、シャープな粒度分布で処理品を得られることが特徴です。

ディスクのすり潰しと剪断作用を利用して粉砕を行い、粒系サイズは数mm〜数100 μまで調整可能です。

ディスクの間隔は微調整可能なことに加えて、操作が容易なため作業者の経験値に依存せず使用することができます。

金属やセラミックなど、使用目的によってディスクの材質を選択することができるため、使用用途の幅広さに優れています。

MMテック株式会社の会社概要

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