磁気式エンコーダについての概要、用途、原理などをご説明します。また、磁気式エンコーダのメーカー13社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。磁気式エンコーダ関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:シチズンマイクロ株式会社、2位:アルプスアルパイン株式会社、3位:レニショー株式会社となっています。
磁気式エンコーダと関連するカテゴリ
エンコーダは、直線軸の移動量や回転角度などの物理量を検出し、位置情報を電気信号として出力する位置センサーです。
直線移動量を検出するリニアエンコーダと、回転量を計測するロータリーエンコーダの2種類のタイプがありますが、モーターと組み合わせることで広い応用範囲を持つロータリーエンコーダが圧倒的に多く使われています。
磁気式エンコーダはエンコーダの一種で、物理量の検出方式として磁界分布変化を磁気センサーで検出するものです。
エンコーダは産業用機器分野などで広く応用されていますが、磁気式エンコーダは特に油・水・埃などの汚染環境に強く、また、耐熱性・耐振動性・耐衝撃性にも優れているため、油・水・ほこりが多い、高温、振動や衝撃が多いなど過酷な環境下での使用に適しています。具体的には粉塵のある環境や水・切削油の飛び散る工場などの工作機械・産業機器などに使われます。
また、光学式エンコーダのようにスリットの入った円盤を必要としないため、同程度の分解能を小型で実現できること、光学式に比べると部品の数が少なく低消費電力であることなどの長所を持つことから、小型軽量化・低消費電力化が重視される現場で使用されます。
磁気式エンコーダは、ホール素子やMR素子などの磁気センサーと永久磁石とで構成されます。
永久磁石は回転または移動する物体に取り付けられています。シャフトが回転するなどして永久磁石の位置が変化すると、磁界分布が変わり、磁気センサーに印加される磁束密度が変化します。磁気センサーはこのときの磁束密度変化を電気信号に変換し、シャフトの位置情報を出力します。
磁気センサーとしてはホール素子またはMR素子などが使われます。ホール素子は、半導体の薄膜に電流を流すと磁束密度・方向に応じた電圧が生じるホール効果を利用して磁気を検出するセンサーです。MR素子は磁気抵抗素子ともいい、磁界の強さによって電気抵抗値が変化する磁気抵抗効果を利用して磁気を検出するセンサーです。
エンコーダの出力方式には、開始位置からの相対的角度として出力するインクリメンタル方式、絶対的角度として出力するアブソリュート方式があります。磁気式エンコーダは、電圧波形の正弦波が絶対角度と対応しているため、光学式に比べ、アブソリュート方式の出力が容易であるという特徴もあります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | シチズンマイクロ株式会社 | 18.8% |
2 | アルプスアルパイン株式会社 | 14.6% |
3 | レニショー株式会社 | 10.4% |
4 | エルゴジャパン株式会社 | 8.3% |
5 | 株式会社緑測器 | 8.3% |
6 | 日本電産コパル電子株式会社 | 8.3% |
7 | ターク・ジャパン株式会社 | 6.3% |
8 | 株式会社タイホープロダクト | 6.3% |
9 | マクソンジャパン株式会社 | 6.3% |
10 | テクノロジーリンク株式会社 | 4.2% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月の磁気式エンコーダページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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