超音波センサーのメーカー23社・67製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
超音波センサ(英語: Ultrasonic sensor)とは、対象物があるかどうか、また対象物までの距離はどれくらいなのかを測る装置です。
センサから発せられた超音波が、対象物によって反射し、その反射波を受信機が受けることにより、超音波の検出までの時間から距離を求めます。ここで超音波とは20kHzを超える音のことを言います。
また近年では、超音波センサは超音波を発する部分と受ける部分が同じであることから小型化が可能になりました。
超音波センサは身近なところで使われています。
例としては、最近は交通事故という社会問題の対策として、車に超音波センサが搭載されているものがあります。
前方の車に近づきすぎたらセンサがなるような仕組みになっています。
他にもトイレに入るとセンサが人を感知して電気がつく仕組みや、手を洗った後に使う自動乾燥器、海の中で魚の集団がどこにいるのかといった幅広い分野で用いられています。
超音波センサから超音波を発して対象物で反射して、また超音波センサまで戻ってきます。
超音波は物体までが空気、水、固体のいずれでも通過するので、幅広い用途で使用可能です。まず高調波発振器、高圧空気などが振動エネルギーを放出し、電気音響変換、放電などが振動エネルギーをもとに超音波エネルギーを発します。これが空気などに媒介されて対象物に届きます。一般に対象物の距離が10m以内のものは超音波センサを用いて検知可能です。
原理上、超音波センサのメリットとデメリットは以下のようになります。
参考文献
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/us_comparison.jsp
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime1966/17/4/17_4_276/_pdf
https://www.bannerengineering.com/jp/ja/company/expert-insights/ultrasonic-sensors-101.html
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/us_info.jsp
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
村田製作所が扱う開放型超音波センサは、金属板と圧電セラミックスを貼り合わせた構造の振動子に共振子を結合した複合振動体をベースに弾性固定し、ケースに収納した構造となっていることが特徴です。
開放型超音波センサに求められる音圧に重点を置いて開発されたセンサとなっています。共振子が超音波を効率的に空中へ放射させ、空中からの超音波もより多く集約するためのロート構造となっていることが製品の特徴です。
開放型超音波センサーのラインナップは3種類あり、音圧や感度といったセンサー特性、使用環境による特性などを考慮して最適なものを選択が可能です。
FWシリーズはキーエンス社の超音波センサで、従来の反射型光電センサが苦手としていた金属、ガラス、液面などのワーク検出を可能にしました。
N.O.D.(Nearest Object Detection)機能によって、最も近くにあるワークだけを検出を可能にし、バックグラウンドの状態を気にせず利用できることができます。
また、業界初の技術として新アルゴリズムのA.W.S.(Active Wave Stabilizer)を導入しており、ワークのばたつきや外乱の影響を回避し、高い安定性を得ています。加えて、CEマーキングとUL認定も取得しており、高い信頼性も兼ね備えています。
センサ自身が強力な超音波により振動しており、汚染物の付着に強く、多少の埃があっても貫通して検出が可能であるため、耐環境性が求められる環境でも使用できる現場の声に応えます。
UR18シリーズは、新開発された材料、スレンダー音波を採用した小型の超音波センサーです。
新開発の材料を採用したため、従来の超音波センサーより防水適性と耐久性が格段に向上しています。さらに、スレンダー音波を使用することによって、より確実な検出が可能になっています。
小型でありながら検出距離が長く、その距離は1000mmまで使用可能となっています。アンプ内蔵型のセンサーであるため、取り扱いが容易であるということも特徴のひとつです。
超音波センサーとしての型式としても複数あるため、用途に合わせて選択することも可能です。
E4C-UDAは(株)omronが製造しているデジタルアンプ分離式超音波センサです。
色、透明度、材料(金属や非金属)による影響を受けないため、様々なシチュエーションで利用可能であることに加え、ワークの有無や背景の影響除去を簡単にできるティーチング機能を搭載しています。さらに、検出物質の距離と、検出位置(しきい値)がデジタル表示でわかります。
形状もM18の小型円柱ヘッドやサイドビュータイプも品揃えしており、様々な場所、用途での利用が可能であり、現場の要望に答えます。
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