単軸ロボットのメーカー7社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
単軸ロボットはxyzの3方向のうち、どれか1方向のみの位置決めを行うことができるロボットを指します。様々な自動機器に組み込まれており、自動機械には欠かせない存在となっています。
単軸ロボットの構造はスライダーとモーターとボールねじによる簡単な構造となっています。このため非常に構造の理解が簡単になっています。この特徴を生かして主な用途として直線的なワークの搬送に用いられます。単軸ロボット単体ではなく組み合わせ用途が多いです。
単軸ロボットは、直線的な動きをするため、主にワークの搬送に使われます。組み立て・加工ラインや検査といった多くの工程で使われています。
単軸ロボットに似た存在としてロボシリンダがあります。ロボシリンダは単軸ロボットよりも小型で軽量なものの搬送に適していると言われています。
単軸ロボットは1軸しか水平移動できないため、複数台組み合わせることでさまざまな用途に利用できます。例えば塗布作業、円形ワークへのテープ貼り付け、押し当て・ピッチ送り、押し当て・切断装置、治工具などの位置決め作業など様々な範囲で用いられています。
単軸ロボットはモーターとボールねじとスライダーで構成されています。モーターにはステッピングモーターやサーボモーターのような回転量が調整できるものが用いられます。モーターが回転することでボールねじが回転します。その回転数に応じてボールねじの送り量も調節されますので、単軸ロボットのスライド量も調節できます。ちなみにボールねじは1方向に移動させる機構を持ちますがその他2方向への力に弱い特徴があります。そのため単軸ロボットにはスライダーが内蔵されており、これによってその他2方向への力がかからないようになっています。
単軸ロボットの操作はコントローラーを通して行われます。コントローラーにはハンディーターミナルやPLCといった上位制御装置が付いています。電源に関してはコントローラーに直接電源をつないで供給します。コントローラーには通信用コネクタもついており、主にPLCを介してデータのやり取りを行い、タッチパネルなどからの操作も行えるようになります。
参考文献
https://www.yamaha-motor.co.jp/robot/lineup/application/
https://jss1.jp/column/column_107/
https://jp.misumi-ec.com/maker/misumi/mech/special/actuator_portal/rs/
社員数の規模
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