ロボットアームについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ロボットアームのメーカー8社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ロボットアーム関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:株式会社北川鉄工所、2位:テガラ株式会社、3位:高島ロボットマーケティング株式会社となっています。
ロボットアームは産業用ロボットのうち、人間の手の動きに似せた形のロボットです。ロボットの構成として、主に6軸となるロボット部分、荷物をつかむロボットのハンド部分、ロボットの制御や現状確認を行う制御部分に分かれます。
ロボットを導入する際には、ある一定規格以上のサイズ(電源容量)となった場合に安全柵などを設けなければなりません。ただし共同ロボット(協調ロボット)と呼ばれる80W未満の動力のロボットは安全柵が必要ではありません。
ロボットアームの種類はリンクの接続方式によってシリアルリンクとパラレルリンクに分かれます。リンクが直線的につながっているのがシリアルリンクです。反対にリンクが並列につながっているのがパラレルリンクです。
シリアルリンクロボットの元祖は極座標型ロボットと呼ばれ、砲台の様にしたが回転しながら動作していました。現在でもシリアルリンクロボットは自由な動きが可能なことから重宝されています。
パラレルリンクロボットは動きが速いのが特徴です。小さなチョコレートのようなものを高速で箱詰めするような場合に用いられます。
ロボットの構成要素と原理を紹介します。産業用ロボットは動作を行い作業するマニピュレータ、マニピュレータを動かして制御するコントローラ、マニピュレータに動作を教えるプログラミングペンダントで構成されています。基本的にはこの3要素でできています。
ロボットはリンク(骨)とジョイント(関節)の組み合わせが基本構造です。マニピュレータの6つの軸にはACサーボモータを使用して制御するのが一般的です。それぞれ体の旋回、体を前後に動かす下腕、腕を上下に動かす上腕、腕を回転させる手首旋回、手首を回転させる手首回転の6つに分かれます。
ロボットが動作を行う際、XYZの座標を設定することでパレタイジングすることができます。またその他の方法として最近主流になってきているのが、画像認識を用いた座標認識です。上部から撮影を行い、スペースを判断します。そして自動で動作すべき場所を判断します。事前に座標を設定しなくてよいメリットはありますが、コストが多少かかってしまうところが難点です。
ロボットアームの制御方法にはいくつかの方法があります。電気信号の入力によって電圧状態などによる制御方法や、定められた命令信号を通信線を通して送信し、その情報をもとに制御する方法、そしてパソコン等でプログラミングによる命令制御する方法などがあります。
制御の方法によって通信システムやソフトウェアは異なりますが、近年ではパソコンを利用してロボットを制御するプログラミングが普及しています。今までのプログラミング言語より直感的に制御手順を表すことができるビジュアルプログラミングが普及したことが要因としてあげられます。
ビジュアルプログラミングは、これまでのコーディング型のプログラミングでは理解することが難しかった制御の手順やアルゴリズムを直観的に理解し、システム全体の構造を見ながらシステムを設計できます。いきなりC言語などのコーディングからプログラミングを始めると、カッコやカンマ、コロンのちょっとした打ち間違いで動かないプログラムと格闘するといったストレスから解放されます。
現在、工場や製造現場、物流センターなど、様々な業界で普及が進んでいる産業用ロボットアームは人の代わりに作業を行い、人手不足を解消する省人化・省力化や、夜間や休日も休むことなく働いて効率の良い生産性向上とコスト削減など、課題解決手段として期待が高まっています。
生産現場で起こるミスの多くは人的ミスと言われています。人的作業では品質にバラツキや効率の低下もつながると考えられます。産業用ロボットアームを導入すると、ミスが抑制され、作業の品質や製品の品質を一定に保つことができます。また、生産履歴データが残るため、品質の改善に向けて分析をしたり、クレーム対応の迅速なフィードバックも実現できます。
さらに、怪我のリスクや事故の可能性が考えられる危険物の取り扱いや高所での作業、重量物の搬送などの重労働、精密さが求められる作業などをロボットが担うことで、従事者の安全確保と労働環境の改善につながります。
参考文献
https://robotics.kawasaki.com/ja1/xyz/jp/1804-03/
https://robotics.kawasaki.com/ja1/xyz/jp/1803-01/
https://www.jte.co.jp/engLP/201020.html
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ロボットアームのカタログ一覧はこちら企業
高島ロボットマーケティング株式会社 イグス株式会社 Innovation Matrix, Inc. 株式会社Piezo Sonic ロボセンサー技研株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト8
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社北川鉄工所 | 23% |
2 | テガラ株式会社 | 22.1% |
3 | 高島ロボットマーケティング株式会社 | 14.8% |
4 | 株式会社安川電機 | 12.3% |
5 | 平田機工株式会社 | 9% |
6 | イグス株式会社 | 7.4% |
7 | KUKA Japan株式会社 | 6.6% |
8 | 三菱電機株式会社 | 4.9% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月のロボットアームページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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