顕微鏡カメラのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
顕微鏡カメラとは、顕微鏡に取り付けて使用するカメラのことで、顕微鏡カメラを接続することで、顕微鏡のレンズをのぞき込まなくても、顕微鏡で見ることができる映像をそのまま静止画や動画として撮影して、モニターに投影したり、データとして保存したりすることが出来ます。
顕微鏡カメラは、カラーカメラやモノクロカメラがあり、色再現性や解像度などがカメラによって異なるため、観察対象の特徴や使用用途に合わせて適した顕微鏡カメラを選ぶことが出来ます。
アナログカメラの他に、USBやHDMI端子でコンピューターやモニターに接続できるので、観察と同時に計測や解析を行ったり、リアルタイムに大人数で観測したりすることが出来ます。
ここで、顕微鏡カメラの使用用途について説明します。
顕微鏡カメラは、顕微鏡で観察することができる映像を静止画や動画としてデータで保存することができるため、研究や現場で様々な用途に使用されています。
例えば、一人の目視確認だけでは根拠に乏しい場合に、データとして観測結果を保存することで、研究発表や資料作成や業務報告等の際に、証拠や根拠の裏付けとして提示することが出来ます。
観測中に同時に計測や解析をしたい場合にも、コンピューターに顕微鏡カメラを接続することで、ソフトウェアで同時に作業を行うことが出来ます。
さらに、実習や発表の際にモニターに映し出して大人数に映像を同時共有することや、診療の際に患者に目視で説明することに使用されています。
続いて、顕微鏡カメラの原理について説明します。
顕微鏡カメラは、顕微鏡が捉えた高倍率の被写体を、カメラでとらえるため、被写体のどの部分にフォーカスして観察しているのかを素早く把握する必要があります。
そのため、高い解像度と高いフレームレートを搭載することで、手動で顕微鏡を動かす素早い動作にも対応し、高画質な映像を同時的に追従することが出来ます。
また、顕微鏡カメラにはカラーカメラとモノクロカメラがあり、カラーカメラは、色補正技術を用いることで標本の色合いを補正し、実際の色と同じものを映像で再現することが出来ます。
モノクロカメラの場合は、電子増売機能素子を用いることでカラーカメラでは検出することが出来ない微弱な信号も検出することができるため、微弱蛍光での同時的な映像化をすることが可能で、特定の用途で能力を発揮しています。
参考文献
https://www.wraymer.com/camera/index.html
https://www.olympus-lifescience.com/ja/cameras/
https://www.microscope-net.com/products/camera/
http://www.bmsci.com/products/?id=1499167483-741708&ca=38&pca=1
社員数の規模
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