軸流ポンプについての概要、用途、原理などをご説明します。また、軸流ポンプのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。軸流ポンプ関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:株式会社鶴見製作所、2位:株式会社石垣、3位:株式会社日立インダストリアルプロダクツとなっています。
ポンプの種類には、ターボ型ポンプ、容積型ポンプ、その他形式のポンプに分かれ、軸流ポンプはその中でターボ型に分類されるポンプです。ターボ型ポンプは、回転する軸に取り付けられた羽根車を回転させ、液体にエネルギーを与える形式のポンプです。
軸流ポンプは、ターボ型ポンプの中でも吐き出される流れが羽根車の取り付けられた主軸と同心円筒面内に向かうポンプで、斜流ポンプなど他のターボ型ポンプと吐き出される流れが異なります。
軸流ポンプは、羽根車を回転させ遠心力を作るターボ型に分類されるポンプで、プロペラ型の形状をした羽根車をもち、プロペラポンプの一種といえます。
軸流ポンプはその構造から、空力損失が低く小型で取り扱いが比較的容易なため、産業用の様々な分野で用いられています。発電所や脱水の用途、化学産業分野での水等の循環や廃水のため、河川の排水用や食品・飲料分野、石油・ガス、鉱業など様々な分野で広く用いられています。
軸流ポンプは、ターボ型ポンプに分類されるポンプです。円筒状の回転軸に放射状に羽根を並べた構造をしており、高速で羽根車が回転することで遠心力を作ります。
軸流ポンプは、特徴として羽根車が飛行機の翼と似た形状をしています。飛行機の翼では、羽根の上下の形状が異なっており、羽根の上面側の空気が早く流れます。その分羽根の上面の圧力エネルギーが小さくなり下面の圧力のほうが高くなり、揚力を発生させます。軸流ポンプの場合は、羽根が羽根車に固定されており回転します。羽根に作用する揚力により、軸方向に流れる力が発生し、液体を吐き出します。これが軸流ポンプの原理になります。
軸流ポンプは一般的にケーシング、羽根車、主軸、軸受、軸封で構成されます。ケーシングは、羽根車と軸で構成される回転体を収納するもので、効率よく液体を吐き出すために耐圧を持った構造を保持します。羽根車は、複数枚の翼をもち回転することで、液体を吐き出すためのものです。主軸は、羽根車を取り付け回転する部分で、羽根車に必要な動力を伝達する部品です。軸受は、主軸と羽根車を支え、安定したポンプ動作を実現するために重要な部品で、ポンプの運転による推力を受ける部分です。軸封は、軸とケーシングの貫通部から水漏れを封止するものです。
参考文献
https://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/a1a.html
https://engineer-education.com/pump-1/
https://engineer-education.com/pump-3_turbo-pump/
http://pump.seesaa.net/article/35819938.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年7月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社鶴見製作所 | 25.5% |
2 | 株式会社石垣 | 14.9% |
3 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 12.8% |
4 | 株式会社南出キカイ | 10.6% |
5 | 株式会社松田ポンプ製作所 | 8.5% |
6 | テラル株式会社 | 8.5% |
7 | 新明和工業株式会社 | 8.5% |
8 | 株式会社酉島製作所 | 6.4% |
9 | 山東新川電気機械設備有限公司 | 2.1% |
10 | 株式会社ミゾタ | 2.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年7月の軸流ポンプページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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