株式会社安川電機
株式会社レクザム
株式会社ダイヘン
平田機工株式会社
伊藤忠マシンテクノス株式会社
IDECファクトリーソリューションズ株式会社

【2021年版】搬送ロボット5選 / メーカー9社一覧

搬送ロボットのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


搬送ロボットとは

搬送ロボットは産業用ロボットの一つです。組立機械や加工機械の間に設けることで工程間切り替えを自動で行います。センサーで位置を設定してここまで移動させると設定させるものから、画像認識を行って搬送先を自動で判断して搬送する機器など様々存在します。

搬送ロボットには機構に応じて様々な種類が存在します。単純用途に適しているスライダー、EMS用途で有効であるスカラロボット、工場内を自由に動き回ることができる自律ロボットです。 

搬送ロボットの使用用途

スライダーは前後の2方向(1軸)しか移動できない特徴があります。モーターとしてはサーボモーターステッピングモーターを用います。機構が簡単な分安価に利用することができます。

スカラロボットは水平移動に特化した多関節式のロボットです。コンベアから搬送されてきたワークをつかんで横のコンベアに移動させたり、容器の中に入れたりといった役割があります。

自律ロボットは工場内の離れた場所にワークを移動させることに特化しています。

搬送ロボットの原理

一般的なロボットは6軸の構成となっています。産業用ロボットは動作を行い作業するマニピュレータ、マニピュレータを動かして制御するコントローラ、マニピュレータに動作を教えるプログラミングペンダントで構成されています。基本的にはこの3要素でできています。

マニピュレータの6つの軸にはACサーボモーターを使用して制御するのが一般的です。それぞれ体の旋回、体を前後に動かす下腕、腕を上下に動かす上腕、腕を回転させる手首旋回、手首を回転させる手首回転の6つに分かれます。

搬送ロボットがワークを認識して移動させる際、XYZの座標をあらかじめ設定することで動作させることができます。またその他の方法として最近主流になってきているのが、画像認識を用いた座標認識です。上部から撮影を行い、スペースを判断します。そして自動で積載すべき場所を判断して積載します。事前に座標を設定しなくてよいメリットはありますが、コストが多少かかってしまうところが難点です。

搬送ロボットの市場規模

搬送ロボットの市場規模は年々増加してきており、2018年度時点では約160億円でしたが2020年度時点で約200億円程度となっています。

現在では、病院における利用や飲食店における配膳、倉庫でのピッキング用途などが主な市場となっています。労働人口の減少傾向もあり、搬送ロボットが活用される分野は今後増えていくことが期待されています。

搬送ロボットの課題

労働力不足の解消に大きな期待がされている搬送ロボットですが、課題も存在します。

一番の課題は導入コストです。現在搬送ロボットが導入されている業界は、Amazonの巨大倉庫や病院など、大規模であったり高い売り上げが期待できる分野に限られています。搬送ロボットは今のところ高価格となっており、導入へのハードルは高くなっています。

また、動作が安定しないことも課題です。搬送ロボットは経路上に予定していない障害物があったり、イレギュラーが発生すると動作できません。搬送が必達であるようなクリティカルな現場にはなかなか導入することが難しいという状況です。

ただし、近年では自動で障害物を避けたり、AIを導入して自動でイレギュラーに対応したりする搬送ロボットも登場しており、今後の技術革新が期待されます。

病院における搬送ロボットの利用

搬送ロボットの活用が期待されている分野として、病院における利用があげられます。医療の分野では人手不足が慢性化しており、ロボットによる省力化が求められています。搬送ロボットは、看護師やスタッフに変わり自動で薬を患者のもとに届けたり、患者から検体を回収したりすることができます。

搬送ロボットに設置されたセンサーにより、自動で経路を判断し、最適な搬送経路により巡回を行うことができます。また、エレベータも自動で乗れるなど、実用性も高まっています。患者に対して情報を提示するためにディスプレイも設置されており、コミュニケーションを取ることもできます。

病院における活用は、搬送ロボットの応用として期待されている分野です。

参考文献
https://jss1.jp/column/column_068/
https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E6%90%AC%E9%80%81%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1909/05/news074.html
https://www.yano.co.jp/market_reports/C62106500
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2507
https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/hospi.html
https://robotstart.info/2019/06/21/moriyama_mikata-no91.html

搬送ロボットのメーカー情報

搬送ロボットのメーカー9社一覧


搬送ロボットのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社安川電機
  2. 2 株式会社ダイヘン
  3. 3 平田機工株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 株式会社ジェーイーエル
  2. 2 システムセイコー株式会社
  3. 3 IDECファクトリーソリューションズ株式会社

歴史のある会社

  1. 1 株式会社安川電機
  2. 2 株式会社ダイヘン
  3. 3 平田機工株式会社

搬送ロボット5選

SEMISTAR-VD95D

株式会社安川電機

特徴

SEMISTAR-VD95Dは有機EL・液晶・太陽電池用ガラス基板の搬送に対応する、4軸の水平多関節ロボットです。

最大で730mm×920mmクラス・第4世代までのガラス基板の搬送に対応しており、アームに剛性の高いリンク機構を採用しているため最大95kgまでのワークを安定して搬送することができます。

ベルト駆動を採用していないため放出ガスを低く抑えることに成功しているため、1μPa(0.000001Pa)までの真空中で稼働させることが可能です。

株式会社安川電機の会社概要

  • 会社所在地: 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号
  • URL: https://www.yaskawa.co.jp/
  • 創業: 1915年
  • 従業員数: 15,179人

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ウエハ搬送ロボット(真空・耐熱)

株式会社レクザム ウエハ搬送ロボット(真空・耐熱) 画像出典: 株式会社レクザム公式サイト

特徴

ウエハ搬送ロボット(真空・耐熱)は真空・高温環境下でも動作可能な半導体ウエハ製造装置用のウエハ搬送ロボットです。

アームはステンレスのスチールベルト駆動でISO 14644に定めるClass 1で350度以上の高温環境下での動作に対応しており、300mmから450mmまでのウエハを搬送することができます。

また溶接ベローズと磁性流体シールによる真空シールで、真空構造は1μPa(0.000001Pa)となっているため安心して動作させることが可能です。

株式会社レクザムの会社概要

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UTM-R3700F

株式会社ダイヘン UTM-R3700F 画像出典: 株式会社ダイヘン公式サイト

特徴

UTM-R3700Fは走行軸無しで広範囲な動作を可能とした6軸垂直多関節型のウェハ用搬送ロボットです。

従来必要であった走行軸とケーブルベアが不要となるため省スペースかつケーブルの断線リスクを低減し、パーティクルの発生リスクを低減させることができます。

ロボットの最小旋回径Φ520と小型ながら、横方向2.7m、高さ方向1.6mと広範囲へのアクセスが可能なため、様々なレイアウトをとることが可能です。

吸着ハンド仕様・アライナなしの条件下で毎時450ウェハ(450WPH)の理論値を誇る高速動作でタクトタイムを短縮し、装置のスループットを向上させることができます。

株式会社ダイヘンの会社概要

  • 会社所在地: 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号
  • URL: https://www.daihen.co.jp/
  • 創業: 1919年
  • 従業員数: 3,876人

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GTCR5280(300 mmウェーハ搬送)

株式会社ジェーイーエル GTCR5280(300 mmウェーハ搬送) 画像出典: 株式会社ジェーイーエル公式サイト

特徴

GTCR5280(300 mmウェーハ搬送)はクリーンルーム内での300mmウェーハ搬送を目的とする5軸水平多関節型の半導体搬送ロボットです。

アームにセラミックス、アルミニウム、CFRP等様々な材質のツインチャックを搭載させることにより、1本のアームで搬送対象に合わせた最適なチャックによる2フープの同時搬送で作業効率をあげることが可能となっています。

またサーボモータがアブソリュートエンコードを搭載しているため、原点復帰にかかる時間を短縮することにより稼働率を上げることができます。

株式会社ジェーイーエルの会社概要

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CR-J1020CL

平田機工株式会社 CR-J1020CL 画像出典: 平田機工株式会社公式サイト

特徴

CR-J1020CLは、大型ガラス基板の高速搬送が可能な、液晶ガラス基板用の搬送ロボットです。

搬送サイズは最大2,850mm×3,050mmまでと第10世代・世界最大級のガラス基板が搬送可能で、高さ方向も最大で3,700mmのZ軸ストロークをもつため、スペースを最大限に活かすことができます。

高剛性ツインマストでガラス基板を安全かつ高速に移載することで、タクトタイムの向上が可能です。

これまで数百台の生産・納入実績があるため、安心して導入することができます。

平田機工株式会社の会社概要

  • 会社所在地: 熊本県熊本市北区植木町一木111番地
  • URL: https://www.hirata.co.jp/
  • 創業: 1951年
  • 従業員数: 2,201人

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