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ELISAキットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ELISAキットのメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ELISAキット関連企業の2024年10月注目ランキングは1位:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社、2位:株式会社ハカレル、3位:ITEA株式会社となっています。
ELISAキットとは、抗体を使った免疫学的測定法(Immunoassay)の一つで、ELISA(Enzyme Linked Immunosolvent Assay)による定量を行うためのキットです。
ELISA(エライザ/エライサ/イライザ)はEnzyme Linked Immunosolvent Assayの頭文字を取った言葉で、抗原抗体反応を利用して微量生体物質を定量する方法です。酵素免疫測定法、酵素結合免疫吸着測定法などの和訳が当てられることもありますが、一般にはあまり使われません。
抗原抗体反応によって微量生体物質を高精度で検出できる観点から、バイオロジー分野で使用されることが多いです。例えば、サイトカイン、ケモカインおよび増殖因子などの血中タンパク質を測定したり、Immuno-Oncology分野ではがん免疫の状況を明らかにするために溶解性の免疫チェックポイント分子を測定する際などに用いられます。
神経生物学では、神経障害を引き起こすとされているAβ、タウ、α-シヌクレインタンパク質の定量に利用されています。その他にも、リン酸化特異的 ELISAキットや免疫グロブリン ELISA キットなど、豊富なラインナップの中から、研究内容・目的に適したELISAキットを選択することができます。また、ヒスタミン、農薬、ダイオキシンなどを測定する際には、競合法タイプのELISA分析が適切です。
ELISAでは、測定したい物質に対し、特異的に結合する抗体または抗原となる物質を用います(抗原抗体反応)。最終的には酵素標識された抗体(或いは抗原)を用い、吸光度測定によって酵素活性を検出・評価します。
この酵素活性の測定によって、溶液中の酵素濃度・抗原抗体反応に関与した試薬中の物質、及び、目的物質の定量が可能となります。主に直接法、間接法、サンドイッチ法、競合法の4つの方法があります。
マイクロプレート上に目的抗原物質(或いは目的抗体)を固相化し、標識した抗原や抗体を直接作用させる方法です。抗原または抗体を作用させた後に洗浄し、マイクロプレート上の酵素活性を検出します。二次抗体が不要なので1工程で行うことができ、短時間で行えます。
まず、マイクロプレート上に固相化された目的抗原物質に特異的な抗体を作用させます。更にその抗体に対して酵素標識済みの二次抗体を反応させ、最後に標識された二次抗体上の酵素の酵素活性を検出します。感度が上がることが特徴ですが、直接法と比べて時間を要します。
試料中の目的物質に結合する抗体を固相化したマイクロプレートを用い、試料を抗原として反応させます。続いて、試料に対して酵素標識した別の抗体を反応させ、過剰な抗体を洗い流した後、マイクロプレート上の酵素活性を測定します。
固相化に用いる抗体と酵素標識抗体とでは、抗原認識部位が異なっているものを選ぶ必要があります。サンドイッチ法では、反応の特異性が直接法よりも高くなり、検出精度が高くなる点がメリットです。
目的物質に結合する抗体を固相化し、濃度既知の標識抗原と、試料を同時に作用させます。試料中に含まれる目的物質が多い場合は、抗体と結合できる酵素標識抗原が少ないため、吸光度が減少します。
逆に試料中の目的物質が少ない場合は、抗体と結合できる酵素標識抗原が多くなるため、吸光度が増加します。サンドイッチ法では検出が難しい分子が小さい場合や、一か所しか抗体の結合部位がない場合なども競合法では測定を行うことが可能です。
前述の通り、特異的な抗原抗体反応を利用して検出を行うため、まず大前提として、試料に対して正しい組み合わせの試薬が用いられている製品を用いることが重要です。また、直接法、間接法、サンドイッチ法、競合法、いずれの場合もそれぞれに一長一短があるため、測定の目的に合わせて一番好ましいものを選ぶ必要があります。
マイクロプレートへの固相化は、疎水的相互作用あるいは共有結合による固相化が一般的ですが、結合様式に応じて正しいマイクロプレートを選択することが重要です。疎水タイプ、親水タイプの種別の他、共有結合用途に向けてアミノ基、カルボキシル基などの加工がされたものなど、多くの種類が販売されています。
参考文献
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/antibodies/immunoassays/elisa-kits.html
https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/category/lifescience/assay_kit/index.html
https://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/elisa.html
https://www.abcam.co.jp/kits/simplestep-elisa-kits-2
http://xn--ockr9eud.com/webinar/elisa.html
https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/00780001.asp?entry_id=2723
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 |
25.0%
|
2 | 株式会社ハカレル |
17.9%
|
3 | ITEA株式会社 |
14.3%
|
4 | 富士フイルム和光純薬株式会社 |
10.7%
|
5 | メルク株式会社 |
7.1%
|
6 | 株式会社メイベル |
7.1%
|
7 | 大塚ホールディングス株式会社 |
7.1%
|
8 | Repligen Corporation. |
3.6%
|
9 | セルスペクト株式会社 |
3.6%
|
10 | イワキ株式会社 |
3.6%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年10月のELISAキットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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価格について: Metoreeに登録されているELISAキットの製品166点の2024年11月17日時点での価格データを元に算出しています。