搬送ロボットのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
搬送ロボットは産業用ロボットの一つです。組立機械や加工機械の間に設けることで工程間切り替えを自動で行います。センサーで位置を設定してここまで移動させると設定させるものから、画像認識を行って搬送先を自動で判断して搬送する機器など様々存在します。
搬送ロボットには機構に応じて様々な種類が存在します。単純用途に適しているスライダー、EMS用途で有効であるスカラロボット、工場内を自由に動き回ることができる自律ロボットです。
スライダーは前後の2方向(1軸)しか移動できない特徴があります。モーターとしてはサーボモーターやステッピングモーターを用います。機構が簡単な分安価に利用することができます。
スカラロボットは水平移動に特化した多関節式のロボットです。コンベアから搬送されてきたワークをつかんで横のコンベアに移動させたり、容器の中に入れたりといった役割があります。
自律ロボットは工場内の離れた場所にワークを移動させることに特化しています。
一般的なロボットは6軸の構成となっています。産業用ロボットは動作を行い作業するマニピュレータ、マニピュレータを動かして制御するコントローラ、マニピュレータに動作を教えるプログラミングペンダントで構成されています。基本的にはこの3要素でできています。
マニピュレータの6つの軸にはACサーボモーターを使用して制御するのが一般的です。それぞれ体の旋回、体を前後に動かす下腕、腕を上下に動かす上腕、腕を回転させる手首旋回、手首を回転させる手首回転の6つに分かれます。
搬送ロボットがワークを認識して移動させる際、XYZの座標をあらかじめ設定することで動作させることができます。またその他の方法として最近主流になってきているのが、画像認識を用いた座標認識です。上部から撮影を行い、スペースを判断します。そして自動で積載すべき場所を判断して積載します。事前に座標を設定しなくてよいメリットはありますが、コストが多少かかってしまうところが難点です。
参考文献
https://jss1.jp/column/column_068/
https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E6%90%AC%E9%80%81%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88
社員数の規模
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