圧力スイッチのメーカー29社・117製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
圧力スイッチとは、主に機器本体に内蔵されたダイアフラムに、液体や気体による特定の圧力が加わることで、感圧素子の接点が開閉することで検出する機器です。
一般的な圧力スイッチは、液体や気体の圧力を検出する以外にも、大気圧より高い圧力の正圧から低い圧力の負圧、または2つの異なった圧力の差を検出する差圧の検出や、微小な圧力変化でも検出可能な微差圧検出に至るまで、さまざまな環境や用途の圧力検出に対応することもできます。
圧力スイッチは、気体や液体、可燃性や腐食性などを測定する環境や状況に合わせてセンサーの種類が異なりますが、主に気体や液体を問わず流体を使用する環境下において、圧力を監視する用途で利用されます。
また、一般的な圧力スイッチの使用用途では、自動車エンジンの動作や出力状況などの管理、エアコンのコンプレッサや冷却ガス、掃除機の吸込みなどの風量管理から、産業分野では生産装置におけるポンプやコンプレッサを用いた流量と圧力管理などで利用されています。
圧力スイッチは、主に大気圧を基準にした正・負圧のゲージ圧、絶対真空を基準とした絶対圧、2種類の圧力を任意に設定した圧力差で検出する差圧に大別されます。
一般的な圧力スイッチの原理としては、ダイアフラムにピエゾ抵抗式半導体が形成され、このダイアフラムに検出物の圧力が加わることでダイアフラムとピエゾ抵抗式半導体が変形した際に生じる電気抵抗値の変化を、電気信号に変換して検出する方法が用いられています。このダイアフラムは、気体や液体、可燃性や腐食性などのさまざまな検出対象物の流体と接する環境にあるため、ダイアフラムの材質には、一般的なステンレスなどの金属から耐薬や耐熱性のフッ素系の樹脂などが用いられています。
また、このダイアフラムに形成されピエゾ抵抗式半導体を、複数のブリッジ回路で構成することにより、微小な圧力変化でも正確な検知が可能になるため、この原理を微差圧センサーとして使用されています。
参考文献
https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/pressure_tg_j_3_3.pdf
https://www.smcworld.com/products/pickup/ja-jp/switch_sensor/pressure_sensor.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
デジタル圧力スイッチGS6 シリーズは、“現在値”と“しきい値”が同時に確認できる2画面3色表示の圧力スイッチです。
30mmのコンパクトデザインながら、“現在値”と“しきい値”が同時に確認できる2画面を採用しているため、RUN状態のまましきい値を変更することが可能なうえ、正圧、負圧で圧力センサーを選択する必要が無いことや、マスタ圧力スイッチから設定をデータ通信でコピーできる機能など、充実した性能と機能を兼ね備えていることが特徴です。
KPM42は、センサとアンプアンプが一体型で、3色デジタル表示式の標準で的な高精度圧力スイッチです。
KPM42は、主に空気や非腐食性ガスや不燃性ガスなど、ガス系に対応しています。
機能面では、2画面3色ディスプレイで圧力数値を赤色と緑色で表示し、設定値を橙色で表示することで直感的な圧力状態が確認できることや、圧力種類には正/負/連成圧のラインナップ、NPN/PNPの2出力又は1出力+アナログ1出力に対応するなど、初心者でも扱うことが容易な圧力スイッチです。
PZ シリーズは、適度なコンパクトサイズでありながら、高精度で高耐圧のデジタル式半導体圧力スイッチです。
PZ シリーズは、半導体式であることを意識せず機械式と同様にリレー接点出力が行え、差圧の概念を意識せず実圧力値設定が行えます。
さらには、差圧を非常に広く設定できる広範囲設定機能などの高機能を備えながら、設定方法のシンプル化による簡単設定機能や、暗く離れた場所からでも圧力値が容易に確認できる高視認性を採用していることも特徴です。
PS61シリーズは、耐環境性がさらに強化され、建設機械や重機械などの厳しい環境下でも適応する圧力スイッチです。
コンパクトサイズの圧力スイッチでありながら、材質は亜鉛メッキスチールとSUS316Lの選択や、接続部シール材はFKMやEPDMの選択、電気的接続方式は7種類も取り揃えるなど、豊富なラインナップが特徴で、医療や一般産業用途に留まらず、建設機械や重機械などの厳しい環境下にも対応できます。
SDE5は、簡単かつ⾼速で圧⼒を監視することができるコンパクトで低コストを実現した圧⼒スイッチです。
SDE5は、圧⼒スイッチ本体に付属するブラケットは、押し込むだけで固定と連結することも可能なため、アッセンブリ時間を最少限に抑えられることが特徴的です。
機能面では、スイッチングポイントのティーチングが可能や、あらゆる⾓度から状態を確認できるLED表示などを備えながら、最大1.0MPaまで5種類の検出範囲がラインナップされるなど、豊富なラインナップから最適な一台が選択できます。
DPG1000シリーズは、3桁表示可能なLCDディスプレイと、アラームおよびアナログ出力機能を備えた圧力/真空用のデジタル式圧力スイッチです。
デジタル式の圧力スイッチのため、3桁表示可能なLCDディスプレイを備え、デュアルアラームおよびアナログ出力が可能でありながら、押出アルミニウムを本体ケースに採用しているため、-20〜85°Cの広い環境温度に対応することや頑丈且つ防滴に対応することが特徴的な一台です。
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