赤外線カメラについての概要、用途、原理などをご説明します。また、赤外線カメラのメーカー7社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。赤外線カメラ関連企業の2023年3月注目ランキングは1位:ファインセンシング株式会社、2位:株式会社PALTEK、3位:浜松ホトニクス株式会社となっています。
赤外線カメラとは、電磁波の一種である「赤外線」を捉えて画像を作成するカメラです。
通常のデジタルカメラでは、人間の目にも見える「可視光」という電磁波を利用して撮影します。こうしたカメラには、暗闇など光源のない環境では撮影が困難といった課題があります。
一方、赤外線カメラでの撮影に用いるのは可視光ではなく赤外線です。赤外線は熱を持つ物体、すなわち絶対零度のものを除きあらゆる物体から出ています。すなわち、赤外線を検知できる赤外線カメラでは、通常のカメラと異なり光源の有無に関わらず撮影が可能です。
赤外線カメラは、通常のデジタルカメラでは捉えられない赤外線を検知できるのが特徴的です。通常のデジタルカメラでの撮影が難しい暗闇などでも問題なく使用できるため、防犯カメラ・監視カメラとして利用されています。
また、撮影対象物が発する赤外線から、その物体の熱や温度に関する情報および物体の組成についての情報を知ることが可能です。そのため、生産工程やインフラにおける温度管理や点検など、単純なカメラとしての用途以外にも赤外線カメラが幅広く利用されています。
赤外線カメラは赤外線を利用して撮影を行う特殊なカメラですが、装置構成や動作原理そのものは通常のデジタルカメラと基本的に同じです。
赤外線カメラには赤外線検知用のセンサー(赤外線センサー)がカメラ内部に組み込まれており、通常のデジタルカメラにおける「イメージセンサー」の役割を果たします。赤外線センサーは、ピクセル(画素)という極小のエレメントが規則的に並んだ構造になっています。
たとえばインジウム・アンチモン製のものは1.5~5.1µmの範囲など、赤外線センサーは材料となる物質ごとに検出可能な赤外線が異なります。そのため、使用前に撮影対象物が発する赤外線が検出範囲に含まれているか確認しておくことが重要です。
また、赤外線カメラでは通常のデジタルカメラと同様に、取り込んだ光をセンサーへ誘導するレンズも備えています。レンズには通常用や近接撮影用などさまざまな種類が用意されており、撮影対象物のサイズやなどに応じて最適なものを選ぶ必要があります。
参考文献
https://www.cornestech.co.jp/tech/webmagazine/webmagazine-168/
https://www.avaldata.co.jp/solution_imaging/near_infrared/near_infrared_camera.html
https://www.cybernet.co.jp/optical/course/word/s23.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1954/29/9/29_9_705/_pdf
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株式会社セキュリティデザイン*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年3月の注目ランキングベスト3
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | ファインセンシング株式会社 |
33.3%
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2 | 株式会社PALTEK |
33.3%
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3 | 浜松ホトニクス株式会社 |
33.3%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年3月の赤外線カメラページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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2022年12月21日