赤外カメラのメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
赤外カメラは、赤外線を検知することで光のないところでも物体の様子を検知することができるカメラです。サーモグラフィーや暗闇でも動作することができる特性を利用して様々な用途で使用されています。赤外線は、温度に応じて発せられる、波長が長い光で、受光した部分が赤外線の大きさに応じて温度が上昇します。その赤外線による温度変化を利用することによって、撮影対象や検出対象の範囲の物体の様子を検知することができます。
赤外カメラは、サーモグラフィーのカメラ部分や、医療現場での体温などの温度管理、暗闇でも動作する特性を利用した防犯機器や、光が無い環境で生産する必要がある製品の検査装置、デジタルカメラにおける撮影精度の向上のための機能の一つとして利用されます。赤外カメラの選定の際には、検出精度や画素数、大きさ、メンテナンス性、外的要因に対しての耐久性などを考慮して選定する必要があります。
赤外カメラの動作原理を説明します。赤外カメラは、赤外線集光レンズ、検出素子、処理装置で構成されています。検出素子には、サーモパイルが主に使用されており、情報を入手する画素数の数だけ、サーモパイルが検出素子に埋め込まれています。
動作時は、集光レンズによって、赤外線のみを集光し、サーモパイルに光が移動します。サーモパイルに照射された赤外線は、サーモパイルに到達時にサーモパイルの温度を赤外線の強度に応じて変化させます。その変化量に応じて、サーモパイルは電流を流し、その電流をそれぞれのサーモパイルごとにアンプなどで増幅し、処理装置によって、描写されます。赤外線の強度が大きければ白色に近い点に、赤外線の強度が小さければ黒に近い点になり、物体のあるなしを判定することができます。製品によっては、サーモパイルを冷却するための機構が組み込まれている製品や、高度な画像処理のプログラムが内蔵されている製品もあり、より高精度に画像を検出することができるように工夫されています。
参考文献
https://www.vision-sensing.jp/images/20190523105310000000.pdf
https://www.fujitsu.com/jp/group/labs/resources/tech/techguide/list/ir-sensor/p04.html
https://jpn.nec.com/info-square/mitatv/discover/33/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社