全てのカテゴリ
閲覧履歴
スピンドルモーターについての概要、用途、原理などをご説明します。また、スピンドルモーターのメーカー22社一覧や企業ランキングも掲載しております。スピンドルモーター関連企業の2025年2月注目ランキングは1位:株式会社ナカニシ、2位:株式会社日本計器製作所、3位:株式会社タック技研工業となっています。
関連キーワード
早稲田大学大学院でMBE法による窒化物半導体成長に関する研究に従事。2016年に大学院を修了後、非鉄金属系メーカーへ入社。金属製錬工場における設備保全・エンジニアリングの業務に従事。2022年に化学系メーカーへ転職。同様の業務に従事。
スピンドルモーターとは、動力源のモーター部と回転部が一体化したモーターです。
回転軸が1つしか存在しないため、装置構成が簡単になります。スピンドルとは、回転機械の回転軸のことです。
スピンドルユニットなどとも呼ばれ、旋盤などの工作機械に使用される用語です。したがって、スピンドルモーターはスピンドルと一体となったモータを指します。
一般的なモーターとギアおよびベルトからなる回転制御装置は、その部品の多さから制御が煩雑になる傾向があります。さらに、装置が大型化する傾向がありますが、スピンドルモーターを使用すれば省スペースかつ並列に複数回転軸を追加することが容易です。
スピンドルモーターは加工機内部に広く使用されます。以下はスピンドルモーターの使用用途一例です。
高トルク型から高速回転が可能な製品まで、幅広いラインナップが存在します。用途に合わせてさまざまなスピンドルモーターの中から、最適な製品を選定することが可能です。
近年では、多関節ロボットなどにもスピンドルモーターが採用されており、ロボットアームの回転軸とスピンドルモーターの軸を合わせて使用します。省スペース性を活かして、HDDの回転駆動用にも使用可能です。
スピンドルモーターの構造は、広く普及しているサーボモーターに酷似している場合が多いです。回転軸と同軸上にスピンドルが設置されます。使用されるモーターの種類には、シンクロナスモーターとインダクションモーターがあります。
シンクロナスモーターは、回転軸に固定された永久磁石からなるローターとその外周に設置された複数個の円環状ステータで構成されます。ステータは電線が鉄心に巻き付けられた構造で、交流電流が流れると電磁石の役割を果たして一時的に自制を持ちます。
交流は電流の位相が時々刻々と変化しているため、電磁石の極性も時間とともに変化します。ローターの永久磁石の極性は固定されているので、ステータとの間の引力と斥力を交互に発生してローターを回転させることが可能です。
インダクションモーターは、シンクロナスモーターの永久磁石ローターの代わりに導体ローターを使用したモーターです。導体ローターには、かご状の金属部品が使用される場合が多いです。
原理はステータで発生した回転磁界によってロータ導体に電流が発生し、電磁誘導作用が発生して軸が回転します。シンクロナスモーターと違って回転位相に「滑り」と呼ばれる誤差が発生するため、微細な位置合わせには不向きです。ただし、部品点数も少なく安価なため、高出力の製品には広く使用されます。
スピンドルは、切削加工や研磨などに使用する産業用回転機器の回転軸を指します。したがって、スピンドルモータの主な目的は切削や研磨などの加工です。超高速回転及び高トルクなモータが使用されることが多いです。
これに対して、サーボモータは位置決め精度を厳しく要求された精密機械において広く使用されます。組立ロボットや自動梱包機器などがその一例です。モーターにはエンコーダなどの駆動機器が使用され、ローターの回転位置や回転数を検出することが可能です。
この検出情報をPLCやドライバと通信することでフィードバック制御を実施し、高速回転を高精度でコントロールすることが可能となります。スピンドルモーターもサーボモーターも、あらゆる種類のモーターを適用可能です。
ただし、スピンドルモーターや大容量サーボモーターにはインダクションモーターが使用される場合が多く、小容量サーボモーターにはシンクロナスモーターが使用される場合が多いです。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社ナカニシ |
15.7%
|
2 | 株式会社日本計器製作所 |
7.9%
|
3 | 株式会社タック技研工業 |
6.4%
|
4 | 浦和工業株式会社 |
6.4%
|
5 | 三菱電機株式会社 |
6.4%
|
6 | 日本精密機械工作株式会社 |
6.4%
|
7 | 株式会社スギノマシン |
5.7%
|
8 | 日本エスケイエフ株式会社 |
5.0%
|
9 | ミネベアミツミ株式会社 |
5.0%
|
10 | パーカー・ハネフィン日本株式会社 |
4.3%
|
項目別
最高回転速度 min-1
10,000 - 20,000 20,000 - 30,000 30,000 - 40,000 40,000 - 60,000最大出力 W
400 - 1,500 1,500 - 3,000 3,000 - 10,000スピンドル振れ精度 μm
1 - 2外径 mm
30 - 40 40 - 45最大トルク N・m
0 - 0.5 0.5 - 1 1 - 1.5質量 kg
1 - 5 5 - 10 10 - 20 20 - 30コレットチャック mm
0 - 4 4 - 10 10 - 13冷却エアー圧 MPa
0.1 - 0.25 0.25 - 0.35 0.35 - 0.4モータコード長さ m
0 - 1 1 - 2 2 - 311 点の製品がみつかりました
11 点の製品
株式会社ナカニシ
1100人以上が見ています
最新の閲覧: 1時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
14.0時間 返答時間
Φ40mmクラス最強スピンドル ・外径φ40 ・最大出力1200W ・最大トルク1.0N·m ・最大回転速度:40,000min-1 ・スピンドル振れ精度1μm以内 ・旋盤、ロボット、専...
8種類の品番
株式会社クロイツ
320人以上が見ています
最新の閲覧: 18時間前
■特徴 ・KDM-7電動スピンドルモータ専用のフローチングユニット。 ・過負荷センサーを取り付け可能。 ・工具軸を中心に360°方向へ2°傾動するフローチング機構...
株式会社クロイツ
320人以上が見ています
最新の閲覧: 1時間前
■特徴 ・スピンドル両頭タイプでフェイスミルとバリ取りの2種類の加工が工具交換無しで可能。 ・フローチング機構を内蔵したスピンドルが標準装備。
株式会社クロイツ
320人以上が見ています
最新の閲覧: 4時間前
■特徴 BT30番のATC機能付きスピンドルモータです。リボルバータイプのツールチェンジャーも製作可能です。