工業用カメラのメーカー9社・37製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
工業用カメラとは、産業用カメラとも呼ばれており、一般的なデジタルカメラにあるシャッターはなくコンピューターからの入力により撮影を行い、また高温や低温など使用される環境に耐えられるよう丈夫に作られています。
工業用カメラには、モニタリング用とマシンビジョン用の2種類があります。
モニタリング用のカメラにはモニターが接続される場合が多く、ヒトが目視で対象物を観察することを目的としています。デジタルマイクロスコープや監視用に使用されるカメラがモニタリング用カメラです。
マシンビジョン用は製造工程の中に組み込まれ、ヒトの代わりに情報を認識し、取り込まれた画像データをコンピューターが様々な処理を行い、解析結果をアウトプットします。各種産業で自動検査などに使用されています。
モニタリング用の工業用カメラは、防犯カメラ、監視カメラ、車載レコーダー、デジタルマイクロスコープなどに応用されていて、ヒトが目視で対象物を観察することを主な目的としています。ATMやレジなどにも防犯・監視カメラが搭載されるようになり日常生活の中で目にする機会もあります。
マシンビジョン用の工業用カメラは、主に製造工程内で使用されています。ヒトに代わって工業用カメラで撮影した画像をコンピューターで解析し、例えば検査結果を判定するなど検査システムに組み込まれています。用途としては、欠陥・異物検査や液体の容器への充填基準の判定、バーコード読み取り、文字認識など幅広く、自動車、医療、電気電子、物流、印刷など様々な分野の生産自動化に貢献しています。
工業用カメラはレンズとカメラ本体で構成されています。レンズから入った光は、カメラ本体にある撮像素子でデジタルデータに変換されます。撮像素子には可視光、赤外線、紫外線、エックス線などを感知できるものがあります。撮像素子の性能には、撮像素子サイズ、走査方式、イメージセンサーなどがあります。これらの各スペックにより工業用カメラの性能が変わります。
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
「GigE Vision CMOS 小型モデル Mシリーズ」は、高速CMOSセンサーを搭載したPOE対応GigE Visionカメラです。
29mm角の小型筐体設計で取付穴が多く取付が安易です。
筐体がアルミ切削の2ピース構造で作られている為、高い放熱構造を実現することで部品の温度上昇を抑えてカメラの長寿命化を実現しています。
最新のGigE Visionバージョンにも対応し、新機能(PTP機能やAction Controlなど)が追加されています。
また、40万画素~2000万画素までのラインアップをご用意している為、選択肢の幅が広がります。
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