液体用ポンプのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
液体用ポンプは流体の中でも液体を移送するためのポンプです。液体には水、油、スラリーなど液の種類により分類されたり、高粘度、低粘度、腐食性(酸性)、引火性(危険物)など物性により分類されたりと様々な種類が存在します。
液体用ポンプの役目は液体を圧送することです。更に吸引することで低いレベルの液を吸い込み搬送することもできます。その時に液の物性が影響します。例えば粘度が高ければ圧送が難しくなります。キャビテーションも起こりやすいです。
ポンプは複数の種類があります。大きく分けて容積式と非容積式です。
容積式はケーシングのサイズが決まっており、ポンプが動くことで決まった容積を押し出すことができます。そのため定量送液に向いています。また揚程が高いことも特徴です。
非容積式はケーシング内で羽根車を回転させる機構になっています。回転した羽根車が液を周りに撒くような形で遠心力で送液します。比較的連続で送液できますが、定量性が低いことが難点です。
ポンプは液を吸い込む機械です。地球上には重力がはたらいています。この圧力を1気圧(大気圧)といいます。容器の中を羽根車や歯車、ベーンなどを用いて液体を排出します。すると容器内は真空状態となります。真空状態となると大気圧よりも圧力が低いため、高い圧力である大気中の液がポンプ内へ押し込まれます。これがポンプで吸引する原理です。
ポンプは主にケーシングとモーター、それら繋ぐ軸で構成されています。ケーシングの中の液がモーターまでしみ込まないように、軸の部分には軸封が設けられています。これは軸の回転に伴う隙間を埋めるパッキンとしての役割を果たします。主にグランドパッキンとメカニカルシールが用いられます。グランドパッキンは内部液を少し漏れさせてしみ込ませることで潤滑性と密封性を保ちます。その代わり適宜増し締めが必要となります。メカニカルシールは機械ばねによるシールを行います。そのため精度は非常に高いです。
参考文献
http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/a3a.html
http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/a1b.html
社員数の規模
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