ボールネジのメーカー23社・83製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ボールネジはナットにボールが内蔵されており、ねじ山の谷の部分をボールが転がりながらナットが移動するねじ軸です。
ねじとナットの間でボールが転がり運動をするため、摩擦力が小さくなります。
三角ねじや台形ねじに代表される、すべりねじを使用した場合に比ベ、駆動トルクが1/3以下になりますので、小さい力でも動かすことができます。さらに、ボールの精度等級により精密な運動ができるため、高い位置決め精度が実現できます。
このように、ボールネジは、効率良く高い位置決め精度が得られる送りねじです。
ボールネジはモータ等の回転運動を直線運動に変換する機械要素です。主な用途として製品・部品の搬送や機械装置の位置決めなどがあります。
ボールネジが1回転することによる移動量(リード)を精密に再現することができるため、ステッピングモータと組合わせることで高い位置決め精度を実現することができます。
また、ボールネジの使用は、駆動トルクを小さくすることができるためモータなどの動力源を小型化することも可能になります。
ボールネジは、ナットの中に内蔵されたボールがねじ山の谷の部分を転がることで、ナット前後にが進みます。ナットには、リターンチューブやリターンプレートと呼ばれるボールがナット内を循環するための部品があります。
ねじ軸はナット1回転の移動量(リード)にもさまざまなタイプを選択できるよう、リードの長さだけでなく、ねじ条数と組合わせて高い精度での移動ができるように工夫されています。
また、ボール間の軸方向の隙間や転がる速度を一定にするなどの目的で、ボールには予圧がかけられています。予圧をかけることで、ナットのバックラッシがなくなり、ねじ軸やナットの回転にムラがなく高い位置決め精度を得ることができています。
ナットのスムーズな移動や高い回転精度を保証するために、ボールネジはねじ径と長さにある程度の制限を持たせています。製造メーカはこれらを独自に規格化しているため、ユーザはカタログから適切なボールネジを容易に選択することができるようになっています。
参考文献
https://www.kss-superdrive.co.jp/jp/pdf/qa/Q-BS-01.pdf
https://www.kuroda-precision.co.jp/technical-information/bs/bs019.html
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