浜松ホトニクス株式会社
株式会社東京インスツルメンツ
株式会社ビジョンセンシング
株式会社オプトサイエンス
株式会社アルゴ
株式会社アバールデータ
ビットラン株式会社

【2021年版】近赤外カメラ5選 / メーカー16社一覧

近赤外カメラのメーカー16社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


近赤外カメラとは

近赤外線とは、電磁波の一種で700mから2500nm波長域の赤外線波長のことで、人間の目で見ることができる可視光よりも波長が長いので、肉眼で見ることができません。

近赤外線カメラは、一般的なカメラでは映すことができない赤外線波長域の光を撮影することができるため、光量が低いような環境でも使用することが出来ます。

物体は、その組成によって光の反射や吸収の仕方が異なっているため、この透過の特性の違いを利用して、人間の目で見えない光を近赤外線カメラを用いることで、目で見えるようにすることが出来ます。

近赤外カメラは電子部品から農産物まで幅広い製品の検査で利用される

ここで、近赤外線カメラの使用用途について説明します。

近赤外線カメラは、人間の目で見ることができない近赤外線を写すことができるため、監視や検査、観察などの用途で使用されています。

被写体は様々で、医薬品や電子部品などから、農産物や食品など多岐にわたります。

具体的には、農作物の鮮度を判別したり、食品に異物が混入していないかを検査したりすることや、医薬品の成分や、肌の水分分析などに使用されており、今後も更なる使用領域の拡大が期待されています。

近赤外カメラは物質ごとの近赤外光の吸収量を画像として表示する

続いて、近赤外線カメラの原理について説明します。

近赤外線は、赤外線を波長の長さでさらに分別した中で、可視光線よりも波長が長く、電波よりも短い波長の赤外線で、太陽光中にもあるような日常に身近なので、人体や食物などに照射しても影響のない安全な光であり、色や熱には特徴を示しませんが、光の中で物体に一番吸収されやすい光です。

近赤外線カメラの原理は、物質によって光の反射や吸収の度合いが異なることを利用しており、波長域の異なる光によって見え方が違うので、その違いのコントラストを強調させることで異なる物質同士でも可視化することが出来ます。

被写体に近赤外線が含まれた光を投射すると、異なる物質で光の反射や吸収の違いが、特徴として画像に表れ、これを映すことで可視化しています。

近赤外カメラと遠赤外カメラの違い

赤外カメラはその波長によって可視化出来る範囲が異なります。

近赤外カメラが0.7〜0.8μmの波長に対して、遠赤外カメラは4.0〜1000μmの波長に対して可視化することが出来ます。

また、カメラの検査対象となる被写体も近赤外カメラ、遠赤外カメラとで異なっています。

近赤外カメラが食料品や医薬品、化粧品などの不良品検査に使われるのに対し、遠赤外カメラは防犯セキュリティや車のドライビングアシスト用に暗部での人や動くものの検知に使われています。

遠赤外カメラは熱を発するものをほとんど検知できるため、どんなに暗闇でも被写体と背景の間に温度差があれば観測が可能になります。但し日中はそこかしこに熱を発する物体があるため検査対象ではない物体はすべてノイズとして観測されてしまいます。

近赤外カメラは自ら熱を発するような物体の検知は出来ません。そのほとんどが日中の太陽光下、照明器具による反射光を利用して観測を行います。近赤外カメラでのノイズ対策は比較的容易にできます。余計な反射を行う箇所は反射をしない黒い布で覆ってあげれば改善します。

近赤外カメラの映像の見え方について

近赤外線は電磁波の一種なので、人間の肉眼では見ることが出来ない光になります。しかし、可視光下での見分けがつかない被写体に対して近赤外カメラで撮影すると通常見分けができない被写体に対しても見分けることが出来るようになります。

例えば、食塩、砂糖、調味料は可視光下ではほとんど見分けがつきませんが、1.5μmの近赤外カメラで撮影するとそれぞれを見分けることが可能になります。それは、3種類の粉体の赤外光吸収度が可視光下ではほぼ同じなのに対して、近赤外線下では異なるためです。塩は約1.1μmの吸収度ですが、砂糖は約1.3μm、調味料は約1.5μmの赤外光吸収度を持っています。そのため、1.5μmの近赤外カメラで撮影すれば3種類の粉体を見分けることが出来るのです。

参考文献
https://www.avaldata.co.jp/solution_imaging/near_infrared/near_infrared_camera.html
https://www.avaldata.co.jp/products/imaging/near-infrared-camera
https://www.baslerweb.com/jp/vision-campus/camera-technology/nir-cameras/
https://www.asanumashoukai.co.jp/sanki/industry/photographic-equipment/ingaas
https://www.ko-pro.tech/200317marutto/

近赤外カメラのメーカー情報

近赤外カメラのメーカー16社一覧


近赤外カメラのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 浜松ホトニクス株式会社
  2. 2 株式会社ケンコー・トキナー
  3. 3 株式会社アバールデータ

設立年の新しい会社

  1. 1 オプティカニクス株式会社
  2. 2 アイアールスペック株式会社
  3. 3 株式会社ビジョンセンシング

歴史のある会社

  1. 1 浜松ホトニクス株式会社
  2. 2 株式会社ケンコー・トキナー
  3. 3 株式会社アバールデータ

近赤外カメラ5選

近赤外カメラ

株式会社渋谷光学 近赤外カメラ 画像出典: 株式会社渋谷光学公式サイト

特徴

株式会社渋谷光学のInGaAs近赤外カメラNVU3VLは、解像度が高く広いダイナミックレンジを有する高感度かつ高精度の近赤外カメラです。

InGaAsセンサーサイズは、640画素×512画素(1pixel=15µm)、分光感度特性は、0.97µm-1.65µmの近赤外波長域に感度を持ち、最大量子効率(QE)は90%@1.3µmを示します。

InGaAs近赤外カメラNVU3VLは、製造現場で使用される産業用カメラ、医療・研究分野で使用されるサイエンスカメラなど幅広い用途で利用されています。

株式会社渋谷光学の会社概要

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小型高速近赤外カメラ

株式会社東京インスツルメンツ 小型高速近赤外カメラ 画像出典: 株式会社東京インスツルメンツ公式サイト

特徴

株式会社東京インスツルメンツのC-RED3は、0.9µm-1.7µm波長域に量子効率(QE)70%以上のフラットな感度を持つ非冷却タイプの小型高速近赤外カメラです。

近赤外センサーにInGaAsセンサーを搭載した非冷却方式によって、わずか230gの超小型化かつ軽量化を実現しています。

測定可能波長域における量子効率(QE)がほぼ一定値(~75%)を示すため、分光測定による波長毎の強度比を精度よく分析することができます。

また、読み出しノイズが50e-@ 400fpsと低ノイズであることから、高いS/Nでの測定が可能です。

近赤外カメラとして過不足ない特徴があることから、天体観測機器のイメージャーや半導体検査機器、医療薬品検査機器など、幅広い用途で使用されています。

株式会社東京インスツルメンツの会社概要

  • 会社所在地: 東京都江戸川区西葛西6丁目18番14号T.I.ビル
  • URL: https://www.tokyoinst.co.jp
  • 創業: 1981年
  • 従業員数: 43人

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近赤外対応(IR)レンズ

株式会社ケンコー・トキナー 近赤外対応(IR)レンズ 画像出典: 株式会社ケンコー・トキナー公式サイト

特徴

株式会社ケンコー・トキナーの近赤外対応(IR)レンズは、可視光から近赤外線までの幅広い波長域において、収差の発生を抑えた単一焦点面を生成する光学設計により実現されたレンズです。

従来の光学レンズを用いた撮像モジュールは、屈折率の影響によって、波長毎の焦点位置が異なるため、可視光線から近赤外線までの幅広い波長域では焦点距離にズレが発生し、測定波長帯に合わせたフォーカス調整が必要でした。

しかし、近赤外対応(IR)レンズを搭載した近赤外カメラは、焦点位置の再調整が必要ありません。

近赤外対応(IR)レンズを用いた近赤外カメラは、再調整不要な固定カメラとして、昼間~夜間までの24時間撮影し続ける監視カメラなどに利用されています。

株式会社ケンコー・トキナーの会社概要

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近赤外線カメラ

バスラー・ジャパン株式会社 近赤外線カメラ 画像出典: バスラー・ジャパン株式会社公式サイト

特徴

Baslerの近赤外線カメラは、CMOSセンサーを搭載することで、安価な価格設定を実現しています。

これまでの近世外線カメラは、近赤外線波長域に感度を持つ高価なCCDセンサーを搭載することが一般的でしたが、近年のCOMSセンサーの性能向上により、850nm~の波長帯において40%以上の量子効率(QE)を達成するCOMSセンサーが製造可能になり、CCDセンサーと同等の性能を維持しつつ低コスト化に成功した近赤外線カメラが普及し始めました。

Baslerの近赤外線カメラは、交通監視、製品検査などの産業用カメラとして幅広い用途で利用されています。

バスラー・ジャパン株式会社の会社概要

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赤外線カメラ

アイアールスペック株式会社 赤外線カメラ 画像出典: アイアールスペック株式会社公式サイト

特徴

アイアールスペック株式会社のInGaAs近赤外カメラは、高解像度・量子型InGasフォトダイオードアレイと撮像モジュールを搭載した近赤外カメラです。

InGaAsセンサーサイズは、640画素×512画素(1pixel=15µm)、分光感度特性は、0.97µm-1.65µmの近赤外波長域に感度を持ち、最大量子効率(QE)は90%@1.3µmを示します。

InGaAs近赤外カメラは、半導体製造や防災現場などで使用される産業用カメラ、リモートセンシングカメラなどの用途に適したカメラです。

アイアールスペック株式会社の会社概要

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