スピンドルモーターのメーカー9社・25製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
スピンドルモーターとは、動力源のモーター部と回転部が一体化したモーターであり、その回転軸が一つしか存在しないため、装置構成が簡単になります。
また、一般的なモーターとギアおよびベルトからなる回転制御装置は、その部品の多さから制御が煩雑になりがちなのと、装置が大型化するという傾向がありますが、スピンドルモーターは1軸方向以外のスペースをあまり必要としないため、並列に多数の回転軸を追加することが容易です。
主に、穴あけや切削工具などの動力に用いられ、先端の回転部にドリルや研磨部品などを設置して使われます。
高トルクのものから高速回転が可能な型式が数多く存在し、用途に合わせて様々なスピンドルモーターの中から最適なものを選定することができます。
また、多関節ロボットのアーム先端に接続して加工ロボットを構成する場合も、ロボットアームの回転軸とスピンドルモーターの軸を合わせるのが比較的簡単に行うことができます。
スピンドルモーターに使用されているモーターの構造は、現在広く普及しているサーボモータのようになっていることが多く、その回転軸と同じ軸上にスピンドルが設置されています。
モーター内部には、回転軸に固定された永久磁石からなるローターと、その外周に複数個のステータが円環状に配置されています。このステータは電線が鉄心に巻き付けられた構造となっていて、ここへ交流が流れると電磁石の役割を果たし、一時的にN極やS極の性質を持ちます。
交流は電流の位相が時々刻々と変化しているため、この電磁石の極性も時間とともに変化します。一方で、ローターの永久磁石の極性は固定されているため、このステータとの間の引力と斥力を交互にコントロールしてローターを回転させることができます。
モーターにエンコーダもついているため、ローターの回転時の位置や回数を検出することができます。この検出情報をPLCやドライバと通信することで、モーターの稼働状況をその場でフィードバック制御することができるため、高速回転を高精度でコントロールすることが可能となります。
参考文献
http://www.tacgiken.co.jp/product/spindle.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社