株式会社丸八ポンプ製作所
株式会社タクミナ
株式会社イワキ
東京硝子器械株式会社
入江株式会社
三和ハイドロテック株式会社

【2021年版】マグネットポンプ5選 / メーカー16社一覧

マグネットポンプのメーカー16社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


マグネットポンプとは

マグネットポンプ

マグネットポンプは渦巻きポンプの一種ですが他の渦巻きポンプとは違う大きな特徴があります。

普通のポンプであれば羽根車とモーターを直結するので、液体が漏れないようなシールが必要です。

普通のポンプではグランドパッキンやメカニカルシールがありますが、グランドパッキンは常に一定量もらす必要があり、メカニカルシールも壊れれば内部の流体が漏れる可能性があります。

しかし、マグネットポンプはモーターと羽根車をマグネットを介して回転するので、液体の漏れる箇所がありません。その為、腐食性流体などの環境で安全に使用できます。

マグネットポンプの使用用途

マグネットポンプの使用用途は液体が絶対に漏れてはいけない個所となります。

例えば塩酸や苛性ソーダ―などの薬品ラインです。これらはもし漏れた場合大きな被害が予想されます。その為、グランドパッキンは禁止ですしメカニカルシールも故障の際に漏れる可能性があるので使用は推奨されません。

このような所に外部漏洩が0のマグネットポンプは最適なポンプとなります。またメンテナンスコストの削減を目標として、通常の水などのラインにでもマグネットポンプを使用する事があります。

マグネットポンプの原理

マグネットポンプは普通のポンプと違いモーターと羽根車が直結していません。その代りポンプの軸に取り付けた磁石と、羽根車に取り付けた磁石を介して羽根車を回転させます。

これにより羽根車の格納されている密閉容器に、軸の貫通部が無いので外部漏洩が0となります。結果として、外部漏洩が0にも関わらず普通のポンプとして使用する事が出来ます。

また、ポリプロピレンやPTFEなどの材質で羽根車や密閉容器を作成すれば、薬品にも安全に使用できる耐食性の高いポンプを作る事も可能です。

しかし、この構造は外部から軸受などに注水や給油が出来ないので、プロセス流体で軸受の潤滑や冷却を行います。その為、空運転は厳禁でもし空運転を行えば軸受が焼付き、ポンプが壊れてしまいます。

このような注意点があるのでマグネットポンプを使用する際はアンペア計等を取り付けて、空運転を監視する必要があります。

軸が直結されているポンプと比べてモーターサイズが1サイズ程度大きくなることもあるので注意が必要です。現在ではあまり差が無いですが、24時間動かす場合などでは1サイズの違いで電力も大きく変わるので注意が必要です。

マグネットポンプとダイヤフラムポンプの違い

マグネットポンプとダイヤフラムポンプの違いについて説明します。

マグネットポンプがインペラを回して送るいわば渦巻ポンプであるのに対し、ダイヤフラムポンプはダイヤフラムと呼ばれる膜をペコペコと往復運動させ吸引、吐出を繰り返すことで送る容積式ポンプです。また、マグネットポンプが回転運動を用いて送液するのに対し、ダイヤフラムポンプはピストンによる往復運動を用いて送液します。

どちらも、薬品系のラインに多く用いられますが、マグネットポンプのほうが液の危険度が高い傾向にあります。それは液体が限りなく漏れないからです。ダイヤフラムポンプの場合、その構造上フランジ面などから液体が漏れ出す可能性があり、漏洩を防ぐ面ではマグネットポンプに軍配が上がります。しかしながら、メンテナンス性はダイヤフラムポンプのほうがよく、単体の値段も安いためコストは低く済みます。

マグネットポンプの故障原因

使用液体を外部に漏洩することなく送液できるマグネットポンプですが、使用方法を誤れば比較的簡単に故障します。ここでは代表的な故障原因について説明します。

  • 空運転
    マグネットポンプに限った話ではありませんが、空運転をすることでベアリングが破損し、故障に至るケースが多いです。ポンプの長期停止後であったり、トラブル時の一時的なメンテナンス後であったり、稼働時にポンプ内に流体を流さことを忘れがちですので、稼働前には運転員あ整備者含め複数人でチェックすることが大切です。
  • 詰まり
    詰まる箇所にも様々です。入口側ストレーナが閉塞していると、空運転同様の症状となり、ベアリングの焼き付きが発生します。また、送液した圧力も少なくなります。出口側のストレーナが閉塞した場合、締め切り運転状態となるため、これもポンプに負荷をかけ、故障につながります。インペラ、ケースに詰まりがある場合そもそも回転しないため稼働しません。いずれも簡単に故障に至るため、使用流体に固着する性質があるものや粘性のあるものには、十分注意が必要です。

参考文献
http://www.sanwapump.co.jp/special/why/index.html
https://www.iwakipumps.jp/products/magnetic/135/md/
https://www.iwakipumps.jp/support/faq/magnetic/
http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/a1b.html

マグネットポンプのメーカー情報

マグネットポンプのメーカー16社一覧


マグネットポンプのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社イワキ
  2. 2 株式会社タクミナ
  3. 3 日本オイルポンプ株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 株式会社スペック・ジャパン
  2. 2 株式会社ワールドケミカル
  3. 3 株式会社林化工機製作所

歴史のある会社

  1. 1 入江株式会社
  2. 2 日本オイルポンプ株式会社
  3. 3 入江株式会社

マグネットポンプ5選

横型マグネットポンプ超小型GS

株式会社ワールドケミカル 横型マグネットポンプ超小型GS 画像出典: 株式会社ワールドケミカル公式サイト

特徴

モータ効率を追求し、低消費電力を実現した超小型のマグネットポンプです。モータ上面に端子箱を採用しているため、配線の取り付け工事を容易におこなうことができます。

小型で軽量に設計されており50Hz/60Hzで共用可能、Oリングはフッ素ゴム(FKM)が標準品として採用されています。

用途としては、めっき装置の洗浄、ドラフトチャンバー循環、小型スクラバー循環、化学薬品の供給、廃液の移送、などに使用されています。

株式会社ワールドケミカルの会社概要

  • 会社所在地: 東京都台東区台東1-1-14 ANTEX24 3階
  • URL: https://www.wcc.co.jp/
  • 創業: 1971年
  • 従業員数: 70人

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Y/YS-2951-W-MK

株式会社スペック・ジャパン Y/YS-2951-W-MK 画像出典: 株式会社スペック・ジャパン公式サイト

特徴

最大流量13 l/m 、最大揚程40 m のマグネットポンプです。マグネットのカップリングによる液漏れはなく、メンテナンスフリーの製品です。

水は最高で140 °C、油は最高で160 °Cまで使用する事ができ、ガスを含んだ媒体への対応や逆転運転も可能となっています。

用途としては、太陽光発電分野のグリコール溶液輸送、半導体チラーの冷却、キャビネットの温調、研究室の装置却、成型用金型の冷却などに使用されています。

株式会社スペック・ジャパンの会社概要

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マグネットポンプ MDシリーズ

株式会社イワキ マグネットポンプ MDシリーズ 画像出典: 株式会社イワキ公式サイト

特徴

信頼性の高い小型のマグネットポンプです。マグネットドライブ方式であるためシールレスでポンプ部の液漏れは発生せず、シール交換の手間が有りません。コンパクトな設計となっているため、装置への組込みに適しています。

材料にGFRPP(グラスファイバー強化ポリプロピレン)を採用しており、幅広い薬液に対して使用できます。用途としては、各種医療装置、恒温槽、分析装置などへの組込みや、各種薬液の移送用としてに使用されています。

株式会社イワキの会社概要

  • 会社所在地: 東京都千代田区神田須田町2-6-6 ニッセイ神田須田町ビル
  • URL: https://www.iwakipumps.jp/
  • 創業: 1956年
  • 従業員数: 748人

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マグネットポンプMD-F/MD-Vシリーズ

入江株式会社 マグネットポンプMD-F/MD-Vシリーズ 画像出典: 入江株式会社公式サイト

特徴

MD-F/MD-Vシリーズは、有機溶剤や強酸・強アルカリなど、大部分の薬液に使用する事が可能なマグネットポンプです。

液温の範囲は0℃から80℃、粘度の範囲は30mPa·s(比重 1の時)まで使用できます。MD-Fシリーズは、高比重液への使用を目的として設計されており、インペラは薬液の比重に応じて3種類を標準化しているため、適切なものを自由に選択することが可能です。

シールレス構造により液洩れがなく、シール交換の手間がありません。

入江株式会社の会社概要

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ステンレスマグネットポンプ

三和ハイドロテック株式会社 ステンレスマグネットポンプ 画像出典: 三和ハイドロテック株式会社公式サイト

特徴

サニタリー仕様のステンレスマグネットポンプです。メカニカルシールが無く、分解・洗浄が容易で 日常のメンテナンスを簡単に行えるようになっています。

駆動部とインペラー部が分離しているので液漏れは起こらず、完全密閉型であるため外気との接触が無く衛生的です。ステンレス(SUS304)が標準仕様となっており、-20℃から100℃の範囲で使用することが可能です。

食品・医療・化粧品用途に加え、他の分野でも使用されています。

三和ハイドロテック株式会社の会社概要

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