株式会社安川電機
株式会社マキテック
ファナック株式会社

【2021年版】パレタイジングロボット3選 / メーカー5社一覧

パレタイジングロボットのメーカー5社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


パレタイジングロボットとは

パレタイジングロボットとは、箱詰めされた商品を決められた配置でパレット上に積み上げるロボットです。パレタイザと呼ばれる場合もあります。

重量物を運搬・積載する作業を高度に自動化されたロボットアームが担うことにより、多品種少量生産の実現や食品の鮮度向上、出荷時間の短縮など多くの利点が様々な業界で注目を集めています。

類似の設備として、パレットの荷姿で入荷した商品を自動で荷降ろしするデパレタイジングロボットにも同様の効果が期待されています。

パレタイジングロボットの使用用途

食品・化学・機械部品などの多くの製造業や物流の現場では、箱詰めした製品をパレット上に特定の配置で多数積み上げ、フォークリフトでパレットを持ち上げることで効率的に運搬を行っています。

一方で、梱包後の箱を手作業で一つずつ持ち上げてパレット上に何段も積み重ねる作業は非常に負荷が大きく、現場では腰痛のリスクなどが問題となっています。

そこでパレタイジングロボットを導入することで、パレットへの運搬および積載作業を自動化することができ、省人化や労災リスクの軽減、生産プロセスの合理化などを達成することが期待されています。

パレタイジングロボットの原理

パレタイジングロボットは4自由度程度の多軸ロボットアームと製品を掴む把持機構から構成されています。

前後工程もある程度の自動化を行うことで、箱詰めされた商品が前工程から送られて来る位置とパレットが置かれる位置は毎回同じ場所とするため、ロボットが予め教育された把持・運搬・積載動作を繰り返し実行することで正確な位置に商品を積載することが可能です。把持機構は片側の爪が薄く設計されているため、箱同士を密接に隣り合わせて積載することができます。

また、ロボットアームが作業員に衝突すると大怪我をする可能性があるため、ロボットの可動範囲内には作業員が立ち入れないようにするという安全原則が規定されています(労働安全衛生法第28条第1項に基づく指針)。

したがって、ベルトコンベアを始めとした前工程からの商品運搬の自動化に加え、ロボットの可動範囲内への侵入を防止する柵の設置、および開口時に動作を停止させるインターロック付き扉などの付帯設備により、作業員の安全が担保されています。

パレタイジングロボットの動作プログラム

パレタイジングとは前述の通り「箱詰めされた商品を決められた配置でパレット上に積み上げる」作業のことを指します。つまり、パレタイジングロボットは決められた位置から取得した商品を決められた位置へと置き直す作業を行うのです。

例えばあるパレタイジングロボットが、パレット上に箱を縦30個×横30個置く作業を担当すると、箱は全部で900個存在します。箱ひとつを取得して設置するまでにパレタイジングロボットの教示点(ロボットが通過する位置情報)を10個定義しなければならないとすると、このパレタイジング動作をプログラムするだけでも900×10=9,000個の位置情報をパレタイジングロボットに教え込まないといけません。この教え込む動作をティーチングと呼びます。

単純に考えると、9,000点をパレタイジングロボットに対してティーチングするのですが、手動で行うにはとても大変な作業です(これをティーチング・プレイバック方式と呼びます)。そこでパレタイジングでは「決められた位置から決められた位置へと運ぶ」という特徴を活かしてティーチングを簡略化することが一般的です。パレット上には箱が縦30個、横30個規則正しく並ぶのですから、隣り合う3つの箱の位置がわかれば、あとはその位置差分をオフセットさせていくことで全ての箱の位置を計算することができるのです。これをロボットにティーチングすることで、すべての箱の位置をパレタイジングロボットにティーチングすることができます。

デパレタイジングとの違い

デパレタイジングとは、パレット上に並んだ商品を決まった位置に荷卸しする作業のことを指します。つまり、パレット上に商品を積み上げるパレタイジングの逆の作業です。パレタイジングとデパレタイジングでは作業内容がほとんど同じであるため、同一のロボットを活用することができます。

デパレタイジングは、外部メーカーから納められた商品を自社内の各所に搬送する作業の一部です。その商品のパレタイジングは自社外で行われるため、パレタイジング精度品質を一定以上に保ち続けることが難しい場合があります。そのような事態に陥ると、自社内でのデパレタイジング作業も正確に行えなくなることもあるため、一般的にパレタイジングに比べてデパレタイジングの方がプロセス開発難易度が高いとされます。

参考文献
https://robotics.kawasaki.com/ja1/products/robots/palletizing/
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-7/hor1-7-13-1-0.htm
http://www.jidoka.net/serv/kaishi/jaaa-kaish-kobore-136.html

パレタイジングロボットのメーカー情報

パレタイジングロボットのメーカー5社一覧


パレタイジングロボットのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社安川電機
  2. 2 ファナック株式会社
  3. 3 株式会社マキテック

設立年の新しい会社

  1. 1 KUKA Japan株式会社
  2. 2 株式会社マキテック
  3. 3 株式会社ユーシン精機

歴史のある会社

  1. 1 株式会社安川電機
  2. 2 ファナック株式会社
  3. 3 株式会社ユーシン精機

パレタイジングロボット3選

パレタイジングロボットシステム

株式会社マキテック パレタイジングロボットシステム 画像出典: 株式会社マキテック公式サイト

特徴

パレタイジングロボットは通常納期として1カ月以上かかることがほとんどですが、マキテックのロボットは即納体制を整えた緊急性にも対応を可能としています。

ロボットハンドにはアジャスト機構を標準装備しているため、様々なサイズのワークに対し柔軟な拡張性も備えたロボットシステムと言えます。

またパレタイジングに特化したロボットメーカーならではのパレタイジング専用のオリジナルソフトも用意されているため、現場でのティーチング作業を削減することも可能にしています。

株式会社マキテックの会社概要

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M-410iB/140H

ファナック株式会社

特徴

M-410シリーズのパレタイジングロボットは、物流業界の自動化に大きく貢献する大型のロボットです。

シリーズ内で可搬重量も140~500 kgまでラインナップも豊富です。

大型ロボットの中でもそのフォルムはコンパクトで、さらに制御装置本体をロボット架台の下部へ収納できるよう基本設計されているため、省スペース化にも大きく貢献していると言えます。

オプションとして内蔵ビジョンも容易されているため、高度な知能化機能も利用することが可能です。

ファナック株式会社の会社概要

  • 会社所在地: 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番地
  • URL: https://www.fanuc.co.jp/
  • 創業: 1972年
  • 従業員数: 7,866人

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KR 40 PA

KUKA Japan株式会社 KR 40 PA 画像出典: KUKA Japan株式会社公式サイト

特徴

最小かつ最軽量のパレタイジングロボットと言えばこのKR40です。

その小型形状にふさわしく速度性にも優れ、1分間で56ショットという驚異的な速さでのパレタイジングを可能にしています。

4軸機構のハンドリングは対応範囲も非常に広く、パレットを1.8 mの高さまでスタックすることができます。

小型化のメリットを最大限生かすため、メンテナンス性は最小限とし消耗品も少なく、保守にかかるコストと手間を抑えることにも繋がっています。

KUKA Japan株式会社の会社概要

  • 会社所在地: 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134横浜ビジネスパーク
  • URL: https://www.kuka.com/
  • 創業: 2007年
  • 従業員数: 19人

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