人感センサーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、人感センサーのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。人感センサー関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:オムロン株式会社、2位:日本セラミック株式会社、3位:ローム株式会社となっています。
人感センサーとは、人間の所在に反応して機器を自動で動かすためのセンサーの総称です。
人や動物など温度を持つものが感知範囲内で動いたとき、その物体から発せられる赤外線や超音波、可視光などを感知して信号を電子機器に送り、スイッチのオンオフなどを行います。
一般的な家庭においては、赤外線を利用したものが多く使用されています。一方、業務用では赤外線と超音波を組み合わせることもあり、多くの種類とタイプがあります。
人感センサーは人に反応して機器を自動でオンオフしてくれます。
そのため電気のつけっぱなしや切れ忘れを防いでくれたり、スイッチを押す必要をなくしたりすることができます。
また、防犯目的として家の外に設置しておけば、不審者に反応して照明がついたりカメラで録画したりすることもできます。
このように、施設や商業ビルなどに限らず自宅で利用することも増えており、多くの場合、他の電化製品と組み合わせて利用されています。
人感センサーは、人から発せられる赤外線や静電気、音などがトリガーとなって電気信号を発し、自動ドアや照明器具、水栓、家電などを動かします。
人感センサーには様々な種類がありますが、なかでも赤外線センサーが多く利用されています。赤外線とは、人の目には見えない波長の長い光の事です。
赤外線センサーは、赤外線を感知して電気信号に変える仕組みとなっています。
一部条件を除き、物体からは赤外線が発されており、その量は物体により異なります。
この性質を活かし、赤外線センサーが、人が通ったときの赤外線の量の違いを感知して、照明器具などの電子機器に信号を送り、スイッチが入る仕組みとなっています。
具体的には、周囲温度と異なる温度を持つものが感知範囲内で動いたとき、その温度変化を検知することで信号を送ります。
この他に、超音波の反射を利用したセンサーや微弱な静電気を利用したタッチセンサー、また、可視光を利用したものもあります。
人感センサーは防犯用として活用されています。
人感センサーには色々なタイプのセンサーがあり、防犯カメラが付いているタイプや、音が鳴るタイプのものもあります。
威嚇効果を期待する場合は、フラッシュ機能が備わっているタイプが推奨されます。
フラッシュ機能は、侵入者に対してライトをフラッシュさせることで威嚇を行う機能です。
特徴としては、眩しく点滅するため、夜間の防犯効果が非常に高い点になります。
フラッシュ機能+警報音のタイプもあり、さらに防犯効果を高めることができます。
また、証拠としてしっかりと残したい場合は録画・記録機能が搭載されているセンサーもあります。
記録を残すことができるため、侵入者の顔や物を盗まれた際の状況証拠を映像に残すことができます。
さらに、音声も記録することができるタイプもあります。
今設置してある電球から人感センサー付きの電球に追加の工事をすることなく、後付けで取り付けたいことが良くあります。
そんな時にあまり手間が掛からず簡単に、今ある電球を人感センサー付きの電球に変えることができる方法がいくつかあります。
例えば電球がシェードで覆われていないケースでは、人感センサーが備わっている電球と交換するだけで実現できます。
電球がシェードで覆われてしまっていた場合は、センサーが検知することができるために延長ソケットを取り付けます。
人感センサーに変える方法はこのように色々とあるので、現在設置している電球の状態をしっかりと把握しておくことが重要です。
人感センサーの中には、熱線センサーが搭載されているタイプの人感センサーがあります。
このセンサーでは、人の動きと周囲と人の温度差の両方を検知して、照明のON/OFFを行っています。
高感度センサーを複数搭載することで、約1cmの小さな動きを検知することもできます。
また、AIによる環境学習機能も付いていて、人が退出した後に熱源ノイズが発生しても、誤動作を防ぐことができるものがあります。
参考文献
https://kurashi-no.jp/I0014623
https://www.logrenove.jp/housing/equipment/4119/
https://www2.lighting-daiko.co.jp/support/function/
https://ranking.goo.ne.jp/select/10887
https://4-share.net/2020/03/09/entrance-sensor-light/
https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/haisen/switch_concent/sensor_switch/facility/advanced/
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人感センサーのカタログ一覧はこちら企業
株式会社ナルコーム*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | オムロン株式会社 | 23.7% |
2 | 日本セラミック株式会社 | 23.3% |
3 | ローム株式会社 | 12.9% |
4 | センサテック株式会社 | 9.5% |
5 | セイコーインスツル株式会社 | 7.3% |
6 | ワッティー株式会社 | 6.9% |
7 | オプテックス・エフエー株式会社 | 6.5% |
8 | 株式会社S&Dシステムズ | 4.3% |
9 | 株式会社ナルコーム | 3.9% |
10 | Carlo Gavazzi Automation Spa | 1.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の人感センサーページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている人感センサーが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
HC001シリーズは、赤外線アレイセンサを活用したUSB型の人感センサです。
従来の人感センサではできなかった検出エリア内の人の位置、移動、数の検出が可能で、さらに静止状態にある人の検出も可能なため、滞在時間の計測にも適しています。
このシリーズには、人や物体の体温や熱源など温度データ出力タイプ、天井設置による人体検出アルゴリズム搭載タイプ、商品棚やデジタルサイネージなどへの斜め設置を想定した人体検出アルゴリズム搭載タイプの3つがライナップされています。
ワッティー株式会社のCPD-Jは、屋内やテーブル、デスクの下に設置して人を検出することで、在室・在席しているかどうかを判定する人感センサです。
焦電式センサーでは検出が難しかった1名席や2名席でも、高精度な在席の判定が可能です。
さらに、新開発されたパッシブサーマルセンシング方式では、動きの少ない人の場合でも継続的に検出することができます。
動作電源が、リチウム電池たった1本とシンプルな構造で、約5年間は交換の必要がありません。
ワッティー株式会社のCPI-J(WH)は、ワイヤレスで自由にレイアウトできる、在室検知に適したEnOcean通信式の人感センサです。
ソーラーバッテリーとリチウム電池のハイブリッド電源採用により、約10年感は電池交換が不要なため、メンテナンスの手間がかかりません。
防水対応となっており、屋外での使用も可能です。
このCPI-J(WH)の外観色は白ですが、外観色が黒の同シリーズCPI-Jもライナップされています。
PY2-*5焦電型赤外線センサシリーズは、消費電力が3V駆動時に50uw以下という低消費の省エネ設計で、取り付けが簡単な小型の人感センサです。
S/N比の最適化回路を搭載したことで、誤作動を抑えながらも感度の高さが特長です。
このシリーズには、照度センサ有りと無しの2種があり、それぞれ3パターンのタイマー時間のラインナップがあり、照度センサ付き型は、夜間の監視に最適です。
主な用途は人体検知や防犯カメラ起動時の防犯用センサ、照明等の自動スイッチです。
PY2焦電型赤外線センサシリーズは、取り付けが簡単な小型の人感センサです。
同社のPY2*-5シリーズと同じく、S/N比最適化回路を採用し、誤作動を最小限に抑えながら、高感度性能をもっていることが特長です。
照度センサの有無で2種、それぞれにタイマー時間パターンが3種で、計6種類のラインナップがあります。
人体検知や防犯用センサ、照明や換気扇、その他設備の自動スイッチとして導入することによる省エネ効果など、様々なシーンで利用可能な人感センサです。
人感ノードSW-4220-1010は、焦電型赤外線センサ搭載により、人の動きを検知します。
待機状態時に人を検出すると、人がいなくなり検出しなくなるまで、1分ごとに検出回数をホストへ送信し、人を検出しなくなると待機状態へ切り替わる人感センサです。
人の検知データを使った空調制御で、より効率的な省エネ実現に適しています。
電源は大型のリチウム電池を使用しており、電池寿命は10年とメンテナンスフリーで、手間がかかりません。
形B5ZヒューマンビジョンコンポHVC-Fは、独自の人理解画像アルゴリズムOKAO Visionを搭載した、高精度に人の位置と人数を出力する画像型の人感センサです。
7.2m×7.2mと広範囲の検知がセンサ1台で可能となり、さらに、PoE1本というシンプルな配線で設定が完了します。
主な用途は、室内の人数や位置に応じた空調や照明の制御、会議室等の使用状況の把握、店舗施設のリアルタイムでの混雑状況の見える化などです。
オプテックスの天井付型人感センサには、CAN通信型とa接点型があり、様々な自動ドアやシーンで利用できます。
CNA通信型のプロセーフOA-720CANとa接点型のプロセーフⅡOA-730Vは、内外センサーの一括管理で安全性が向上するシンクロドアウェイを搭載で、あらゆる方向からの侵入を想定した高密度高起動エリアを実現します。
さらに、a接点型には、ドアウェイエリア搭載の2タイプ、高密度・高エリアに適した1タイプ、豪雪地域やスキー場に適した熱線センサータイプなどがラインナップされています