DCサーボモーターのメーカー9社・15製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
DCサーボモータは、直流電流で動作するサーボモータです。サーボモータは、制御信号に対して正確な再現の動作をするモータのことで、精密機器などに使用されます。回転数を測定して制御するために、エンコーダや制御基板がモータと一体になっている製品が一般的です。モータを回転させるために、ブラシと呼ばれる電流を回転軸に流すための部品が必要となるため、ブラシの摩耗による消耗があり、定期的なメンテナンスが必要になります。
DCサーボモータは、精密な制御が必要な産業用ロボットなどに多く利用されています。産業用ロボットのロボットコントローラから出される信号を、汎用のモータと比較して素早い応答で回転数やトルクを出力し、ロボットアームなどを精密に動作させるためのアクチュエータとして機能します。その他にも、ドローンの制御やラジコン、工作機械、精密機器の位置決めの駆動力などに利用されています。DCサーボモータを使用する機器が求める水準の精度や応答速度に応じて、適切に選定する必要があります。
DCサーボモータは、モータとエンコーダ、制御装置で構成されています。モータには、永久磁石と2つに分かれた鉄心と、それぞれの鉄心から伸びているコイル、ブラシで構成されています。DCサーボモータの動作原理を、モータとその他の機能に分けて説明します。
厳しい環境下でも繰り返し動作するために一般的なモーター以上に耐久性に優れた構造のサーボモータですが、大きく分けてDCサーボモーターとACサーボモーターの2種類に大別できます。
DCサーボモーターは直流電源で回転するブラシ付きモーターです。DCモーターの特徴としてACモーターに比べて回転の制御や効率がよく、小型化が容易にできて安価なことから多種多様な用途で使用されています。しかしDCサーボモーターには「ブラシ」という機械式なスイッチの定期的な交換や寿命が短いという短所があります。
ACサーボモーターは交流電源で回転するサーボモーターです。DCモーターと比較すると制御が複雑ですが、制御技術の進歩とともに、ロボットの小型・軽量化が進むなど、その実用性の高さから、ほとんどの産業分野の機器類に利用されています。
モーターの種類として永久磁石を使った同期型(SM)と永久磁石を使わない誘導型(IM)がありますが、現在は同期型がメインになっています。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/55/12/55_12_2215/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/65/3/65_3_464/_pdf
https://jp.aspina-group.com/ja/learning-zone/columns/what-is/004/
社員数の規模
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