近赤外カメラのメーカー16社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
近赤外線とは、電磁波の一種で700mから2500nm波長域の赤外線波長のことで、人間の目で見ることができる可視光よりも波長が長いので、肉眼で見ることができません。
近赤外線カメラは、一般的なカメラでは映すことができない赤外線波長域の光を撮影することができるため、光量が低いような環境でも使用することが出来ます。
物体は、その組成によって光の反射や吸収の仕方が異なっているため、この透過の特性の違いを利用して、人間の目で見えない光を近赤外線カメラを用いることで、目で見えるようにすることが出来ます。
ここで、近赤外線カメラの使用用途について説明します。
近赤外線カメラは、人間の目で見ることができない近赤外線を写すことができるため、監視や検査、観察などの用途で使用されています。
被写体は様々で、医薬品や電子部品などから、農産物や食品など多岐にわたります。
具体的には、農作物の鮮度を判別したり、食品に異物が混入していないかを検査したりすることや、医薬品の成分や、肌の水分分析などに使用されており、今後も更なる使用領域の拡大が期待されています。
続いて、近赤外線カメラの原理について説明します。
近赤外線は、赤外線を波長の長さでさらに分別した中で、可視光線よりも波長が長く、電波よりも短い波長の赤外線で、太陽光中にもあるような日常に身近なので、人体や食物などに照射しても影響のない安全な光であり、色や熱には特徴を示しませんが、光の中で物体に一番吸収されやすい光です。
近赤外線カメラの原理は、物質によって光の反射や吸収の度合いが異なることを利用しており、波長域の異なる光によって見え方が違うので、その違いのコントラストを強調させることで異なる物質同士でも可視化することが出来ます。
被写体に近赤外線が含まれた光を投射すると、異なる物質で光の反射や吸収の違いが、特徴として画像に表れ、これを映すことで可視化しています。
参考文献
https://www.avaldata.co.jp/solution_imaging/near_infrared/near_infrared_camera.html
https://www.avaldata.co.jp/products/imaging/near-infrared-camera
https://www.baslerweb.com/jp/vision-campus/camera-technology/nir-cameras/
https://www.asanumashoukai.co.jp/sanki/industry/photographic-equipment/ingaas
社員数の規模
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歴史のある会社